ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん

ちあきなおみ2004-10-20 - コロムビアミュージ... 価格 ¥ 3,255
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ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん

ちあきなおみ
コロムビアミュージックエンタテインメント

価格(new/used): 3,255 円 / 2,880 円 より
発売日: (2004-10-20) アマゾン売上ランキング: 9446 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. 雨に濡れた慕情
  2. 朝がくるまえに
  3. モア・モア・ラヴ
  4. 四つのお願い
  5. X+Y=LOVE
  6. 別れたあとで
  7. 無駄な抵抗やめましょう
  8. 私という女
  9. しのび逢う恋
  10. 今日で終って
  11. 恋した女
  12. 禁じられた恋の島
  13. 喝采
  14. 劇場
  15. 夜は誰にもあげないで
  16. 想い出なんてほしくない
  17. 変身
  18. 私をもう一度
  19. たそがれの海辺
  20. もう忘れましょう
  21. マニキュアがかわくまで
  22. 最后の電話
  23. くせ
  24. 夜間飛行
  25. あいつと私
  26. 円舞曲 (わるつ)
  27. かなしみ模様
  28. 花吹雪
  29. 恋慕夜曲
  30. さだめ川
  31. 恋挽歌
  32. 女どうし
  33. 酒場川
  34. ルージュ
  35. 夜へ急ぐ人
  36. あまぐも
  37. 矢切の渡し
  38. 二年前の秋
  39. 雨の日にきた別離
  40. 女の旅
  41. しゃれた生活
  42. 真夜中
  43. 誘い水
  44. 口紅えれじい
  45. 雨の日ぐらし
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 2件

必聴!おとなの歌謡曲
 ちあきなおみって言うと一般的には“「喝采」の人”“コロッケのモノマネの人”ってことで括られてしまうんだろうけど(それも今の若い人はわかんないか)、僕はどっちかって言えば、「X+Y=LOVE」とか「四つのお願い」のような男女のコミカルな関係を描いた、大人の洒落たラブソングが好きである。
  ♪Xそれはあーなた、Yそれはわーたし で始まる「X+Y=LOVE」は、多分X染色体、Y染色体からアイデアを得てるんだろうけど、だとすればX=わたし(女)、Y=あなた(男)だよなぁという気もする。この曲を聴くとWXYの文字を使って女体を落書きした小学生の頃の思い出がオーバーラップしたりもする。当時は大人と子供のあいだに今よりも明確な区分があったし、“大人だけの歌”ってのが確実に存在していた。
  ちあきなおみだけじゃなくて水原弘の「へんな女」とかね。水原弘もちあきなおみと一緒で「黒い花びら」で括られちゃってるのが悲しい。日吉ミミの「男と女のお話」とか初期の研ナオコ(例えば「うわさの男」)なんかも“大人の洒落たラブソング”だと思う。まあ、昭和40年代は男女の交わりも今ほどドライじゃなかったんだろうな。だからコミックソング風に茶化しながら、お願いを託したり、方程式を夢みたりするっていう。
 このCDにはタイトルだけでも時めくような、歌謡曲のエキスが存分に詰め込まれている。まさに必聴「おとなの歌謡曲」である。
ちあきなおみのサインが物語るもの
ちあきなおみが大型新人として鳴物入りでレコードデビューしてから、今年は35周年目に当たります。
この節目の年に、『ちあきなおみムード歌謡全曲集』を露払いとして、そして『もうひとりの私~ちあき 船村徹をうたう』を従えて、『ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん』がリリースされたことに大変感慨深い思いがします。

ちあきなおみが、コロンビア時代(1969~1978)に放ったシングルは27枚、54曲です。(1976年に「酒場川」のB面曲として発売された「矢切の渡し」が後に評判となって、1982年にA面曲―B面曲は「別れの一本杉」―として再発売されていますが、これを含めないのが妥当だと思います。)
そして今回の『しんぐるこれくしょん』には、A面27曲の全てと、B面27曲のうちの18曲が収められています。

【註】B面曲の残り9曲ですが、6曲(「かなしい唇」、「愛の荒野」、「海郷」、「帰っておいで」、「海のそばで殺された夢」、「視角い故里」)は別売の『ちあきなおみ・これくしょん ねぇあんた』で、2曲(「忘れえぬ慕情」、「ついて行けないわ」)は通販商品『うたくらべ ちあきなおみ』で、それぞれ揃えることができますが、いずれも高価です。また残りの1曲「恋のめくら」に至っては、差別用語というおよそ文化を標榜する業界にあっては御門違いと思える理由のため、今回も収録を見送られました。

A面の全曲収録は、『ねぇあんた』で既に実現されているのですから、『しんぐるこれくしょん』ではB面曲も全て網羅して欲しかったですね。そうあってこそ、より意義あるものとなり得たのではないでしょうか。両面2曲をペアにして時系列に収録することで、ちあきなおみの歌の変遷をつぶさに知ることができるものとなり得たでしょうに、残念でなりません。

とは云うものの、初めてCD化されたB面曲が沢山あって、ファンにとっては嬉しい限りです。そして、ちあきなおみに初めて触れる方には、まず手にとって欲しいコレクションです。
2枚のディスクのラベルには、それぞれ書体の異なるちあきなおみのサインがプリントされています。1枚目のディスク(1969.6~1973.2の作品群)が前期のもので、2枚目のディスク(1973.6~1978.2の作品群)が後期のものです。その書体の変化が、そのまま彼女自身の発達・発展の証であることを、このコレクションを通じて知ることができる筈です。