サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番&第5番

田中希代子2007-02-21 - キングレコード 価格 ¥ 1,747
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サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番&第5番

田中希代子
キングレコード

価格(new/used): 1,747 円 / 1,739 円 より
発売日: (2007-02-21) アマゾン売上ランキング: 140923 位
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収録曲のリスト
  1. ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」 第1楽章:アレグロ・アニマート
  2. ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」 第2楽章:アンダンテ
  3. ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」 第3楽章:モルト・アレグロ
  4. ピアノ協奏曲 第4番 ハ短調 作品44 第1楽章:アレグロ・モデラート-アンダンテ
  5. ピアノ協奏曲 第4番 ハ短調 作品44 第2楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ-アンダンテ-アレグロ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 3件

不幸な女:田中希代子
田中希代子の不幸は、膠原病でリタイアを余儀なくされたことではない。
そうした経歴を不幸そうに見つめ、再評価再評価と神輿のように持ち上げる売り手と聴き手の存在が、不幸な天才像を勝手に作り上げている。
この演奏は大して素晴らしいわけでもなんでもない。ピアノはミスタッチが多く、オーケストラも泥臭く洗練味が全くない。
捏造された天才像と重ね合わせて、さも名演奏であるかのように書き立てるのは、実に滑稽なことだ。
この演奏は完成度が低く、もっといい演奏は山ほどあるというのが、このCDに対する正しい感想だ。
「エジプト風」でのピアノの何という流麗感。そして、煌めく音のぞくぞくする美しさ!
 ピアノの音の美しさ、ころころと転がっていく演奏の流麗感、溌剌としてダイナミックな演奏の中にこぼれんばかりの才能が湧き出しているところなど、サン=サーンスの『ピアノ協奏曲第5番 〔エジプト風〕』でのピアノがとても素晴らしかった! 殊に、第2楽章のゆったりとしたテンポで流れ下っていく異国情緒の歌い口と、終楽章のほとばしる疾走感がよかったですね。うーん、これはすごく、激しく感動したなあ。サン=サーンスの曲でこれほどの演奏を聴くことができたのは、デュトワ指揮モントリオール響による『交響曲第3番 〔オルガン付〕』のレコード以来かな。
 ピエール・デルヴォー指揮NHK交響楽団の付けは、まずまずの出来映え。録音は、この当時(1965年1月27日 東京文化会館でのライヴ)のものとしては悪くなかったと思います。田中希代子さんのピアノの音がくっきりと捉えられていたところ、私は◎を付けたい。
 それにしても、この「エジプト風」での素晴らしいピアノ演奏を聴くと、田中希代子さんの早すぎた演奏活動の中止(膠原病のため、手の指が開かなくなる)が、本当に残念でなりません。でも、このライヴ録音がこうして発売されたことには、深く感謝したいですね。関係者の方々、ありがとう!
素直に感動しました
サン=サーンスの2つのピアノ協奏曲の弾き手と音楽が一体となった美しく感動的な演奏。
第5番「エジプト風」第1楽章のさりげない冒頭から音色に心がこもっていて、星のきらめきを思わせる速いバッセージの鮮やかさと第2主題での哀しみを帯びたニュアンス、第2楽章での標題音楽的なまがいものさは彼女の真摯な音楽性とピアノの音色によって極上の音楽となり、第3楽章トッカータは彼女の名技が最大に発揮された見事な演奏。
第4番でもピアノの高音部の美しさや軽やかなタッチは冴えていて、ライヴならではのいろいろな不備を越えて音楽は常に喜びを持って奏でられ息ずいている。私達はこのような演奏が今でも聴きたいと思うし、ピアニストならこのような演奏をしたいと思うであろう。