ハイドン:ピアノ・ソナタ第3番、モーツァ...

グールド(グレン)2007-10-24 - ソニー・ミュージッ... 価格 ¥ 1,710
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ハイドン:ピアノ・ソナタ第3番、モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番、幻想曲とフーガ(紙ジャケット仕様)

グールド(グレン)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

価格(new/used): 1,710 円 / 1,300 円 より
発売日: (2007-10-24) アマゾン売上ランキング: 104236 位
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収録曲のリスト
  1. ピアノ・ソナタ 第49番 変ホ長調 Hob.XVI-49 第1楽章 アレグロ
  2. ピアノ・ソナタ 第49番 変ホ長調 Hob.XVI-49 第2楽章 アダージョ・エ・カンタービレ
  3. ピアノ・ソナタ 第49番 変ホ長調 Hob.XVI-49 第3楽章 フィナーレ:テンポ・ディ・メヌエット
  4. ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330(300h) 第1楽章 アレグロ・モデラート
  5. ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330(300h) 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ
  6. ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330(300h) 第3楽章 アレグレット
  7. 幻想曲とフーガ ハ長調 K.394(383a) アダージョ
  8. 幻想曲とフーガ ハ長調 K.394(383a) フーガ:アンダンテ・マエストーソ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 2件

ピアノ・ソナタ第10番の聴き比べ
1958年1月7-10日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオにて録音。グールド5枚目のアルバム。この中のハイドンは1981年2月24,25日同じニューヨーク、コロムビア30番街スタジオで72枚目のアルバムで再録し、モーツァルトのピアノ・ソナタ第10番も、1970年8月11日に同じニューヨーク、コロムビア30番街スタジオで42枚目のアルバムで再録している。そしてグールドのモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集では後で録音した方が採用されている。

やはり面白いのはモーツァルトのピアノ・ソナタ第10番の聴き比べだ。約12年半空いた2つの録音での弾きっぷりはまったくと言っていいほど違う。非常に穏やかに弾いている1958年版に対して、1970年版は快速である。

1958年版    5:18→6:57→4;00
1970年版    3:21→4:32→3:26

つまり1958年版で第2楽章を弾いている途中で1970年版では全て弾き終わっている。グールドのことであるからこの間にも数万の解釈が存在しているのだろうし、録音テープをカッティングしてフレーズ事に再構成しているかも知れない。その結論が2度目の録音と言うことになるとグールドがこの曲に必要と感じたのは『スピード』ということになるだろう。ぼくはどちらも好きだが。
若きグールドによるハイドン、モーツァルト旧録音
グールドは、例外的にしか再録音を行わなかった。一つは有名な《ゴルトベルク変奏曲》であり、あと二つは、このCDに収められている「ハイドン:ソナタ変ホ長調 Hob.XVI:49」(再録音はB000VFGT22。YAMAHAで弾いている)と「モーツァルト:ソナタハ長調 K330」である。

これら二つの旧録音はいずれも、粗さと繊細さを兼ね備えた若きグールドの古典音楽に対する解釈と感性を、よく伝える。モーツァルトのハ長調(K330)旧録音は、狂ったような速いテンポの再録音と違い、遅めのテンポで弾かれ、後者より味わい深い。

上記2曲において、グールドは必ずしも作曲者の意図に忠実であろうという意志なく、自由奔放さを聴かせる。

3曲目のモーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K394」は、モーツァルトが平均律に倣って書いたある種の習作であるが、これはモーツァルトにとって会心の出来ではなかったことが手紙(「(この作品とは)別にクラヴィーア用のもっと良い曲を送ります」)によって窺える。この曲の粗さがグールドにあっている。

いずれも1958年録音。