ランク(紙ジャケット仕様)

ザ・スミス2006-09-13 - ワーナーミュージッ... 価格 ¥ 4,500
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ランク(紙ジャケット仕様)

ザ・スミス
ワーナーミュージック・ジャパン

価格(new/used): 4,500 円 / 4,800 円 より
発売日: (2006-09-13) アマゾン売上ランキング: 34075 位
CD / 在庫切れ
収録曲のリスト
  1. ザ・クイーン・イズ・デッド
  2. パニック
  3. ヴィカー・イン・ア・テュテュ
  4. アスク
  5. ラショーム・ラフィンズ
  6. 心に茨を持つ少年
  7. ホワット・シー・セッド
  8. イズ・イット・リアリー・ソー・ストレンジ
  9. セミテリー・ゲイツ
  10. ロンドン
  11. アイ・ノウ・イッツ・オーヴァー
  12. ザ・ドレイズ・トレイン
  13. スティル・イル
  14. ビッグマウス・ストライクス・アゲイン
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 4件

それでも美しい。
ザ・スミスの1986年ナショナル・ボールルームでのライブ。
モリッシーの『Hello!!』と共に『The Queen Is Dead』がスタート。イントロから激しく、かっこ良い!
少しテンポを落として『Panic』と続いていき6曲目『The Boy With The Thorn In His Side』。スタジオ版と違いリードギターが単音リフメインで展開されていきます、クライマックスへ向かってモリッシーのハミング(?)と絡んでいくところはなんだか儚く、切ない気持ちになります。
『Cemetry Gates』での美しいメロディ(キーツ&イェーツなんて昔の詩人が出てくる歌詞も好きです)
珠玉のバラード『I Know It's Over』(何も言えません・・・)
そしてインストの『The Draize Train』をはさんで『Still Ill』『Big Mouth Strikes Again』で幕を閉じます。
簡単になりましたが・・・(本当は各曲、演奏についてもっと書きたいんですが・・・)決して知名度的に王道とは言えないバンドかもしれませんがこのバンド、この作品をもっと多くの人が聴いたらなぁと思います。それぞれ表現はしなくとも心にしまってある感情に響く作品。
最後になりましたが、ギターでクレイグ・ギャノン(アズテック・カメラ)参加してます。
アレクサンドラ・バステドのジャケットも美しい。
「人生変えた一枚」とか
大げさなの好きじゃないんだけど、このアルバムを17歳のときにリアルタイムで聴いてなかったら、僕の人生はずいぶん違ったものになっていたと、本当に思います。それまでトップ40ものとか、ハードロック・ヘヴィメタルくらいしか聴いてなかった人間がたまたまきれいなジャケットを見ただけで買った1枚。最初はモリシーのうたに大笑い、だんだん引き込まれ、歌詞カードを見ながら聞いて、最後は涙が出そうになっていました。こんなうたを聴いたのも初めてでしたが、オープン・チューニングを使ったジョニー・マーのバッキング・ギターも全く初めて聴くもので本当に夢中になりました。万年思春期で、ポップ・ミュージックが大好きで、日常に違和感を感じて過ごしているすべての人へ。
勢いをそのまま表現できた傑作!
スタジオ盤のクオリティもさることながら、ベスト盤的な要素も強い本作、とにかく全盛期の勢いがそのまま記録されている奇跡的な作品だと思います。
変態ヴォーカルのモリッシーもノッてるし、ギターのジョニー・マーの柔軟でありつつも楽曲面での屋台骨を支える的確なギターワークも冴え渡っています。バンドとしての一体感も見事!ライヴとしての選曲もよく、当時のイギリスロックを体現し、かつ現在に至るイギリスのメッセージ性+軽めの音のバンドサウンドのまさに走りであったことがよく分かる出来になっていると思います。
このバンドの全作品にはそれぞれのバンドの思いがあってそれがよく伝わるのですが、感覚一発、気持ち良く一気に聴けるという意味では他の作品とは一線を画しているところがあり、かつスミス入門盤としても取っ付き易さという点ではよいのではないでしょうか。
この疾走感、メッセージもさることながら一気に勢いでたたみかけることができる音楽といえるロックをまさに地で行っている、そんな作品だと思います。
スタジオ盤とは違った聴き方にならざるを得ませんが、ライヴ盤としての作品の完成度は相当なものだと思います。気持ちの良さをスミスで追求したいなら、まず本作をオススメしたいです。
過ぎ去ったある夜の記憶
 「ロックバンド」The Smithsの実況録音。"Hatful Of Hollow"のスタジオライブでの草食動物のような面影はここにはない。いきなり訪れる「動」のクライマックス、"Hello!"の咆哮、リズムの連打に続いて炸裂するギター、ギャノンとロークの弦楽器隊を引き連れて猛然と突き進むマーのワウワウに置いてきぼりを喰らうシンガー、息も絶え絶えになりそうな強烈な先制パンチだ。コードの響きが肝の6、流石のマーも正確さを欠く14等はスタジオ版に譲るが、全体にはそれを補って余りある内容だ。チュチュを着た牧師になりきりステップを決める姿が音から想像できる3など1同様にスタジオ作を遥かに凌駕している。アルバム単位では初登場のインスト12はZEPの"Trampled Under Foot"に似通っているのがまた本作のロック色を強めている。

 今も時は容赦なく過ぎていく、それを強く感じさせる「静」のクライマックスとも言える"I Know It's Over"。かつて同じく表現してみせた"Hat Of Hollow"収録"Back To The Old House"の青い輝きがここでは救いようのない悲しみにすり変わっている。マーのギターはモリッシーの繰り返す嘆きを埋葬し、ノスタルジーなど遠く及ばない忘却の彼方へ聴き手の心を連れ去ってしまう。「まだ僕は病んでいるのだろうか?」モリッシーはここでも歌い続けている。あの夜確かにあったこの演奏は過ぎ去った時になったけれど、音は若いあの頃のままだ。そして"Still Ill"で問いかけられた魂と肉体の主従関係の答えも彷徨ったまま。80年代を代表するライブ盤としてお奨めだが、当日のコンプリートショーでの再発も期待したいところ。