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R.シュトラウス:4つの最後の歌 |
| フレミング(ルネ)2008-11-26 - ユニバーサル ミュ... 価格 ¥ 2,500 | |
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フレミング(ルネ) ユニバーサル ミュージック クラシック 価格(new/used): 2,500 円 / -- 円 より 発売日: (2008-11-26) アマゾン売上ランキング: 191643 位 CD / 近日発売 予約可 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 1件
本物ほど埋もれてしまうクリスチャン・ティーレマンは現在最も力のある指揮者であると思う。彼は珍しくも歌劇場の叩き上げだという。 今から考えれば、彼のここ数年リリースしたブルックナーの第5、ブラームスの第1、モーツァルトの『レクイエム』などは、稀有なる音楽であったのだ。 本ディスクは輸入盤で購入したが、宣伝も地味であり、彼を推す批評家もほとんど見かけない。 ティーレマンのものは出来るだけ褒めておきたい。断っておくが、評者は関係者ではない。 しかし、どっちにしろ崩壊寸前のクラシック業界では、フルトヴェングラーやワルター、クナッパーツブッシュなど大昔の巨人達に頼らざるを得ないから、新譜は味噌もクソも同じ扱い。まして、ラトルや小澤のような派手さがない演奏家は、一部の目利きが評価しても、手に取られることが少ない。別に評者が目利きであるということではない。たまたま聴いてみたら本物だったというだけである。 本物であれば本物であるほど埋もれていく。読者やリスナーがお客さん扱いされて、カスタマイズ商品に甘やかされてばかりいると、こういう事態はドンドン進む。 ネット屋さんの「お客様向けワン・ツゥー・ワン・マーケティング」は、多様な消費活動を損なうのである。当たり前だ。そこではネオリベ経済論者の大好きな自由競争すら阻害される。 これまた当たり前。当の商人達は、自分のところの商品さえ売れればそれでよいのだから。しかし、これこそを「合成の誤謬」というのである。「お客様」「お客様」を連呼する輩には注意が必要だ。選択の多様性が失われると全体のパイも小さくなって、やがては全体が一気に潰れてしまう。 かくして、グラモフォンと契約するティーレマンはまだしも(ティーレマンにしてこんな具合だが)、本物ほど埋もれていき、我々は乏しい選択肢の中で、あれはどうこれはどうとレビューなどをしながら、ますます貧しい文化生活を送ることになるのである。これこそ貧困の帰結。その一つの現われではないか? いまやニュースなどジャーナリズムの成果もカスタマイズされており、最早「死にいたる病」ではあるが・・・・。 |