邦楽ニューウェーブ

オムニバス2003-03-21 - ビクターエンタテイ... 価格 ¥ 1,980
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邦楽ニューウェーブ

オムニバス
ビクターエンタテインメント

価格(new/used): 1,980 円 / 1,790 円 より
発売日: (2003-03-21) アマゾン売上ランキング: 142950 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. 甦る五つの歌(第三章)(森川浩恵)
  2. モダン(吉田兄弟)
  3. 津軽おはら節(青森県民謡)(木下伸市)
  4. 雨降り唄~越後松坂(新潟県民謡)(澤田勝秋・木津茂理)
  5. 「秋の色種」~虫の合方(伝の会)
  6. 「平家物語」~祇園精舎(坂田美子)
  7. 黄鐘調調子(伶楽舎)
  8. Spring yellow(宮西希)
  9. 落石覚悟(一噌幸弘)
  10. 海老天(ヒダノ修一)
  11. タルカス変奏曲(コクー)
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 4件

コレは楽しめます☆
邦楽器の第一人者達の渾身の力作を集めたアルバム。

長唄三味線デュオの伝の会の虫の合方では、

三味線で表拍子と裏拍子を交互に弾き合う“清掻(すががき)”という

邦楽器ならではの奏法が織り込まれている。


最後のタルカス変奏曲は往年のメタルバンド、

ELPの名曲を尺八と琴で演奏したもの。生演奏でなくかなり加工してあるものの、

迫力満点。


このCDと出会えて良かったと思いました、本当に。
これは良いですね。様々な現代の邦楽をリードしている若きアーティストの素晴らしい試みが11曲収録されているコンピレーションアルバムです。
「辛気臭い」とか「分かりづらい」という感想は全く持てません。1曲聴き終わるたびに新鮮な感動に襲われます。ハッとする音楽ってなかなか出会えないものです。

NHKの「新日本紀行ふたたび」のエンディングテーマを歌っている坂田美子さんの「祇園精舎 / 坂田美子(琵琶),共演:坂田梁山(尺八)」の凛とした声に聞き惚れました。説得力のある語りで魅了されましたね。13分近い長さを感じさせない奥深い伝統の美を感じました。

コクーの演奏するエマーソン・レイク・アンド・パーマーの名曲「タルカス変奏曲」には、ぶっ飛びました。プログレの世界と邦楽の融合という思いつきもここまで完成されれば立派の一言です。中村明一(尺八),八木美知依(箏),丸田美紀(十七絃)という若き才能に感服しました。

聴きなれた「黄鐘調調子」も、伶楽舎(雅楽)のオリジナルとはまた違ったアレンジの演奏に接すると、幽玄の世界に新しい彩色が施されたかのように思いました。

宮西希(箏・二十絃)の「Spring Yellow」は癒しの極致とも言うべき演奏でしたし、一噌幸弘(能管)の「落石覚悟 /共演:吉野弘志(ウッドベース)」や、ヒダノ修一(和太鼓)の演奏する「海老天 /共演:神保彰(ドラムス)」はジャムセッションとも言うべきものでした。邦楽とジャズという異文化との対決のような雰囲気すら漂っていました。

吉田兄弟(津軽三味線)による「モダン」、木下伸市(津軽三味線)の「津軽おはら節(青森県民謡)」、森川浩恵(箏)の「甦る五つの歌(第三章)」もオススメします。
日本音楽の伝統
「邦楽ニューウェーブ」を捉えた一枚である。
これは邦楽がPOPSとの接近を果たした1990年頃から始まるムーブメントで、現在も多くの実力者が音楽の可能性を求めて様々な曲を生んでいる。

安易に邦楽器を使っただけの音楽ではない。
古典邦楽をやらせても右に出るものはいないほどの腕を持つアーティストが結集している。グルーブ感溢れる津軽三味線や、自由な旋律が巡りに巡る能管など、古典の閉塞感を見事に打ち破っている。その一方で、平均律によらない微妙な音程の上下など、邦楽的な豊かな響きをも見せる。

日本音楽は歴史を通して外来音楽の刺激を絶えず受け続けてきた。その中で潰えるのでは決してなく、外来音楽を新たな土壌とすることで多様性を保ち、何度も逞しく生まれ変わってきた。その日本音楽が今まさに変化の渦中で感動を巻き起こしているということを、知ることの出来る作品である。

進化し始めた日本伝統音楽
  「御座敷芸か生活苦の叫びの化石」と化していた日本音楽が、西洋音楽を子守唄に聴いて育った世代により遺伝子操作を受け、再起動し始めた感じの 世界に発信できる、生きた日本芸術の躍動開始を感ずるアルバムです。

これからの彼らの活躍に期待したい!。

海外への御土産にもお勧めです。