ショパン&リスト:ピアノ協奏曲第1番

ユンディ・リ2006-10-25 - ユニバーサル ミュ... 価格 ¥ 2,378
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ショパン&リスト:ピアノ協奏曲第1番

ユンディ・リ
ユニバーサル ミュージック クラシック

価格(new/used): 2,378 円 / -- 円 より
発売日: (2006-10-25) アマゾン売上ランキング: 853 位
CD / 在庫切れ
収録曲のリスト
  1. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124 第1部:Allegro maestoso
  2. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124 第2部:Quasi adagio
  3. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124 第3部:Allegretto vivace-Allegro animato
  4. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124 第4部:Allegro marziale animato-Presto
  5. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11 第1楽章:Allegro maestoso
  6. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11 第2楽章:Romanze. Larghetto
  7. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11 第3楽章:Rondo. Vivace
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 7件

淡々としすぎているのかも
第一印象は、「そつがない」という言葉で表現したい。リストにしろショパンにしろ、技術的に何ら問題があるわけでもなく、オーケストラとのバランスも非常によく取れている。

しかし、聴いていて物足りなさを感じることは否定できない。素晴らしい演奏だと思うのだけれど、正直「また聴こう」という気になれないのだ。感覚的なものなので、理由は自分でも説明できないのだが・・・。簡単に言うと、淡々としすぎているのかも。
リストは良い
ショパンはあまり上手くいっていない感じがします。

他のピアニストの演奏と比較してもあまり評価のできるショパンでは
ないです。

このショパンからはコンクールからの成長がいまいち感じられません。

リストは上手くまとめてきたと思いますが。

レパートリー拡大中なのですかね。

ショパンのコンチェルト目当てだと痛い目にあいます。
洗練潔白なるショパンとリスト
2000年のショパンコンクールで優勝したユンディ・リによる待望の協奏曲録音。充実した響きで王道的なサウンドを繰り広げている。ピアニスティックなタッチも瑞々しく色鮮やか。

<ただし>この世代の演奏家にしばしば感じることなのだが、全般に「品がよい」という以上に「薄味気味」なのが気になる。なんというか、関西風のそれもかなり薄めのうどんのスープのような感じである。印象だけでざっくり表現するとそうだ。もちろん、個々の「上品」「あっさり」「清廉」というのはいいことだし、私もそういうスタイルは嫌いじゃないが、ここまで徹底した透明になると、演奏家の姿があまりにも見えにくくなってくる。特にリストのピアノ協奏曲なんて相当仰々しい曲なので、それをここまでアクを取れるのか、と変な感動をしてしまう。その感動が音楽を聴く醍醐味としての「ホンモノ」なのかどうか一考の余地アリだが、いまのところ、「お昼にはいいけれど、ディナーのメインディッシュという感じではないな」と。。。こんな例えばかりで恐縮でございますが・・・ただ「上品な味付け」が売りのお店で「味が薄い」と文句を言うのは、それはそれで的がはずれているのだろう。そういうのを「難癖」もしくは「イチャモン」という。・・・とやや自省。

だから、結論としては(変な文章になってしまったが)、やっぱりこれはこれでいい演奏なのだなぁ。
洗練された発展途上
 まずこのCDを聴いて周知の通り技術には全く問題がないのはもちろん、Yundi Liの音楽性の成長がすぐさま感じ取れるであろう。繊細に引き込まれた高音部、またショパンコンクールの時と聴き比べ圧倒的に美しさを増した低音部、どれもYundi Liのこれからの成長を期待させてくれる出来となっている。
 特に超絶技巧の栄えるLisztはいうまでも無く、Chopinの協奏曲の第一楽章の進歩は見事としか言いようが無いであろう。第一楽章後半部にショパンコンクールからの明らかな成長が感じられる。具体的に言うとトリルの連続する部分だが、コンクール時は「ピアノ曲」として演奏していた、即ちオーケストラの響きから半ば独立したかのような不自然な響きであったのに対して、今回は「協奏曲」の構成要素として重要なアクセントとしての役割を完璧にこなすものとなっている。そして第三楽章においても素晴らしい解釈が垣間みられる。また、同曲のオーケストラの響きはかなり完成度が高くYundi Liの音楽性に非常に合っていて、ピアノだけでなくオーケストラも同様に個人的にお勧めのCDである。
あらためて聴く、ショパン、リスト
DGで始めてのリの協奏曲録音。ショパンの1番とリストの1番。切れ味のあるフリズムとレージング粒だったピアノの音色など、彼の個性を満喫できる。ともに、演奏効果は華やかだが内容に乏しいとされがちな曲だが、リその中から実に豊かな内容をとり出している。リストの1,2楽章など、時々ドビュッシーにすら聞こえるし、4楽章のソロの部分なども、実は結構精密に書かれているのだなと再認識させられる。全体として、物々しくならずスマートに構築されたリストだが、やはりそこにはリの卓抜なテクニックがあることは言うまでもない。ショパンも、ロマンチックというよりは爽やかさの勝った演奏になっている。甘いメロディーを思いっきりよく弾き放ってしまう彼の演奏は、一度気に入るとクセになるかもしれない。
アンドリュー・デイヴィスの伴奏は、実に誠実に表情豊かにつけていてよい。他のレビューアーが録音が良くないと書いていたが、私はそうは思わない。ホールのアコースティックがよく捉えられていて、ピアノとオケのバランスもよい。