メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟

クレンペラー(オットー)2006-08-23 - EMIミュージック... 価格 ¥ 1,209
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メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟

クレンペラー(オットー)
EMIミュージック・ジャパン

価格(new/used): 1,209 円 / 1,199 円 より
発売日: (2006-08-23) アマゾン売上ランキング: 32356 位
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収録曲のリスト
  1. 序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
  2. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 序曲 作品21
  3. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 スケルツォ 作品61-1
  4. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 妖精たちの行進 作品61-1a
  5. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 妖精の歌 作品61-3
  6. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 間奏曲 作品61-5
  7. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 夜想曲 作品61-7
  8. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 結婚行進曲 作品61-9
  9. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 葬送行進曲 作品61-10a
  10. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 無骨者の舞踏 作品61-11
  11. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」 終曲 作品61-13
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

最新のリマスタリング処理で、一回りも二回りもスケールが大きくなったクレンペラーの名盤
メンデルスゾーンといえば、甘美なメロディ・メーカーのイメージが強い作曲家であり、一方、クレンペラーといえば、剛直なイメージが付いて回る指揮者である。この両者の組合わせは、一見、ミス・マッチとしか思えないのだが、どういうわけか、クレンペラーのメンデルスゾーンは、昔から、名盤として定評がある。 

今回、私は、この最新盤に買い直して「真夏の夜の夢」を聴いてみたのだが、それにしても、EMIの最新のART技術による、このリマスタリング盤の音質改善は著しい。私は、以前にも別の曲で、リマスタリング処理前の旧盤と処理後の新盤の演奏を聴き比べているのだが、演奏によっては、ダイナミック・レンジが、大幅に改善されているものがあるのだ。この「真夏の夜の夢」でも、その違いは一目瞭然で、旧盤に聴くクレンペラーの演奏が、実際には、一回りも二回りもスケールの大きいものであったことに気付かされるのだ。 

ちなみに、この「真夏の夜の夢」は、アバド指揮ベルリン・フィル盤も評論家諸氏の評価が高いのだが、こちらの方は、ほぼ全曲にわたって語りが入っているのが特徴だ。しかし、この語りが問題で、たとえば、オネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」のようなシリアスな曲なら、語りが、音楽全体の中で、なくてはならない必要不可欠なものと納得できるのだが、この「真夏の夜の夢」のような曲では、語りが、美しい音楽の流れを切断してしまっており、音楽的には、かえって逆効果になっているのだ。演奏も、メリハリ豊かで恰幅の良いクレンペラー盤の方が、アバド盤より1枚上だと思う。 

「フィンガルの洞窟」は、抒情美の勝ったアバド指揮ベルリン・フィル盤やカラヤン指揮ベルリン・フィル盤と比較すると、クレンペラーの演奏は、スコットランドの荒々しい自然を彷彿とさせる、激しい気迫の勝った演奏であり、私は、クレンペラー盤の方に魅力を感じる。