レスピーギ:ローマの松(ローマ三部作)

フィラデルフィア管弦楽団 ムーティ(リッカルド)2008-03-26 - EMIミュージック... 価格 ¥ 1,500
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レスピーギ:ローマの松(ローマ三部作)

フィラデルフィア管弦楽団 ムーティ(リッカルド)
EMIミュージック・ジャパン

価格(new/used): 1,500 円 / 1,365 円 より
発売日: (2008-03-26) アマゾン売上ランキング: 1367 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

超名演!
とにかく素晴らしい。本当に美味い料理は形容する言葉が出ないというが、音楽も同じ。録音当時まだ若かった、イタリア人指揮者リッカルド・ムーティのイタリア人気質と情熱、職人集団フィラデルフィア管弦楽団の豪華絢爛な明るいサウンドが、イタリアの作曲家レスピーギの「ローマ三部作」を「これ以上は不可能」と言えるほど見事に奏であげ、超のつく名演奏を繰り広げる。アメリカ・オケの中でも最も音量の大きなオケと言われることもある、フィラデルフィア管弦楽団は幅広いダイナミクス・レンジで、かなり大きな音までだすが、まだ余力があることがわかる、余裕の響きで、力みのない、結果、濁りのない、澄んだサウンドで、「松」、「噴水」、「祭り」を華麗に演奏する。録音も優れていて、家のステレオでも十分にホールで聴いているかのような臨場感がある。オケがアメリカのオケで、音が太いため、イタリア・オケの少し線の細い、でも非常に華麗なサウンドとは異なっており、本当に「イタリア音楽としての完成度は高いか?」という疑問はあるが、この演奏はこの演奏として、その価値は高く評価されるべきものであると思う。それぞれの曲、楽章のテーマの「描写」も素晴らしく、聴いていて、情景が目の前にぼんやりと広がるような感じがする。デュトワ指揮モントリオール交響楽団の演奏を高く評価する人もいるが、デュトワ版はオケのサウンドが「涼やか」過ぎて、何か物足りないと思う。モントリオール交響楽団を「フランスのオケよりフランス的」と評価する評論家先生もいるが、モントリオール響のサウンドはあくまでもカナダの気候・風土が生み出したもので、あのオケのサウンドに常に漂う「涼やかさ」は決して「フランス的」ではない。それに対して、このムーティ版はフィラデルフィア管のサウンドが明るくて、「イタリア的」な雰囲気を再現することに成功している。ある意味、オーケストラ芸術の醍醐味を「味わう時間」を与えてくれる演奏だ。ホールで、こんな演奏をされたら、普段は冷静な筆者も「ブラボー」と叫んでしまうかもしれない。
ちなみに、最近のCDで、イタリア・オケによる優れものは、ダニエレ・ガッティ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の「ローマ三部作」です。