私花集〈アンソロジイ〉

さだまさし2005-02-23 - ワーナーミュージッ... 価格 ¥ 1,849
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私花集〈アンソロジイ〉

さだまさし
ワーナーミュージック・ジャパン

価格(new/used): 1,849 円 / 1,690 円 より
発売日: (2005-02-23) アマゾン売上ランキング: 4473 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. 最后の頁(ページ)
  2. SUNDAY PARK
  3. 檸檬(れもん)
  4. 魔法使いの弟子
  5. フェリー埠頭
  6. 天文学者になればよかった
  7. 案山子(かかし)
  8. 秋桜(コスモス)
  9. 加速度
  10. 主人公
  11. 檸檬(れもん)(シングル・ヴァージョン)
  12. 加速度(シングル・ヴァージョン)
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 5件

見事な短篇小説集を読んだ後の清清しさと懐かしさが同居するようなアルバム
さだまさしがもっとも輝いていた頃でしょう。曲と詩とヴォーカルが三位一体となった完成度は、他のアーティストとは一線を画すほど卓越した作品を世に出していました。

リアルタイムでこのアルバムを聴いていましたのでよく分かりますが、『私花集〈アンソロジイ〉』で聴けるような鮮やかな曲群を紡ぎ出すようなシンガーソングライターは当時稀有な存在だったと思います。
特に「主人公」の歌詞にある♪時を遡る切符があれば欲しくなる時がある あそこの別れ道で選びなおせるならって・・・・♪というくだりを20代半ばの年齢で創り出した才能には感心するしかありません。
♪私の人生の中では 私が主人公だと♪というラストの歌詞の重さが、今50を幾ばくか越えた心に染渡ります。永遠の名曲と言えましょう。

「檸檬(れもん)」に歌われる湯島聖堂、聖橋を通る時にこの歌を思い出します。映画のワンシーンのような鮮やかさを持って・・・・。切々とした歌唱が胸を締め付けます。

「案山子」もいいですね。故郷から遠く離れた街に行き、慣れない都会の暮らしを気遣う親や兄弟の思いは、まさしく不変的な情愛そのものです。ここで歌われた心情は、作られてから30年ほど経ちましたが、時代を超えて強いメッセージとなって伝わってきます。

「魔法使いの弟子」「天文学者になればよかった」もいいですし、山口百恵の歌ともなった「秋桜(コスモス)」は説明不要の名曲です。
とても完成度の高いアルバムで、エバーグリーンの輝きに包まれています。
どうしてももう一度聞きたくなった
たぶん、中学3年の頃の作品だと思います。
【魔法使いの弟子】と【天文学者になればよかった】が
どうしてももう一度聞きたくなり、購入しました。
【天文学者に・・・・】のフレーズで、君が出てゆくと
トイレも壊れてしまうという箇所があるのですが、
そこがとても記憶に残っています。
音楽の専門的なことはわかりませんが、歌詞のすてきな
曲が好きな私には、さださんは本当に聞かせてくれます。
今のさださんしか知らない世代の方たちに是非きいて
いただけたら・・・と思います。
「檸檬(れもん)」「案山子(かかし)」「秋桜(コスモス)」「主人公」
アレンジが全て渡辺俊幸だったら文句ナシの最高傑作アルバム。
最初のライナーノーツではさだ自身ジミー・ハスケルをべた褒めしているが(まあ当然か)、
この頃のさだまさしの楽曲の充実度と、さだ以上に作曲に冴えを見せつつ(夕凪・加速度など)、
アレンジにより見事なまさしんぐわーるどを描いていた渡辺俊幸との
若き2人の天才のコラボレーションこそが素晴らしいんです。

ですから
「檸檬(れもん)」はシングルバージョンの方(11)が緊張感があって歌詞の意味が音になっているし、
加速度はもともとLPに入っていた自作自演の方(9)が、イントロのピアノから断然いいです。
「主人公」のラストのストリングス、ほとんど変化のない2コーラスが
渡辺俊幸のアレンジだったらもっと…、と想像します。

とはいえ、「案山子(かかし)」「秋桜(コスモス)」「主人公」という
見事な作品が入っているので、このアルバムはホントに素晴らしいのですが、
A面のラストを飾っていた「フェリー埠頭」のアダルトな感動作も涙ものでお薦めです。

一つ前の「帰去来」、続く「夢供養」と、この頃のさだまさしは見事な作品群です。


いちばん良かった頃
さだまさしのアルバムは、帰去来~私花集~夢供養あたりがベストですね。なかでも、乾いたストリングスの響きが堪能できるこの私花集はお奨めです。檸檬、加速度、主人公など定番がしっかり入ってますよ。秋桜もありますし。日本人ならこれを聴くべし。
最高傑作
文句ナシの最高傑作アルバム。但し彼いわく、ジミー・ハスケル全編のアレンジを依頼した数曲に関しては、リズムに不満があったようです。例えば③のあまりにも芸術的なストリングスアレンジに対して、凡庸すぎるリズムには、後のインタビューで失望を吐露しています。それが全く別アレンジの⑪のシングルバージョンにつながるわけですが、私個人としては③のアルバムバージョンの方が好きです。あのストリングスはやはり捨てがたい魅力に富んでいます。このアルバムにはそれ以外にも⑦、⑧、⑨、⑩といった傑作が含まれています。前作に比べて、残響感が少し増した作りになっていて、全編霞のかかったようなサウンドですが、それがある部分心地よさを演出しています。さだまさしのファンだけでなく、日本のフォークミュージックファンすべての方におすすめしたいアルバムです。