Mahler: Symphony No....

2008-06-10 - LSO 価格 ¥ 1,976
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Mahler: Symphony No. 1 [Hybrid SACD]


LSO

価格(new/used): 1,976 円 / 4,541 円 より
発売日: (2008-06-10) アマゾン売上ランキング: 118990 位
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収録曲のリスト
  1. Symphony no 1 in D major 'Titan': 1st movement, Langsam schleppend
  2. Symphony no 1 in D major 'Titan': 2nd movement, Kräftig bewegt
  3. Symphony no 1 in D major 'Titan': 3rd movement, Feierlich und gemessen
  4. Symphony no 1 in D major 'Titan': 4th movement, Stürmisch bewegt
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 3件

音楽の演奏はすべて余計な解釈から成り立っている
ロシア音楽もマーラーも大して好きではないのだが、ゲルギエフにはシンパシーを感じているので、プロコフィエフのシンフォニーやコンチェルトとかこのマーラーのディスクを盆休み用に一気買いしてまとめて聴いてみた。
ゲルギエフが嫌いな人というのは案外いるようですな。そのほとんどは、あの野性的な風貌から判断して、荒々しいとか強引だとか恣意的だとか言って嫌っているようにみえる。

「ソヴィエト音楽」のショスタコーヴィチなどを聴けば、ゲルギエフが緻密で精妙な配慮を持った指揮者であることは、評者のようなド素人の耳にも明らかであると思われる。ロストロポーヴィチとか、ロジェストヴェンスキーのほうが遥かに荒々しいし、所謂ロシア的な演奏だ。マッチョな演奏と言ってもよい。

ゲルギエフは本ディスクの『巨人』でも、よくぞここまでというほどの読みだと思われる。余計なものをスコアに持ち込んでいるとは、評者には全く思われない。ゲルギエフのベスト演奏と目される『レニングラード』にも似て、むしろ抑制的、禁欲的な演奏ではなかろうか。マーラーでは最近ジョルジュ・プレートルの第5を耳にしたが、こちらの方は奔放自在に「余計なもの」を持ち込んでいた。「余計なもの」云々でいえば、フルトヴェングラーもバーンスタインもカラヤンも随分と余計なものを持ち込んでいるなあ。でも余計なものとは一体何を指すのか?
グールドなどは余計なものどころの話ではなかろうし、音楽自体がそもそも余計なものではないか? スコアの正典テキストからすれば。余計なものとか演奏解釈などには、どうにも宗教論争めいてくるのである。こうして後続する解釈が異端視されていくのかもしれない。
マーラーの本質が分からない馬鹿げた演奏
ゲルギエフという人は風貌どおりのむさくるしい人間です。
スコアに余計な解釈を持ち込む指揮者としては、ストコフスキー以来の
ものすごいものを持っていると思います。
しかし、ムソルグスキーなら許されても、マーラーでは絶対許されません。
マーラーの音楽は心の音楽なのです。こけおどしは不要なのです。
ゲルギエフ指揮ロンドン響のものにはすべて作為的なフレーズが溢れ、
聴くに堪えません。ここで5ポイントを入れる人はレコード会社の回し者です。
彼の全ての演奏に星1つを入れます。
クラシック界にこいつはいらないのです。
緻密に計算された知的な演奏
ゲルギエフという人は外見がむさ苦しいので、脂ぎったギトギトした演奏しかできないのかと思ってたら、違った。「バーンスタインは外見が格好いいから、演奏も格好いいげど、ゲルギエフは・・・」などと、人を外見で判断してはいけない...と反省した。私はゲルギエフが緻密に計算された知的な演奏もできるとは知らなかった。たとえば第1楽章はポリフォニーが効果的な楽章だが、そのポリフォニーが、かぶらず、ちゃんと聞こえる。そしてその第1楽章と続く第2楽章だけ聴けば、たしかに脂気が多いように聞こえた。しかし、そのあと、第4楽章で修正される。第1楽章が第4楽章への伏線としてよく生かされていることに気づく。ゲルギエフには、バーンスタインの見通し良さ、語り口の上手さは感じない。しかし、彼は、それに代わる何かを持っており、バーンスタインのスタイルとは違うやり方で、音楽にストーリーを与えているように思う。私はそれを第4楽章に非常に強く感じる。それは「節度」かも知れない。ゲルギエフの第4楽章は微妙なところで、うまくコントロールされているように感じる。繰り返すがゲルギエフは脂ぎった高カロリーの演奏しかできないと思っていたが、そうではなかった。このマーラーはヘルシーだ。2008年録音。