ラヴェル:ダフニスとクロエ全曲

パリ音楽院管弦楽団 クリュイタンス(アンドレ)2008-02-20 - EMIミュージック... 価格 ¥ 1,358
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ラヴェル:ダフニスとクロエ全曲

パリ音楽院管弦楽団 クリュイタンス(アンドレ)
EMIミュージック・ジャパン

価格(new/used): 1,358 円 / 1,348 円 より
発売日: (2008-02-20) アマゾン売上ランキング: 73133 位
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収録曲のリスト
  1. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 序奏~宗教的な踊り
  2. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 若い娘達はダフニスの気を引き、彼は踊る彼女達に取り巻かれている。全員の踊り
  3. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 ドルコンのグロテスクな踊り
  4. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 ダフニスの優しく軽やかな踊り
  5. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 (勝利の)報酬を受けるダフニス/リュセイオンの踊り
  6. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 海賊の騒音が聞こえる、(海賊の)来襲の声が迫る...女性達が舞台を横切る、海賊が追う...(ダフニスは)絶望のあまり我を忘れる、
  7. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 [夜想曲] この世ならぬ一筋の光があたりにさしこんでくる...ゆるやかで神秘的な踊り...3人のニンフはパンの神の加護を祈る..
  8. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第1部 パンの神とニンフの祭壇の前 間奏曲
  9. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第2部 海賊ブリュアクシスの陣営 海賊の頭ブリュアクシスが捕虜を連れてこいと命令する。クロエは2人の海賊に連れてこられる。(クロエの哀願の踊り)
  10. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第2部 海賊ブリュアクシスの陣営 ブリュアクシスは、彼女を誘惑しようとする...この時あたりが異様な雰囲気になる...大地が裂ける。そして舞台奥の山に、パンの神の影
  11. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第3部 パンの神とニンフの祭壇の前 日の出
  12. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第3部 パンの神とニンフの祭壇の前 年老いた羊飼いラモンが、パンの神がクロエを救った理由を説明する...ダフニスとクロエはパンとシランクスの愛を無言歌で演じる[無言
  13. バレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫全曲 第3部 パンの神とニンフの祭壇の前 全員の踊り ダフニスはニンフ達の祭壇の前で、2頭の雌羊を捧げて信心を誓う...酒の神バッカスの扮装をした若い娘達が登場...ダフ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

優雅さだけが持ち味ではないクリュイタンスの真価に触れられる最適なアルバムの一つ
このCDの帯には、クリュイタンスの「ダフニスとクロエ」を評して、「気品に満ちた」、「しなやかで繊細なニュアンス」、「精妙で瑞々しい感性に満ちた響き」といった言葉が踊っている。 

私も、今回の一連の再発盤を聴くまでは、1964年の東京文化会館での、ライヴならではの凄まじいとしか形容のしようがない「幻想交響曲」の演奏を例外中の例外として、クリュイタンスの演奏には、同じような感想しか抱いてこなかったことは、別のレビューにも記したのだが、この「ダフニスとクロエ」も、そんな通り一遍の美辞麗句だけで片付けるような演奏ではないと、断じて言える。 

このCDのライナー・ノートを書いている評論家の松沢憲氏が、冒頭に記したようなクリュイタンスの演奏の特徴を評価しつつ、それ以上に、「情熱のたぎりや感情の爆発的な高ぶり」、「ダイナミックでエネルギッシュなドラマを創っている」、「きれいごとでは終わらない激しい衝動がはじけている」ことなどを絶賛しているのだが、この再発盤を聴いて、私は、100%、松沢氏の見方に賛同するのだ。 

ちなみに、このクリュイタンス盤に対して、近年の名盤と評されているのが、デュトワ指揮モントリオール響盤なのだが、実際に聴いてみると、むしろ、デュトワ盤の方が、冒頭のキャッチ・コピーには、より相応しい演奏といえるかもしれない。しかし、これは、デュトワの演奏に常に感じる物足りなさでもあるのだが、デュトワの演奏は、終始、クールで、クリュイタンスの演奏に感じるような「熱い情熱のほとばしり」が感じられないのだ。 

オーケストラと全合唱が一体となった、「序奏〜宗教的な踊り」や「間奏曲」での圧倒的な高揚感、終曲の「全員の踊り」での凄まじいまでの喜びの爆発は、絶対にデュトワの演奏からは聴き取れないものであり、優雅さだけが持ち味ではないクリュイタンスの真価に触れられる最適なアルバムの一つと絶賛したい。