フォーレ:レクイエム

クリュイタンス(アンドレ)2007-06-20 - TOSHIBA-E... 価格 ¥ 1,349
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フォーレ:レクイエム

クリュイタンス(アンドレ)
TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)

価格(new/used): 1,349 円 / -- 円 より
発売日: (2007-06-20) アマゾン売上ランキング: 345 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. レクイエム 作品48 I.入祭唱とキリエ
  2. レクイエム 作品48 II.奉献唱
  3. レクイエム 作品48 III.聖なるかな
  4. レクイエム 作品48 IV.ああ、イエズスよ
  5. レクイエム 作品48 V.神の子羊
  6. レクイエム 作品48 VI.われを許したまえ
  7. レクイエム 作品48 VII.楽園にて
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件

今の耳で聞くとちょっと
名盤としての誉れ高いクリュイタンスのフォーレのレクイエムですが、CDになってからは演奏のアラが見えるようになりました。合唱のレベルも今の耳で聞くとかなり厳しい評価とならざるを得ない。オケの水準も今ひとつ。2人のソロがなければさらに評価は下げざるを得ないところでした。既に多くの優れたフォーレのレクイエムがでている中、この盤に固執する理由はないでしょう。少なくともフォーレのレクイエムをこれ一枚だけしか持っていないというのは絶対損。
歴史に残る名盤
録音されてから約半世紀、再発売のしかも廉価盤でこの名盤が手に入る様にになりました。
フィッシャー=ディースカウやロス・アンヘレスといった豪華な顔ぶれで、最高のフォーレのレクイエムです。

三大レクイエムといえば必ずはいる、フォーレのレクイエムですが、その旋律の美しさは例え
ようがありません。このような名盤で味わえばより、その魅力にはまると思います。
お勧めの1枚です。
好みの問題
このたび、フォーレのレクイエムを歌うことになり、この盤を購入して聴きました。
クリュイタンスはなじみですし、パリ音楽院管とのコンビで数々の名演をものした
ことも知っていました。
でも、このレクイエムが、やはり名高い名盤であることは後で知りました。
そして、私が何の予備知識もない耳で聞いた感想は、「なにか違和感がある」でした。

フォーレのファンで、あらかたの曲は聞きかじっているのですが、この演奏の解釈は、
「齟齬」のようなものを感じさせるのです。
原因を考えてみたのですが、曲想が、あくまでも静謐・清廉でよけいなものをそぎ落とし、
抑制のきいた「天国的な」運びを目指しているのに対して、表現や声は全体的に肉厚、
情動的で、むしろ人間くさい「地上的な」(?)ものの表出が強く感じられるからでは
ないかと思いました。

でも、これは結局好みの問題です。この表現自体に感動をおぼえる人も多いようで、
それも当然ありだと思います。
自分自身に関しては、実際に歌う立場からいうと、もっと抑制・透明感・声全体が溶け
あった響きの美しさを求めてみたいと思っています。
ボーイソプラノを起用したコルボ盤というのがあり、このクリュイタンス盤とよく比較
されるようですが、そちらも聴いてみたいですね。
永遠の安息
 「レクイエム」は日本語では「鎮魂ミサ曲」と訳される事が多いが、字義通りには「安息を」という意である。元々カトリック教会の音楽で死者のために行うミサであったが、あの名高いモーツァルトのレクイエムを筆頭に教会とは本質的には関係ない芸術作品としての地位を占めている。ブラームスのドイツレクイエム、ヴェルディやベルリオーズのレクイエムなども同様である。その中でモーツァルトについでよく知られ、他のレクイエムとは趣が全く異なるのがこのフォーレのレクイエムである。フォーレは19世紀フランスの作曲家で近代フランス音楽の先駆者ともいえる人で多くの傑作を残しているが、フォーレといえばこのレクイエムというほど彼の中での最高傑作であろう。彼はカトリック教会とは縁が深く、教会音楽の語法に精通していたと思われる。作曲の直接の動機は父の死もしくは母の死とも言われているが定かではない。しかしこの曲にはカトリック教会と縁が深かったための教会音楽の語法と彼の独自の個性が見事に結実していると言えるだろう。全体はたいへん穏やかな流れで清澄な趣を湛えており、聴く者の心を安らかにさせずにはいられない。この曲の最後は特異にも「天国にて」で終わっているが、その名の通り天にいるかのような雰囲気に包まれる。そしてこれらの曲想がフォーレ自身の死生観を表しているのかもしれない。このクリュイタンス盤はかねてから大変高い評価を得ているものである。確かに室内楽的な精緻さや趣には欠けるが、全体の清澄な雰囲気とすべてを包む包容力の大きさには有無をいわせず感動を受ける。殺伐とした時代である現代においてすべての人間が求めて止まない「永遠の安息」をぜひ無心で聴いていただきたい。
比類なき名演奏のひとつかと
台風一過。 ようやく止んだ雨の最後のしずくを振りまく桜の木の下で
散り敷いた落葉を掃除していると、柑橘類の葉を好むアゲハ蝶が鉢植にしている檸檬の葉に
必死に卵を産み付けにきて、人が近くで動いていても逃げることもせずに舞っている。
お陰で随分、新芽が幼虫に食い荒されているが、それも自然の摂理とそのままにしている。
かすかな生命の輝きに夏の訪れを感じ、忘れ物のような湿った剄い風の中で
今年もまた汗を目一杯かいて過ごすことになるであろう季節を想う。
フォーレのレクイエムはコルボ盤やこのクリュイタンス盤が歴史的名演と称されていると聞く。
初めて聴いたのはコルボ盤でまだLPだったが、今ではこのCD作の方をよく聴いている。
哀しみを昇華する柔らかくも美しい音色はまさに白を基調にした錦繍の如き清廉さ。
自分がもし今逝くことがあるとしたらこれを流しながら送って貰いたい、そんな気にさせる。
こんな価格で聴けるようになったなんて、贅沢な時代になったものである。