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メシアンへのオマージュ |
| エマール(ピエール=ロラン)2008-07-09 - ユニバーサル ミュ... 価格 ¥ 2,900 | |
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エマール(ピエール=ロラン) ユニバーサル ミュージック クラシック 価格(new/used): 2,900 円 / 2,990 円 より 発売日: (2008-07-09) アマゾン売上ランキング: 140355 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 1件
メシアン生誕100周年に相応しいアルバム2008年は1908年生まれのオリヴィエ・メシアン(Olivier Messian)の生誕100年にあたる年である。そんなわけで、一つ魅力的なアルバムが登場した。エマールによるメシアンのピアノ独奏曲集である。エマールにとってメシアンのピアノ独奏曲の録音は、かつてTELDECレーベルから出ていた「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」以来だと思う。 メシアンの作品にはいくつも特徴があるが、代表的なものを挙げると、「移調の限られた旋法」を用いていること、形式面では単純で反復構造の多いこと、創作衝動の源泉にカトリック信仰があること、そして1930年以降鳥の歌のリズムの探求があることといったところだろう。冒頭の「8つの前奏曲」はこのうち特有の「旋法」使用のイメージが強い。印象派的な音階を用いながら、しかしあくまで個性的なソノリティである。エマールの演奏は技術レベルが高く、その古典性と斬新性を同時によく伝えている。第1曲の「鳩」は冒頭の見事な音色でたちまち惹きこまれるし、第2曲「悲しい風景の中の恍惚の歌」ではオーソドックスな音階の不思議な移調が魅惑的に響く。「火の島第1曲、第2曲」はインドのリズムとともに12音音階の論法も含み、かつ古典的なグレゴリオ聖歌の旋法を扱っている。エマールはこれらの意図を楽譜に忠実にかつ高精度に表現していて、リズムの明確さ、強弱の凄まじさ、アタックの効果の高さとまさに圧巻と言える。 鳥のカタログは1956-1958年に作曲された全13曲(演奏時間2時間半)の巨大な曲集で、ウゴルスキが1993年に録音した全集が聴き応えあったが、当アルバムではそこから「モリヒバリ」と「ヨーロッパウグイス」の2曲が選ばれている。こちらもウゴルスキの演奏以上の抽象化を感じる内容で、安易な妥協点を求めない清廉な演奏に聴こえる。おそらくはメシアンのピアノ独奏曲演奏として一つの極みに達したものだろう。 |