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バッハ:パルティータ第5番&第6番(紙ジャケット仕様)グールド(グレン) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 価格(new/used): 2,198 円 / -- 円 より 発売日: (2007-04-04) アマゾン売上ランキング: 102268 位 CD / 在庫切れ 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 2件
なぜ『イタリヤ組曲』とは言わないのかパルティータ第一番・第二番が1959年、第三番が1962年、第四番は1963年、第五番・第六番は1957年に録音されている。つまりグールドは5→6→1→2→3→4の順に7年もの月日をかけて取り組んだ事を意味している。イギリス組曲などは1973年スタートの録音であるからして最初に手がけたかった作品が本作だったことも予想できる。 バッハは10才の時に両親を亡くしている。そして最初の妻、マリーア・バルバラにも先立たれる。そして1721年12月、15才年下のケーテンの宮廷歌手だったアンナ・マグダレーナと結婚する。おそらくは明るい家庭生活を取り戻してくれた若妻に感謝の気持ちでいっぱいだったに違いない。それが、バッハのイマジネーションに火をつける。イギリス組曲・フランス組曲・パルティータはいずれも新婚早々に妻のために書いた2冊の『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集』に由来するからだ。 フランス組曲・イギリス組曲ときて、なぜイタリヤ組曲といかないのか、が不思議ではある。『パルティータ』とは舞曲の組曲のことだ。ちなみに『イタリヤ組曲』というのはイゴール・ストラビンスキーの作品にある。 グールドはこのバッハの妻への愛に満ちた作品をいつものようにとつとつと弾いて見せる。グールドはいつも一度に8時間録音していたそうだが1時間以上ピアノに向かっていることはなかったそうである。あとはただ再生テープを聴き、最良の自己表現たるテイクまで試行を続けるのだ。それがとつとつと弾いているように聴こえるというのも面白い。 グールドのファンには嬉しい商品である理由は、まず「紙ジャケ」が発売当時そのもののミニチュアであること。それを示すのは、曲目表記の誤り。すなわち、収録曲は「平均律第2巻より嬰ヘ短調のフーガ、ホ長調のフーガ」であるが、本商品のジャケットの裏、上方の両肩にいずれも「FUGUE IN F SHARP MINOR」とある。「FUGUE IN F SHARP MINOR」が二つ表記されているのは誤植である。その誤植は、発売当時のLP盤ジャケットの誤植そのままである。 2点目は、CDリマスター盤では「パルティータ5,6番」それぞれ、第1曲と終曲のみ、ステレオ録音である商品が出回っていたが、このエディションは、初出盤の通り、全曲モノラル録音に統一されている。それも発売当時に忠実である。 さらに、米国初出盤ジャケットに掲載の、アルヴィン・ボーマン(Alvin Bauman)による、優れたラーナーノーツの翻訳が添付されいていて、それを読めるのも嬉しい。 1957年録音。 限定盤なので早く買うべし。 |