ブラバン・クラシック「惑星」&「展覧会の...

バンクス(エリック)2008-04-23 - EMIミュージック... 価格 ¥ 2,262
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ブラバン・クラシック「惑星」&「展覧会の絵」

バンクス(エリック)
EMIミュージック・ジャパン

価格(new/used): 2,262 円 / 2,252 円 より
発売日: (2008-04-23) アマゾン売上ランキング: 33465 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. 組曲『惑星』作品32[全曲] 火星:戦争をもたらすもの
  2. 組曲『惑星』作品32[全曲] 金星:平和をもたらすもの
  3. 組曲『惑星』作品32[全曲] 水星:翼をもつ使者
  4. 組曲『惑星』作品32[全曲] 木星:快楽をもたらすもの
  5. 組曲『惑星』作品32[全曲] 土星:老年をもたらすもの
  6. 組曲『惑星』作品32[全曲] 天王星:魔術師
  7. 組曲『惑星』作品32[全曲] 海王星:神秘主義者
  8. 交響詩『ローマの松』 I:ボルゲーゼ荘の松
  9. 交響詩『ローマの松』 II:タカコンブ付近の松
  10. 交響詩『ローマの松』 III:ジャニコロの松
  11. 交響詩『ローマの松』 IV:アッビア街道の松
  12. 組曲『展覧会の絵』 第1プロムナード
  13. 組曲『展覧会の絵』 I:こびと
  14. 組曲『展覧会の絵』 第2プロムナード
  15. 組曲『展覧会の絵』 II:古城
  16. 組曲『展覧会の絵』 第3プロムナード
  17. 組曲『展覧会の絵』 III:テュイルリー(遊んだ後の子供の口げんか)
  18. 組曲『展覧会の絵』 IV:ブイドロ(牛車)
  19. 組曲『展覧会の絵』 第4プロムナード
  20. 組曲『展覧会の絵』 V:殻をつけた雛の踊り
  21. 組曲『展覧会の絵』 VI:サミュエル・ゴールデンベルクとシュムイル
  22. 組曲『展覧会の絵』 第5プロムナード
  23. 組曲『展覧会の絵』 VII:リモージュ、市場(重大なニュース)
  24. 組曲『展覧会の絵』 VIII:カタコンブ(古代ローマ時代の墓)
  25. 組曲『展覧会の絵』 死せる言葉による死者への話しかけ
  26. 組曲『展覧会の絵』 IX:鶏の足の上の小屋(バーバ・ヤガー)
  27. 組曲『展覧会の絵』 X:キエフの大門
  28. ロシアの復活祭序曲(輝かしき休日)作品36
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

「惑星」だけ目当てで買うのはもったいない
このCDは、エリック・バンクス指揮ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ(ロンドン交響吹奏楽団?)による吹奏楽演奏の2枚組です。ブックレットによりますと、ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラは、ロンドン五大オーケストラのブラス・セクションから主要な奏者を動員して結成された、この録音のための企画編成だそうです。

曲目は、ホルスト「惑星」、レスピーギ「ローマの松」、ムソルグスキー「展覧会の絵」、リムスキー=コルサコフ「ロシアの謝肉祭」です。総演奏時間は約2時間です。「惑星」についてだけ言いますと、その吹奏楽版は2008年8月現在とても貴重です。なぜなら、吹奏楽版「惑星」は、フェネル指揮佼成ウィンド版などの名盤が存在するにも拘らずそれらが現在生産されておらず、このCDを除くとライヴ版しか手に入らないからです。

「惑星」の編曲は、好みは分かれるかもしれません。原曲尊重という立場を貫いているので、目立ったアレンジが見られないからです。ともすれば弦をクラリネットで置き換えただけ、という印象を与えかねません。私はちょっと残念でしたが、それはそれで価値のあることだとは思います。

また、そのアレンジに起因する演奏上の問題もあります。原曲尊重ということで、原曲通りの調を用いているのです。クラリネットやトランペットは、自分が「レ」を吹いているつもりでも実際出ている音は「ド」なのです(移調楽器という)。ですから大抵、そうでない弦を含めた曲を吹奏楽に編曲するとき、移調楽器で演奏しやすいように1音ずつ下げる、という処置をします。ところが、この盤の編曲は原曲と同じ調なので、特に「木星」の始めでクラリネットが非常に危うげです。

録音は、ライヴではありませんがスタジオ録音です。私はこの盤ぐらいの水準ならばそれ以上は全然気にならないので、あまり言及はしないでおきます。

それから、ブックレットの質も特筆に値すると思います。わざわざ帯にそのことを明記するぐらいですから。「惑星」のCDを私は10枚以上持っていますが、そのどのブックレットにも書かれていない情報が満載です(もちろん吹奏楽だけにしか関係のない話を除いても、です)。「ローマの松」にしても、かつて私は原曲を聴いたもののいまひとつ理解できなかったのですが、このブックレットを読んでから改めて聴き直すと、目からウロコが落ちたかのごとき感動を覚え、一気にこの曲が好きになりました。それくらいすごいブックレットなのです。

またそれ以前の問題で、吹奏楽のCDは大抵1枚で2000円を超えてしまうことがほとんどなので、2枚組でこの価格なら良心的と言ってよいでしょう。商品名も「『惑星』&『展覧会の絵』」となっていますが、実際には「『惑星』&『展覧会の絵』&モアー」なのです。きっと至福の2時間を味わえますよ。