エンピリアン・アイルズ+2

ハービー・ハンコック2007-06-20 - TOSHIBA-E... 価格 ¥ 1,530
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
エンピリアン・アイルズ+2

ハービー・ハンコック
TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)

価格(new/used): 1,530 円 / 1,100 円 より
発売日: (2007-06-20) アマゾン売上ランキング: 11283 位
CD / 通常3~4日以内に発送
収録曲のリスト
  1. ワン・フィンガー・スナップ
  2. オリロクィ・ヴァレー
  3. カンタロープ・アイランド
  4. ジ・エッグ
  5. ワン・フィンガー・スナップ(別テイク)
  6. オリロクィ・ヴァレー(別テイク)
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 3件

過激でスリルに富んだ最良の新主流派ジャズ
60年代前半のブルーノートは数々の新鋭を抱え、その誰もがリーダーになりうるセッションを数多く記録した。それぞれ重要で才能のきらめきを感じさせるものばかりだが、ハービー・ハンコックの本アルバムはその中でも突出したすばらしいできばえである。珍しくワンホーンという編成だが、フロント務めるフレディ・ハバードが彼の長いキャリアでも最高のプレイを聴かせてくれる。その新主流派的先進性と過激さ、楽器自体を鳴らす技術、エモーション、どれをとってもずば抜けている。このメンバーは翌年、テナー・サックスのジョージ・コールマンを加え傑作の誉れ高いハンコックの「処女航海」をリリースする。だが、ハバードに関して言えばその時の演奏よりもこちらの方が数段優れ、スリリングだと思う。中でもCantaloupe Island がファンキーな味わいで有名だが、僕としてはむしろ生きのいいOne Finger Snap にハバードの真髄を見た。ハンコックの多才で変転めまぐるしい音楽キャリアの中ではそれほど目立ったアルバムではないが、溌剌としたメンバーの清新なプレイゆえ真に新主流派のきらめきを感じさせる最良の内容だといえよう。
フレディ、フレディ、フレディ!!!
ご機嫌なハードバップだ。
自分のリーダーアルバムでは今ひとつポイントが絞れていないというか、やりたいことが多すぎる感じの彼が、ひとたび他人のセッションに呼ばれると、トランペットに命を掛けたかのように只ひたすら吹きまくる。その心意気や良し。目をひんむきながら、頭を振り体中のエネルギーの全てを唇から発散させる姿が浮かび上がってくる。まるで武蔵坊弁慶がトランペッターになったように豪快なプレイだ。
RGVリマスターの輸入盤では、フレディ大活躍のワン・フィンガー・スナップ、オリクロイ・ヴァレーのオルタネイトテイクがOKテイクと連続して聴けるようになっていて有り難い。ハバートのトランペット出来は全く遜色なく凄い。パワフルでリズミックで、只々圧倒されるばかりだ。
マイルスデイヴィスのリズムセクションである、ベースのロン・カーター、ドラムスのトニー・ウィリアムス、ピアノのハービー・ハンコックをバックに、此処までやったのには驚かされる。これじゃ完全にお株を奪われたマイルスが怒る訳だ。
本セッションのリーダーハンコックの作ったカンタロープ・アイランドはウォーターメロンマン路線のは中々良い曲。踊れますよ。後年のCBSからのファンク路線の萌芽が既に見られる。ハンコックらしいリズムを生かした、クールでファンキーなハードバップアルバムに仕上がっている。最後になって御免ねハービー。
昔も今も愛聴盤
 あの有名な「処女航海」の前の作品であり、4作目である。メンバーは、マイルスの黄金クインテットのリズムセクション+フレディ・ハバードであるのでこれにウェイン・ショーターを加えるとVSOPになる。だからこの作品をVSOなんて言う人もいるが・・・。この作品は、まず後にダンスミュージックの定番となった「カンタロープ・アイランド」の初演ということで有名であるが、私としてはトニー・ウイリアムスのドラミングが絶妙であることがこの作品をより一層価値のあるものにしていると感じている。
 特にシンバルレガートにおいては、曲を完全に掌握して引っ張って行っている。又、このシンバルの音が分厚くてまるで厚いブリキ板を叩いているような感じ。このようなトニーのシンバルの音は、他にも彼自身のリーダー作品「スプリング」やマイルスの「フォア・アンド・モア」で聴ける。そしてこの時代のロン・カーターの音もブヨブヨしてなく、引き締まった力強い低音で良い。(好みの問題ではあるが)
 作品の内容に関しては、このメンバーなので悪い筈はない。