私は心の光~ベル・カント・オペラ・アリア集

バトル(キャスリーン)2003-05-28 - ユニバーサル ミュ... 価格
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私は心の光~ベル・カント・オペラ・アリア集

バトル(キャスリーン)
ユニバーサル ミュージック クラシック

価格(new/used): -- 円 / 6,599 円 より
発売日: (2003-05-28) アマゾン売上ランキング: 174109 位
CD / 在庫切れ
収録曲のリスト
  1. 歌劇「カプレーティとモンテッキ」~第1幕 第2場「わたしはこうして晴れの衣装を着せられ…ああ,いくたび」(ベルリーニ)
  2. 歌劇「タンクレディ」~第2幕 第2場「偉大なる神よ!お願いです!…恭しく崇めたてまつる公正なる神よ」(ロッシーニ)
  3. 歌劇「ドン・パスクヮーレ」~第1幕 第2場「騎士はあの眼差しを…私も魔の力を知る」(ドニゼッティ)
  4. 歌劇「シャムーニのリンダ」~第1幕「ああ,遅すぎた…私は心の光」(ドニゼッティ)
  5. 歌劇「夢遊病の女」~第2幕 第2場「ああ!彼が他の女性を…ああ!花よ,お前がこんなに早くしぼんで」(ベルリーニ)
  6. 歌劇「ランスへの旅」~第1幕「わたし,出発したいのです」(ロッシーニ)
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

脱帽。あとは好き嫌いの問題だけです。
事情により必要上やむを得ず購入した一枚なのですが、好き嫌いは別として、大変に素晴らしい演奏であることは認めざるを得ないと思いました。ほんとに、個人的好き嫌いで、バトルが好きじゃなかっただけなんです。食わず嫌いだったと反省しております。「Honey and Rue」を聴いたときに「こういうものを歌えばバトルの声もパンチが効いていてかっこいいな」と評価を改めたつもりだったんですが。

素晴らしいです。何が素晴らしいかというと、バトルの「演技力」です。「カプレーティとモンテッキ」のジュリエッタを歌う彼女の声と、「ドン・パスクワーレ」のノリーナを歌う彼女の声は、別人のように違うのです。

理屈で考えれば、別の人物を演じているのですから、別の声にならなきゃおかしいというのが正論ですが、それを本当にやってしまう歌手は、ほとんどいません。誰でも「自分の声で」歌います。演じるのは、あくまでも「自分の声」の、表情の変化の部分までです。ところが、この一枚で、バトルは、役柄によって、声自体も変わってしまっているのです。

これは、凄いです。

正直なところ、やはり、このCDに収められているような典型的ベルカント・アリアを歌うには、彼女の声は細すぎるし薄すぎる、声量も足りないと思います。ただ、それでも、こういうアリアをきちんと歌うことが出来るのだということを、彼女は示してくれています。テキストの読み込みと、演技で、彼女は自分の声には難しいような役を、見事に歌いきっています。

舞台で聴くには、やはり無理があると思いますが、ディスクで聴く分には、これはこれで見事な演奏だと思います。

脱帽、です。