現代潜水艦ファン必携の1本です。
プレイヤーは米海軍のシー・ウルフ級か改ロサンゼルス級、またはロシア海軍のアクラ(I改・II)級潜水艦の艦長として、26の「ミッション」や米露それぞれ14のミッションから成る「キャンペーン」に参加することになります。このゲームの特徴を一言で言うなら、「見えるものが全てではない」ということ。
潜望鏡深度以下では周囲を知る手段は主に「聴音」を頼るわけですが、そこから得られる情報は往々にして曖昧、ディスプレイ表示も推測情報でしかないため、その正否を判断する必要があります。
しかも反応に対する情報が推定されるにつれ描かれる3D画像は、あたかも「その艦船がそこに居る」感を強め、より悩ませてくれます。
だからと言ってより正確な情報を得!られる手段-レーダーや潜望鏡、アクティブ・ソナーを使えば、敵に自艦の位置を知られてしまう可能性が高まるのです!
不確定な情報を元に攻撃を敢行するか、それとも危険を承知で確実な情報を望むか、まるで映画さながらの緊迫感ある戦闘が楽しめます。
しかも作戦海域には自艦と敵の他にも、民間船や第3国の艦船が居たり、氷山が浮いていたりします(ミッションは戦闘の他、救助や護衛、探索、脱出などのパターンが用意されています)。
なおこのゲームにはミッションを自由に作れる「ミッション・エディタ」もあるので世界16ヶ国に及ぶ艦船・航空機・潜水艦データと組合わせて自分だけのミッションを作成出来るほか、オプションでインストール出来る「マッチ・プレイ」ではネット対戦が楽しめ、同じくオプ!ションで「ボイス・コマンド」をインストールすればなんと声によって潜水艦を操作出来るのです(使えるコマンドは英語のみですが(笑))。
難点はとにかく難易度が高く(簡単になる設定も一応ありますが…)、また説明書だけでなくディスク上の「オン・ライン・マニュアル」までしっかり読まないとまず操作出来ない点です。
潜水艦が3種類だけしか無いのは…各艦のパネルがそれぞれ違うので、その違いに面食らうという意味で難点かも知れません(笑)。
この価格も魅力ですが、興味本位ではなく、むしろ手応えのあるゲームをお探しの方にお勧めしたい1本です。