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ショパン・リサイタル |
| ポリーニ(マウリツィオ)2008-09-17 - ユニバーサル ミュ... 価格 ¥ 2,400 | |
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ショパン・リサイタルポリーニ(マウリツィオ) ユニバーサル ミュージック クラシック 価格(new/used): 2,400 円 / 2,100 円 より 発売日: (2008-09-17) アマゾン売上ランキング: 2768 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 3件
評論家を疑へ素晴らしいとしか言いようがない音楽。 かつてポリーニは、日本の著名評論家たちによって「仏つくって魂いれず」と、こき下ろされた。 技術はあるが内容がない、冷たい音楽家だ、というわけだ。 ところがどうだ、この演奏は。 こんな凄い音楽、そうそう聞けるものではない。 数年前の来日時に聴衆は総立ちで拍手喝采した。 燃えるような演奏だった。 このCDはミュンヘンでのライブ録音ということだが、きっと同じ景色がそこにあったのだろう。 あのいい加減な評論家は、どう反省するのか。 いや、ひょっとして、今この演奏を聴いても、過去と同様にこき下ろすのか。 さすがにそれは不可能だろう。 ポリーニは変わっていない。ずっと同じひとりの音楽家だ。 録音のすえミュンヘンの聴衆の拍手が消されているのは、確かに惜しいことだ。 でも演奏の凄さが掻き消えることはない。名盤の極み。 ポリーニの新たな意趣を感じる選曲夜想曲全集(2005年録音)以来のポリーニによるショパンであるが、今回は従来のような「同じカテゴリの作品を集めたアルバム」ではなく、「同時期に作曲された作品を集めたアルバム」となった。この点がまず意外である。これまでポリーニが作品を録音するにあたって、このような企画的意図を持つことはなく、むしろそれと違う次元のアプローチをクールに心がけるタイプだと思ったからだ。私は、かつてアシュケナージがショパンのピアノ独奏作品を録音するとき、今回のポリーニのように「作曲年代」順の録音を行っていたことを思い出す。もちろん、それでも全体を通して一貫したレベルにあり、そのため、それを夜想曲集やポロネーズ集という形で再編集しても、まったく「型ずれ」のようなものはおきなかったのだが、それでもポリーニの場合、メインのソナタ第2番やそれに継ぐ大曲のバラード第2番が「再録音」に当たる分だけ意外さも増した。作品37の夜想曲が収録から漏れているのは、さすがに直近の録音から間が無さ過ぎたためだろう。 というわけで、ここに収録されているのは1837年から1839年にかけて生まれた作品たちである。1837年というとジョルジュ・サンドとの恋愛関係が始まった年でもあり、マジョルカ島への逃避滞在の時期も重なっている。音楽への情熱と憂いが率直に表現された作品たちだと思う。 いずれも再録音となるソナタとバラードは早めのテンポでダイナミックな活力に満ちている。ソナタの第1楽章で再現を提示部から繰り返しているが、音楽に冗長感はみられずビシッとしている。しかも旧録音に加えて表現の幅が増しており、第1楽章の展開部の多層な響きは充実感があって見事。 3曲のワルツはいくぶん乾いたタッチで粒立ち良い音色が心地よい。第3番の悲しみも高雅に昇華されていて、さすがにポリーニのショパンであると唸らされる。第4番の華麗な演奏効果も上々。マズルカもインテンポで感情を抑えた伴奏により、旋律が気高さを纏う印象的な演奏。しかし、個人的に一番その美しさに打たれたのは即興曲第2番である。この曲の持つ様々な感情を決して過度にならず適切に表現し、かつ他の魅力も様々に伝わってくる。私にとって、この曲がこんなに名曲として響いたのは久しぶりだった。 待望のワルツも初録音!今年で66歳となったポリー二の2008年3月ミュンヘンにおけるオールショパンリサイタルのライヴ盤。 今回初収録となったワルツに興味が及びますが、近年のポリーニの演奏から予想されたとおり、 しっかりとしたテクニックに裏打ちされた温かくも奥深い演奏に仕上がっており、 “ショパンの練習曲集”や“ペトルーシュカ”など、 ポリーニをデビュー以来追い続けてきたファンの期待を裏切らない しっかりと地に足の着いたお洒落で知的な“大人のワルツ”が堪能できます。 スマートな演奏のため何度聴いても飽きることが無く、是非ワルツ全集も期待してしまいます。 ピアノソナタ第2番「葬送」は、1984年収録盤に比較すると“凄味”が影を潜めたものの、 一音一音しっかりとかみしめながらのピアノの音色自体には ますますの深みと輝きが加わっており、どっしりとした印象をうけます。 とても細やかなルバートが随所に聴かれ、これがとても効果的です。 曲間での聴衆の拍手が全てカットされている点のみが残念でした。 |