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モーツァルト:ピアノ・ソナタ集第5巻(第14,16,17番、幻想曲ハ短調)(紙ジャケット仕様)グールド(グレン) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 価格(new/used): 1,710 円 / 6,500 円 より 発売日: (2007-10-24) アマゾン売上ランキング: 46623 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 1件
グールド演奏の鍵を握る第16番第3楽章幻想曲 K.475が1966年11月8日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ、ピアノ・ソナタ第14番 K.457が1973年11月、1974年9月、ピアノ・ソナタ第16番 K.570が1974年11月9日 トロント、ピアノ・ソナタ第17番 K.576が1974年9月7日、いずれも トロント、イートンズ・オーディトリアムで録音。グールド55枚目のアルバム。幻想曲とソナタには8年のスパンがあるのにも注意が必要な作品だ。 僕はグールドのモーツァルトを解析する上で最も重要かつ興味深い曲は、ピアノ・ソナタ第16番 K.570だと思っている。実はまだマッキントッシュが白黒の小さな画面しか持っていなかった頃、この曲の楽譜をマックの音楽ソフトに楽譜で打ち込みをし、マックがどんな演奏してくれるかを実験してみた。驚いたのは第3楽章で楽譜のデータをそのまま入れたにもかかわらず、まるでグールドそっくりとしか思えない演奏をしてみせたのだ。そのMacは今でもSystem7のままでいつでもその曲を演奏できるように大切に保存してある。 グールドは時に楽譜の指示をまったく無視し、カデンツァを自身で作曲し、楽器を全く代え、驚くような解釈を見せてくれた。能弁なグールドはモーツァルト論も色々はっている。しかしながらここでのモーツァルトはひたすら楽譜だけでは表現しきれなかったモーツァルトの気持ちにすら到達している気がする。聴く者のシナプスはそのすばらしい波動に活性化し始める。それこそが聴くべき名演だと僕は思う。 100年後、クララ・ハスキルのモーツァルトは残っているだろうか?グールドのモーツァルトは確実に残っている、と僕は確信している。 |