星影のステラ(紙ジャケット仕様)

ザ・グレイト・ジャズ・トリオ2006-11-22 - ヴィレッジ・レコード 価格 ¥ 2,346
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星影のステラ(紙ジャケット仕様)

ザ・グレイト・ジャズ・トリオ
ヴィレッジ・レコード

価格(new/used): 2,346 円 / 2,000 円 より
発売日: (2006-11-22) アマゾン売上ランキング: 78088 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. スイート・ジョージア・ブラウン
  2. 星影のステラ
  3. オールド・フォークス
  4. ソング・フォー・マイ・ファーザー
  5. イン・ア・メロウ・トーン
  6. アイム・オールド・ファッションド
  7. 四月の思い出
  8. ディープ・イン・ア・ドリーム
  9. スクラップル・フロム・ジ・アップル
  10. トラヴェリン・ライト
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件

グレトリにしてはドラムスがイマイチだが、ナベサダのバラードは最高
ナベサダを目当てで本盤を買ったけど、彼の参加は一部(4曲)のみ。その他はグレート・ジャズ・トリオの演奏となっている。彼らのセッションとしては、比較的新しい2006年9月4日東京の乃木坂スタジオ録音となっている。当日のメンバーはピアノにお馴染みのハンク・ジョンズ、ベースのジョン・パティトゥッチ、ドラムスのオマー・ハキム、臨時参加のアルトサックスの渡辺貞夫となっている。
リリカルなピアノトリオに美しいナベサダのアルトが絡む。バラード曲の"Stella By Starlight","Old Folks","Deep In A Dream"(あのソニクラがオリジナルなヤツです)の3曲(残りは1曲は"I'm Old Fashioned")が素晴らしい。身も心もナベサダに持って行かれる”ディープ”は特に聞き物だ。ここでの思い入れたっぷりの泣き節には参った。
若手の元気の良いドラマー・オマー・ハキムが"Song For My Father"(ここでのピアノって本当にハンクが弾いているの?)で歌を聴かせている。彼の今風の歌も悪くはないが、ブラコンはどうしてもジャズには似合わない。本職のドラムスもイマイチ合っていない曲がある。バラードはマズマズだが、早めの曲ではまだ下手。シンバルレガートはイイが、スネア、タムの叩き方が浮ついていて気にくわない。もっとバックビートを効かせた、ルーズでガッツ溢れるプレイをして欲しかった。ピアノのハンクは相変わらずもの凄く元気だ。柔らかでエレガントなタッチがリラクゼーション効果をもたらしてくれる。高齢とは全く感じられないエネルギッシュなプレイぶりに驚かされた。
紙ジャケ、スーパー・オーディオCD、ハイブリッドディスク、DSDリマスタリングの最高級仕様となっている。全10曲の聴き応え充分の演奏、ジャズ初心者から上級者までが楽しめる一級品のエンターテイメントだと思う。
泣きのアルト、情緒的ピアノ
硬質というかクリスピーなピアノが身上のハンク・ジョーンズも年を経て、丸くなったというか、少し情緒的なピアノを弾くようになった。フュージョンを吹くナベサダはいいとは思えないが、この盤のように「泣きのアルト」を聴かせられると、ゾクッとする。ハンク・ジョーンズ、ナベサダの、いい一面が出た一枚。ドラマーが、「ソング・フォー・マイ・ファーザー」で、味があるが、ヘタクソな歌を聴かせるのはご愛敬。よくまとまった佳盤です。(松本敏之)
近年のG.J.Tのアルバムの中のベストでは
30年前に出された渡辺貞夫ウィズグレイト・ジャズ・トリオ(ハンク、ロン、トニー)の『アイム・オールド・ファッションド』はマイ・フェイバリット・アルバムだが、30年の歳月を経てこんな演奏集が聴けるとは、何という幸せ。
アルバムでは4曲に貞夫さんをフィーチャー。「オールド・フォークス」では得意の細かいパッセージを多用しながらバラードを紡ぎ、「ステラ・バイ・スターライト」は、相変わらず心地よい貞夫節が滑るように流れる。30年ぶりの再演となった「アイム・オールド・ファッションド」は、30年前の猛烈で攻撃的なソロとは異なり穏やかさが感じられる演奏(もう少し貞夫さんのソロが聴きたかったかな)。「ディープ・イン・ア・ドリーム」はこのアルバム全体のベストとも言うべき、極上バラード。見事というしかない。
貞夫さんもさることながら、ハンクのピアノの素晴らしさといったら!1曲目の「スィート・ジョージア・ブラウン」のモダン・フレイヴァー溢れる演奏からぶっ飛んでしまった。「ソング・フォー・マイ・ファーザー」では、ファンキーにしてモダンという、聴いたこともないような引き出しを開けてみせたハンク。そして、ラストを飾るバラードの美しさといったら…。
近年のG.J.Tのアルバムの中でもベストといえる出来栄えではなかろうか。
リリカルハンクちゃん
Omer HakimとJohn Patitucchiという1stコールを従え、パンダちゃんもイイ感じでゲストで入った、東京Jazz2006フェスに出演した翌日にレコーディングしたものだそうです。東京Jazz2006はテレビでも放映していたので、見た人も多いかと思います。私もこの番組で彼を知りました。私のようなJazz初心者でも、そのプレイは、来年御年90歳(!)を迎えるとは思えないほど優雅でリリカルでFunkyだったので、そそられっぱなしになりましたですヨ。選曲も楽しげな曲が揃っているので、本当に聞いていてキモチよくなります。同放送では、年をとってやっと力が抜けてきた、とも言っていましたね。drとbはバカウケしてました。「何言ってるんスかぁ!いやいや〜、冗談キツィっすよォ!」みたいな。そんな短いやりとりでも、心をぽわっとさせてくれる何かを感じます。OmerとPatitucchiの彼に対するリスペクトがどれだけ計り知れないかわかる気がしますね。「私はあなたを尊敬します」そんな単純な事です。それを感じさせてくれるといのは今の時代本当に幸せな事です(勿論、”日本の御大”も大変おいしゅうございました)。
私のようなJazz入門者にも、敷居を感じさせる事なく楽しませてくれる1枚でした。値段がちょっとお高めですが、SACDですので、SACD対応のプレイヤーで鳴らしてあげて下さいませね。
ザ・グレイト・ジャズ・トリオとナベサダ
楽しみにしていた1枚。大好きな「ザ・グレイト・ジャズ・トリオ」「渡辺貞夫」その両者が合い交えた珠玉の1枚。年を感じさせない老練なハンクとナベサダの絶妙なコラボレート。2006年最後に出たぁ〜本年度最高の1枚。