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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 |
| 五嶋みどり2004-11-17 - ソニー・ミュージッ... 価格 ¥ 1,511 | |
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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲五嶋みどり ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 価格(new/used): 1,511 円 / 1,100 円 より 発売日: (2004-11-17) アマゾン売上ランキング: 4854 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 13件
命を削っている演奏私にとっては,非常にとんがった印象の動悸を早めさせる演奏です。 なぜこんなにロマンチックなチャイコフスキーをギリギリ尖らせて演奏するのかと思っていましたが,ちょうどこの前くらいに拒食症で心身ともに体調を崩していたようです。 そこから這い出ようとする命を削るような演奏だったのだとあとで思いました。 賛否あるようですが,私はとても好きです。 好き好きでしょうかショスタコはともかく、チャイコは好みが分かれる1枚でしょう。 テクニックや録音云々以前に、聞き手がこの楽曲にどんな好みと思い入れを抱いているかで、評価が決まってしまうからです。世界で最も有名な曲の1つである以上、「どんな演奏が好きか」、聞き手は明確にイメージしていますから。 オリエンタルらしい、繊細でキメ細かいチャイコを好まれる方には、良いCDかと思います。 しかし、押しと引きが明確で、粘りが強く、こぶしの効いた(演歌みたいな表現ですが、チャイコには不可欠な要素かと)くどい演奏一歩手前で踏みとどまるチャイコが好きなんだ!という方には、ぜんっぜん受け入れられないでしょう。 あっさりしすぎて、艶や色気がありません。 賢いけれど神経質な子供を見るようで、大人の懊悩や惑乱は微塵も感じられないのです。 オリーブオイルとチーズにまみれたイタリアンフルコースかっくらうつもりが、茶そば出された、くらいには失望します。 もちろん、あくまでも好みの問題ですが。 他の方のコメントにもありましたが、ショスタコは悪くありません。 ゆえに、★三個といたしました。 天才の世界、みどりのチャイコのだめinヨーロッパ編で千秋の指揮したチャイコ。 その世界レヴェルの名演の一つが、この五嶋みどりとアバド、ベルリンフィルだと思う。 五嶋みどりの演奏は、世界最高クラスのサイボーグ的な技量の上に、当然ながら解釈を加えて成り立つもの。 ただ聴いて、うなずく。美しい演奏。 軽く、重く、強く、優しく。チャイコフスキー自由自在。 気品溢れるエレガントなチャイコ、内に秘めるショスタコチャイコはこの人ならではの上品な演奏で、技巧は完璧です。ライブでこの完璧さはやはり圧巻。 速い上り下りのパッセージや高音でのトリルなど、他の演奏家なら弾き飛ばしや音程のズレが普通に出てくる極度に難易度の高い所も極めて正確に表現されているのに驚嘆します。 だからといって機械的な訳ではなく、とてもしなやかで透明感溢れる音楽性、そしてヴァイオリンの美音と洗練されたフレージング。この人の天性の清さでしょうね。 逆に、情熱的なチャイコを求めている人には、物足りなさを感じると思います。 でも、個人的にはこの気品溢れるチャイコの美しさに魅了されて何度も聴いてしまう魅力を備えていると思います。アバドとベルフィルというのも、ドロドロしないで折り目正しい美しさを全面に押し出した感じで今回の五嶋のスタイルに合っていると思えます。 ショスタコも同様に品格の高さが滲み出る演奏ですが、彼女独特の超弱音による静けさから斬り込んでくる精神性が、ショスタコの音楽の怖さを内面から表現していて素晴らしい演奏だと思います。ショスタコの協奏曲は暴力性と冷徹な美の二面性を持っていると思うのですが、主な演奏家はその表面的な音から入って行く事が多いです。これは、ある意味、静けさの持つ怖さを逆手に取った凄みを持っているように感じます。 このディスクの問題は、ライブの視聴感覚を重視してかオーケストラの音量が思いのほか大きいです。ヴァイオリンの美音を堪能しようとしてボリュームを大きくするとチャイコなどではオーケストラが爆発します。 私にとってのチャイコのベストはやはりチョン・キョンファのデビュー盤でしょう。血迸る情熱と音楽に真っ直ぐに向かうひたむきな美しさ、若さが素晴らしいと思います。ショスタコはレーピンかオイストラフがベストではないでしょうか。 五嶋みどりの芸術は彼女独自の持っている素晴らしいものです。上記の自分のベストの録音とは別な世界観を持っている演奏として何度聴いても感動できるものだと思います。 美しい名演奏「楽譜どおりに弾く」 これが本当にできる人は少ないと思います。 チャイコフスキーが本当に伝えたかったこと、楽譜に残したその思いが見事に再現されていると思います。 第一楽章のやわらかく端正で、色彩豊かなあふれんばかりの艶にびっくり。 第二楽章の、懊悩をあらわにした深夜の嵐のような激情の壮絶さ。暗黒の中にさしこむ朝日の輝きとともに、夜明けの一瞬前になきかわす小鳥の清冽なさえずり・・・ 第三楽章のおそろしい勢いで最後まで駆け抜ける濃厚にして華麗な演奏のすさまじさ。 極限までの確かな技術に裏打ちされた彼女独自の音楽性がみごとに再現されていると思います。他のどんな演奏を聴いてもやっぱりこの一枚に戻ってしまう。 他のソリストでは味わえない、別世界に一瞬で連れ去られてしまいます。 2008年5月にはサントリーホールでチャイコンの再演が予定されています。さらに深みを増したはずのこの偉大なソリストの「今日」を聞き逃す手はないと思います。 |