シューマン:クライスレリアーナ

アシュケナージ(ヴラディーミル)2007-06-20 - ユニバーサル ミュ... 価格 ¥ 1,086
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シューマン:クライスレリアーナ

アシュケナージ(ヴラディーミル)
ユニバーサル ミュージック クラシック

価格(new/used): 1,086 円 / -- 円 より
発売日: (2007-06-20) アマゾン売上ランキング: 120669 位
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収録曲のリスト
  1. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第1曲:激しく動いて
  2. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第2曲:心をこめ、速すぎずに
  3. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第3曲:激しく駆り立てられて
  4. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第4曲:きわめて遅く
  5. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第5曲:生き生きと
  6. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第6曲:きわめて遅く
  7. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第7曲:非常に速く
  8. クライスレリアーナ 作品16 (8つの幻想曲) 第8曲:速く、諧謔をもって
  9. フモレスケ 作品20 第1部:単純に-非常に速くて軽く
  10. フモレスケ 作品20 第2部:急いで
  11. フモレスケ 作品20 第3部:単純にかつやさしく
  12. フモレスケ 作品20 第4部:親密に
  13. フモレスケ 作品20 第5部:生き生きと
  14. フモレスケ 作品20 第6部:終結に
  15. アンダンテと変奏曲 (2台のピアノ、2つのチェロとホルンのための)
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

若き情熱がほとばしるシューマンです
アシュケナージが20代のころの録音。彼はシューマンの作品にも若い頃から取り組んできた。クライスレリアーナはその後2回録音していて、どれも質の高いものだったか、この若き日の録音も魅力が横溢していて忘れがたい。

クライスレリアーナは若いピアニストが好んで挑戦する楽曲と言えよう。美しい旋律と華やかな技巧、華麗な演奏効果、ダイナミックな迫力など様々な表現個所があり、自己アピールに適しているのだろう。アシュケナージの録音も、もちろんその様な情熱に満ちているが、そこにはすでにスタンダードな解釈という軸を見据えた姿もある。冒頭曲は激しい流動感をともなうが、アシュケナージの拍は明瞭で、かつ流れを損なわないような配慮を伴っている。問題点を見出す人はほとんどいないのでは・・・?かつ中間曲では美しいソノリティで詩情を持って歌われる。そう、この人の場合、いかにスタンダードな解釈を目指していても、絶対的な詩情を持ち合わせているため、人の涙腺に触れるような音楽が湧き出てくるのである。終結部に向かっていく技巧は圧巻で、あるいはこちらの面にもっともキレがあったのはこの時代だったのかもしれない。存分にダイナミックな音楽を成功させて、見事に曲を閉じる。

フモレスケも同じように技巧と情感のバランスが巧みで、節々の末尾がきれいにおさまるのが印象的。

2台のピアノ、2台のチェロとホルンという珍しい編成の「アンダンテと変奏曲」は録音自体が貴重だし、シューマンのホルンという楽器への愛情も伝わる捨てがたい佳曲だ。これも品質の高い演奏で収録されており、このアルバムの価値をいっそう高めているに違いない。