1/350スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤ...

バンダイ2007-01-27 - バンダイ 価格
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1/350スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト

バンダイ

価格(new/used): -- 円 / -- 円 より
発売日: (2007-01-27) アマゾン売上ランキング: 13078 位
Toy / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 19件

帯に短し、襷に長し
バンダイの造形力の無さを図らずも露呈させてしまった製品です。
細かい部分はプレステ版のヤマトのデザインを取り入れていますが、全体的な形状は旧デザインを意識していると言うより、引っ張られてしまっています。その為、完成させるとちぐはぐな感じが否めません。しかも主砲は相変わらず準備稿のデザインを使用していますし。
ヤマトをキット化する機会はかなり少ない筈。ならば、プレステ版ならプレステ版で、旧デザインなら旧デザインのみに的を絞って立体化の検討をするべきでしたし、その時間はあったでしょう。
バンダイのキット全般に言える事ですが、思い切りの無さが目立ち過ぎで中途半端な印象が拭い切れていません。今やバンダイはキャラクターキットについては、第一人者的な存在なのですから、タミヤのようにキット化の対象とするアイテムに思い切りの良さを求めます。
この価格でこの程度の出来、ではお話にもなりません。
ギミックはいらない
色々なギミックがあるんですが、果たして必要だったのが?そんなことよりも観賞用として、ディテールやフォルムにこだわって欲しかった。

波動砲はヤマト一番のインパクトディテールであるはずなのに、こじんまりしている。パルスレーザー砲周辺のディテールがすかすか。明かりがオレンジって??緑でしょ?

ただ大きさの説得力は認めます。
若いプラモデル設計者さんの頑張りの結晶
このプラモデルを設計した方を2008年の成人の日の朝NHKで放送していた「あしたをつかめスペシャル『ボクらの夢はこうなった』」で紹介していました。
ガンダム・プラモデルの部品設計で苦戦していた若者が、実在した戦艦の設計図まで研究して設計したモデルだと言っていました。夢や希望が見えないとも言われる世の中で頑張っている若者を(NHK的なタッチでですが)紹介する中での一こまでした。
今の私はTV番組と映画作品のヤマトにはあまり好意的な評価を私は持っていませんが、この模型の完成度やこだわりには敬服します。
ただ、多くの方が購入し所有されることは、たぶんこの価格設定では、もともと想定していないものと思います。スターウォーズ好きの会社経営者さんで社長室にヨーダの立像を飾っている人を知っていますが、それとは価格の桁が異なりますが、類似の感覚の商品かもしれません。
私は、残念ですがちょっと買えないな、というのが正直な感想です。
大きさの説得力
尖っているべきところが遠慮なく尖っている、ホントにバンダイのプラモデルか?と思うくらいに。嬉しい反面服に引っ掛けてヒヤッとしたことが何度も。
スナップフィットだけど一度はめたらはずれない箇所も多々あるので分解を想定している方はあらかじめポッチをやすっておくことを勧めます。
波動砲口は結構光沢があるせいか、広告写真ほどの違和感はなかったです。
真鍮製の砲身はあらかじめなにかコーティングがなされていて、プライマーを塗っている途中でそれがフケのようにぼろぼろ剥がれてきました、要注意ですね。
ゲート位置が細心の注意を払って小さく目立たない位置に設えてるところもあれば、目立つのに豪快に大きいところもありちぐはぐな印象。
と、なんだかんだ言っても完成した姿はカッコいい、大きさの持つ説得力なのか、写真と目の当たりにするのでは全然違う、なかなか味わったことのない満足感です。

モノをつくる楽しさを再確認
価格の敷居は高い。そして、思い描くヤマトの形状やカラーとは微妙に違うかもしれない。
しかし、それでも、手に取り、目でモノを見て感じ取れるヤマトを手に入れることが出来る。
僕はその経験を手に入れるために購入しました。
僕同様の模型に関して素人な人は、膨大な部品数に最初は目がくらむかもしれません。
でも、大丈夫。プラモ用ニッパーとヤスリ等を用意して、説明書をきちんと読み、ゆっくりつくればきっと完成できるでしょう。塗装や改造している例を見れば、欲が出てしまいますが、無理をしなくてもいい、普通に組んでもきっちり感動できる「あなたの」ヤマトが完成します。マニアだけでなく素人にも間口を開けてくれている模型です。
モノをつくる楽しさを再確認できたのも大きな収穫でした。
大人の贅沢な時間を過ごさせてもらいました。