バッハ:フーガの技法(紙ジャケット仕様)

グールド(グレン)2007-03-07 - ソニー・ミュージッ... 価格 ¥ 1,709
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
バッハ:フーガの技法(紙ジャケット仕様)

グールド(グレン)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

価格(new/used): 1,709 円 / 800 円 より
発売日: (2007-03-07) アマゾン売上ランキング: 94202 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. フーガの技法 BVW1080より コントラプンクトゥス第1番
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 2件

オルガンの演奏だけでは物足りなさを感じる。
グールドによるバッハのフーガの技法のCDは、何故かオルガン演奏約30分にインヴェンションとシンフォニアを組み合わせた作品も発売されているが、本作はオルガン演奏30分だけを収録したもの。グールドの残した唯一のオルガン演奏を廉価・紙ジャケで入手できるのはよいことだが、ピアノ演奏によるフーガの技法の演奏を収録し、さらに1曲追加して総収録時間が本作の2倍を超す約69分の1997年発売版の方が、グールドによるフーガの技法の決定版としてお薦めです。未完のコントラプンクトゥス第14番でピアノ演奏が止まる瞬間が時空の深淵をのぞくようで壮絶で、それが聴けない本作は物足りなさを感じる。ただし、ジャケット写真は本作のものの方が好きですが。本作に関しては総合して星4個というのが私の評価です。
グールド唯一のオルガン演奏
1962年1月31日から2月21日録音。
バッハの最晩年の曲『フーガの技法(1748年か1749年に作曲に着手、バッハは1750年に没している)』には指定楽器がない。指定楽器がないことからかグールドはこの曲だけなんとオルガンを選択する。使用されたオルガンはトロント市キングスウェイのオール・セインツ教会のもので、ケベック州サント・セサントのカサヴァン兄弟有限会社建造のものだった。このオルガンの特徴は教会堂の内陣の南面にむき出しになっているポジティブ・オルガンの部分にある。グールドのマイクのセッティングも相当に変わっていて、楽器の送風音をワザと拾うようにセッティングされている感じである。ピアノにおいても徹底して自分の好みのセッティングに変えてしまうグールドであるからしてパイプ・オルガンにおいてもしかりであるのは頷けるところだ。

全てを自らの思うままにして『オルガニスト』グールドはこの曲に立ち向かう。おそらくはグールドの数多いアルバムの中でも『怪演』の一つであるはずなのだが、聴きだすとその世界にすっかり入り込んでしまう自分を見つけてしまう。

こういうグールドもいいなぁ、と思う一枚である。