モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集2

ピリス(マリア=ジョアオ)2004-03-24 - コロムビアミュージ... 価格 ¥ 957
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集2

ピリス(マリア=ジョアオ)
コロムビアミュージックエンタテインメント

価格(new/used): 957 円 / 795 円 より
発売日: (2004-03-24) アマゾン売上ランキング: 48045 位
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収録曲のリスト
  1. ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284(205b)
  2. ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309(284b)
  3. ピアノ・ソナタ第9(8)番イ短調K.310(300d)
  4. ロンド ニ長調K.485
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

名人芸は聴けないけれど、名盤だと思います。
弱冠5歳でコンサートデビューしたという早熟の天才・ピリス。しかしこのディスクを聴けば分かるように、彼女は圧倒的な技術力で聴衆の度肝を抜くというタイプの奏者ではない。寧ろテンポ設定は控えめだし、音量・音質のコントロールは常に細心を極めている。触れると壊れそうなデリケートさと、新緑を翻して渡る春風のような爽やかさの融合。それは、純真でとても聡明な少女が、部屋でひとり無心に大好きな曲を奏でているような印象を我々に与える。

ディスク中、特に注目すべきはソナタ第9番だろう。ピリスはモーツァルトのかなしみにそっと寄り添うように、この激しく美しい短調の音楽を慎重に紡ぎ上げていく。しかし我々が彼女の音に酔うには最初の1小節で十分だ。とりわけ長めの装飾音符を伴った最初の一音は、左右の瞳から一滴ずつの涙が零れ落ちるような澄んだ切なさをもって響き、聴く人の胸を一瞬で捕えるであろう。