天使のいない12月 DVD-ROM版

リーフ2003-09-26 - リーフ 価格 ¥ 5,980
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天使のいない12月 DVD-ROM版

リーフ

価格(new/used): 5,980 円 / 2,750 円 より
発売日: (2003-09-26) アマゾン売上ランキング: -- 位
DVD-ROM / 通常24時間以内に発送
アダルト商品につき18歳未満の方は購入できません。
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 11件

VISTA非対応
このソフトはいろいろ良いレビューがあり楽しみにしていていざプレイしようとしたら出来ませんでした…
どうやらVISTA上ではプレイ出来ないみたいです。注意して下さい
評価が分かれる、作家性の強い作品
本作のライターさんが手掛けたTH2、ADのシナリオの「手放しのハッピーエンドを拒否する姿勢」がいまいち好きになれなかったので、この方が表現したいモチーフを知りたくて購入しました。

結論としては、本作は面白いと思います。
敢えて例えるなら、人情が売りの日本のホームドラマや舞台装置が壮大なハリウッドの大作ではなく、作家の個性を前面に打ち出した欧州映画を見ているような感じです。
それゆえ好き嫌いは分かれるところでしょう。
孤独は辛い。けれど他人との心の繋ぎ方が分からないから、とりあえず身体を繋いでみた。けれどもそれで直ちに心まで満たされるわけではない・・・
そんな、多くの人が青春時代に経験する愛と性の問題を、ヒロインごとに味付けを変えながらしっかり読ませてくれます。
音楽はさすがLeafといったところ。楽曲以上に、キャラクターや場面とのマッチングが素晴らしいです。

本作は鬱ゲーと言われることも多いようです。
確かに、どのシナリオも登場人物の全てが幸せになれるわけではないし、ヒロインとようやく心を繋ぐことが出来たか、繋ぐためにお互いがしっかり向き合う覚悟をするところで完結するので、決して明るいエンディングとはいえません。
けれど、主人公とヒロインの明るい未来が想像し得る点で、厳密には鬱ゲーではないと思いました(真帆シナリオは少し毛並みが違いますが)。

難を言えば、どうして主人公はこんなに斜に構えているのか理解しがたいこと、ヒロイン達の心の問題の原因について必ずしも説得力ある説明がなされておらず、「こんな闇を抱えている子です」といきなり結果だけ提示されたような感があることです。

ところで、TH2との関係ですが、私は本作でのこのライターさんの作家性は「あり」だと思いましたし、今後もこの方の作品には期待できると感じましたが、「ハートフル」なシナリオを前提とするTH2シリーズではやはり起用すべきではなかったと今でも思っています。
確実に人を選ぶ作品
この作品は、ギャルゲーに対する思考を抜本的に考えさせられた作品です。

全ストーリー・全エンティングをプレイし終え、個人的な見解としてはこの作品には少なからず綺麗事は皆無です。

そういう意味ではある程度の人生経験や心にゆとりや覚悟が無ければ、耐えられない内容になっており、人によっては価値観を変えられてしまう作品ともなりうるかもしれません。

作品の主人公については、かなり斜めに現実と向き合っている所為か、リアルに共感出来づらいかもしれません

内容的には、主人公自身が思い描いていた人間関係は物語が進んでいくなかで状況の変化(主に肉体関係等)によって価値観の変化に苛まれる事になります。

ただ、そういった主人公の心の陰欝や葛藤を表現する演出は、評価出来ると思います。

作品のヒロインについても主人公同様に何処かズレています。
(主人公と似たような心に暗いモノが…。)

ストーリー進行上、ヒロインによってはギャップが生じますが
まぁ、人それぞれ見解の相違があるという事なのでしょう。

作品の主題歌やBGM等は素晴らしい出来具合でした。
ギターサウンドをベースにしているため、作品によくマッチしています。

CG関しては、流石の一言に尽きます。
(一種の芸術作品かと…。) 特に絵師はLeafの人気イラストレータ-、なかむらたけし氏とみつみ美里氏が担当されており、特にみつみ美里氏のファンである私は (なかむらたけし氏ファンの方、スミマセン)みつみ美里さんがこの作品の担当絵師と知ったときは大変嬉しい限りでした。

しかし、この作品は簡単に人に勧める作品ではないと感じています。

あくまでも明るく楽しい作品を好まれる方や作品にキャラクター萌えやシュチュエーション萌えを求められる方は止めておいた方が良いでしょう。
決してお勧め出来る内容の作品ではありません。

前文でも書いていますが、本当に人を選ぶ作品です。合わない人には徹底的に合いません。

現実の恋愛の様なリアリズムに満ちた作品を希望される方は良いかも知れません。
“きみが望む永遠”や“水夏”又は“何処へ行くの、あの日”等をプレイされ、満足された方は購入してはいかがでしょうか。

最後になりますが、長々と滝の様なレビューでスミマセン。
※閲覧有難う御座います。
未来へ
純愛系のゲームをプレイしたあとにこのゲームをプレイすると凹みます。



とても現実的なゲームです。主人公は万人には受け入れられないような人物です。社会に背を向け生きており、ネガティブ思考です。感情移入するには難しいと思いますが、しかし、どこか自分と似ている箇所があり共感できるところが少しばかりありました。


ヒロイン達も心に暗いものを抱いています。ヒロイン達の髪の色は黒系か茶系しかなく、制服も奇抜でない普通のセーラー服なのでリアリティあります。主人公に妹がいますが毛嫌いされています。今まで見てきた妹キャラと全然違う感じですが思春期の妹と考えればこれが普通なんでしょうね。



最初主人公は、愛し愛されなくてもHはできる。心が通じ合わなくても体は合わせられる。と考えてましたがヒロイン達と出会うことで考え方が少しずつ変わってゆきます。しかし変わるまでの苦悩と葛藤の過程がゲームに詰まれています。



どのヒロインも心に残りましたが、透子がとても可哀想でした。透子トゥルーエンド以外の他ヒロイントゥルーエンドで透子に明るい未来があるとは思えませんでした。トゥルーエンドしたとしても問題を残したままのものもあり不完燃焼にも感じました。そこにアフターストーリー的なものがあれば良かったと思います。

BGMやOPは心に残ります。ただストーリーが短いです。ヒロイン1人あたり2〜3時間があればクリアできます。

救いようのない未来かもしれないですが彼らは暗中模索しながら明日に向かっているのだと感じました。
リアリティビジュアルノベル
もしかしたら、本当にいるかも知れないヒロイン達と、もしかしたら本当にありそうなシチュエーション。
攻略対象じゃないけど、えみりの
「バカ兄!!」が特にそう感じました。

何かいろいろと間違えつつもこうするしかないという雰囲気も感じられました。
エンディングはハッピーエンドではないエンディング。それでも未来はある終わり方でした。

そして確信しました。このゲームはメディアミックスにならないと。
なるとしても無理矢理話が変わりそうです。
もちろんならない方がいいですけど。

雪緒シナリオで主人公の口から
(口でしたよね?)血がでた時、彼女が出血を止めるために口をずっと押さえていたところが何気によかったです。

あと、全シナリオクリア後に声優さん達のメッセージがあったのもよかったです。
今でもよくきいたりしています。
ビジュアルはリーフでお馴染みの絵師さん達でしたがリアリティを損なう事はないです。