ザ・シーン・チェンジズ+1

バド・パウエル2008-03-26 - EMIミュージック... 価格 ¥ 1,456
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ザ・シーン・チェンジズ+1

バド・パウエル
EMIミュージック・ジャパン

価格(new/used): 1,456 円 / 1,350 円 より
発売日: (2008-03-26) アマゾン売上ランキング: 1899 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. クレオパトラの夢
  2. デュイッド・ディード
  3. ダウン・ウィズ・イット
  4. ダンスランド
  5. ボーダリック
  6. クロッシン・ザ・チャンネル
  7. カミン・アップ
  8. ゲッティン・ゼア
  9. ザ・シーン・チェンジズ
  10. カミン・アップ(別テイク) (ボーナス・トラック)
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 6件

『クレオパトラの夢』はパドの最後の輝き
ジャズ好きなら周知の事柄だが、『The Amazing Bud Powell』と題されたブルー・ノートのアルバムはvol.1からvol.5まである。ジャズ好きの大好きなオリジナルのレコード番号でいうと、BLP-1503、1504、1571、1598、4009ということになる。ちなみに録音はvol.1(1949年・51年)、vol.2(1949・51・53年)、 vol.3(1957年)、vol.4(1958年)、vol.5(1958年)となっている。ここで重要なのがパド自身が1951年8月から約1年半ピルグリム精神病院で電気治療を受けていた、という事実だ。この治療がパドをダメにしてしまう。つまりvol.1・2こそが希有な絶頂期のバド・パウエルの姿と言えるものなのだ。

治療後のパドは大江健三郎の『日常生活の冒険』や『厳粛な綱渡り』に登場してくる。パドはクラブ『サンジェルマン・デ・プレ』に実名で登場するのだが『病めるセイウチ』と表現されている。

このvol.5、特に『クレオパトラの夢』は天が与えた才能を電気治療のために急速に失いつつあるパドの最後の輝きなのだ。パドは1966年、長かったヨーロッパ生活から帰り、41才でこの世を去っている。
夢見心地
Bud Powell(p)Paul Chambers(b)Art Taylor(ds)

58年録音のバド・パウエルの後期傑作が本作。何といっても、うっとりしてしまうほど
美しい「クレオパトラの夢」に尽きる。バドの右手の指使いが紡ぎだすメロディーラインの
艶やかさ、輝きといったら本当にエクセレントだ。
いわゆる技巧的な部分ではなく、メロディの品のよさ、綺麗さをフィーチャーしてるので
玄人連中がとやかく批判したりするが、実際問題ここまで美しいメロディを聴かせてくれると
純粋に感動するよ。まったく無駄に聞き慣れて、年をとるってのは嫌なもんだ(笑)。

だが当然、ジャズファンにも、特にピアノ・トリオ形式が好きな方にはお奨めだ。ジャズに
縁のない人が聞いてもうっとりできるだろう。
名盤というより愛聴盤としての価値
バド・パウエルの全盛期は40年代の終わりから50年代の初めにかけて。アメイジングの1集、2集をはじめその頃に集中している。50年代半ばには使命を終え、ソニー・クラークやホレス・シルバー、バリー・ハリスといった追随者たちによって受け継がれ、抜け殻のようになっていったパウエル。パリ時代には酒で太ってしまったパウエルをトドに例えたのは大江健三郎氏だった。このアルバムはハード・バップ全盛期に吹き込まれ、サイドメンもポール・チェンバースとアート・テイラーというベストメンバーで構成され、パウエルもいつになく好調のようだ。特に美しいメロディをもったクレオパトラの夢は人気で、僕も高校時代に何度となく聴き込んだ。盛りを過ぎたスポーツ選手が時折見せる肩の力を抜いた技ありの1枚がこのアルバムであり、凄みよりも親しみと愛着がわく演奏である。名盤というより愛聴盤としての価値を感じる人には手元におきたいお奨め盤。
ご機嫌なBud Powell
~ どうしてこんなにご機嫌なんだろう。僕はいつもウィークエンドの夕飯は
Jazzを聞きながらだらだらとご飯を食べる。お酒は駄目なのでやらないが。
特にBudは豊饒な時間を与えてくれる。Budを聞かずに一生を過ごすのは
もったいない。些細なところに幸せはある。案外、知らずにあるいはあま
りに貪欲なるが故、そんな幸せにたどり着けないのかもしれない。こ~~の間、
5枚いっぺんにBudを買ったがその中でもこれは秀逸だ。~
マイナー調の美しい曲
バド・パウエルと言えば「クレオパトラの夢」日本人好みのマイナー調の美しい曲。これぞ名曲中の名曲だ。ポール・チェンバース(ベース)、アート・テイラー(ドラム)と夢のようなメンバー。麻薬中毒だったとは信じられない指使い。バド・パウエル、やはり天才だ。(松本敏之)
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