シー・チェンジ

BECK2002-09-21 - ユニバーサル イン... 価格 ¥ 1,000
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シー・チェンジ

BECK
ユニバーサル インターナショナル

価格(new/used): 1,000 円 / 799 円 より
発売日: (2002-09-21) アマゾン売上ランキング: 49302 位
CD / 在庫切れ
収録曲のリスト
  1. ゴールデン・エイジ
  2. オール・イン・ユア・ハンド
  3. ペイパー・タイガー
  4. ゲス・アイム・ドゥーイング・ファイア
  5. オールレディ・デッド
  6. ラウンド・ザ・ベンド
  7. サイド・ザ・ロード
  8. ロンサム・ティアーズ
  9. リトル・ワン
  10. ナッシング・アイ・ハヴント・シーン
  11. ロスト・コーズ
  12. サンデイ・サン
  13. シップ・イン・ア・ボトル
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 17件

人は、それを「永遠」と呼ぶ
 時代を超越した奇抜な編集センスでガラクタをアートに変えるベックという才能。長年付き合ってきたガールフレンドとの失恋で失意の底に沈んでしまった自分をなんとか救い出すために、ベックはここでその才能の一切を封じ込め、時代の寵児でも稀有なロック・スターでもなくただひたすら「ひとり」としての自分と対峙した。時が止まってしまったかのように呆然としたこの表情が好きだ。すべての時の流れを止めて、ベックはここで一度立ち止まった。
 彼を一躍スターダムにのし上げた“ルーザー”や大傑作『オディレイ』などで音楽と楽しげに戯れる一般的なイメージとしてのベックらしさはここにはない。突飛なアイディアやリズムではなくたったひとつのアコースティック・ギターからでも始められるシンプルなフォーク・ソング集。歌詞にも「近頃はどうにか毎日をやり過ごしている/頑張ってみようなんて思いもしない」「朝へと続く道がある〜けれど君へと戻る道はどこにもない」「どうしてこの愛は絶えず移ろいゆくのに/僕の気持ちを変えてはくれないんだろう」といった悩める言葉達が並んでいる。グレイハウンド・バスでのアメリカ横断が何よりも物語っている気がするが、ベックは感動や刺激をいつも外の世界に求め続けてきた。本作は、それを初めて内の世界で探ろうとした作品なんだと僕は思っている。「海は変わる」というこの悟りきったようなアルバム・タイトル。波は絶えず流れ続け、海は常にその表情を変える。時の流れは町並みを変え、生活を変え、僕たちは歳をとる。すべてが変わり果てるこの世界で、それでも変わらない「何か」を求めて――。そんなアルバムだと思って高く評価している。そして、その変わらない「何か」は自己の中にこそある、という答えにベックは辿り着いた。ベックが『グエロ』で再び顔を上げて歩き始めたのは、きっとそういうことなんだと思う。
人間としての当たり前の姿を見せてくれるアルバム
一般的に「ミューテイションズ」と比較される事が多いアコースティックテイストな作品。
パーソナルな内容を歌ったものも少なくない。
一連のBECK作品の中では一番暗く、シリアスな一面を見せている作品である。
サウンドは重厚という表現が最適。
アメリカの広大な大地を連想させてくれるスケール感のある曲が多い。
プロデューサーは「ミューテイションズ」と同様、ナイジェル・ゴッドリッジである。
天才と言われるBECKだって人間。
同じように傷つき、同じように涙を流し、同じように喜んだりする。
そういった人間としての当たり前の姿を見せてくれるアルバムです。
全体的に
アコースティックなサウンド。前回の機械的で奇抜なcrazyチックな楽しいミッドナイトヴァルチャーズと比べると同一人物の曲とは思えない。「全体的に静かで穏やかでいて寂しくて哀しい」でもこれはこれでいいと思います。メロディーも綺麗です。落ち着きましたね、彼。笑)多少物足りなさは感じましたが笑)前作のハイテンションのノリに疲れたらこっちを聴くというふうに交互に聴いてみてはいかがでしょうか?全体的に寂しくベックの涙や孤独・寂しさを感じるアルバム。ただこれはベック自身が本来のベック、素のベックに戻りたくなったのではないでしょうか?その時その時の心境で曲調が変わるのも全然不思議な事ではない。人は成長してどんどん音も成長していくと思う。

個人的には「ペーパータイガー」が好き。なぜと言われてもうまく説明できないので聴いてください。そして「ゲス・アイム・ドゥーイング・ファイン」、とても好きです。涙を誘います。きっと彼は心が疲れて病んでいるのだと思います。哀しく切なく痛い曲です。本当は孤独なのにあえて心に壁をつくりポーカーフェイスで"Guess im doing fine"と歌ってるところが想像できるため、切なくて痛いです。ベックのために、そして私自身のために私はこれを聴いて彼の歌と一緒に涙を流します。

うまいねえ
#8の Round The Bend は完全にNick Drakeの現代版。それら以外にもギターアレンジが近いせいかTim Bucklyの「Blue Afternoon」あたりの気だるい雰囲気を持ったものや、Brian Wilsonをサイケデリックにしたようなものもある。そのあたりをうまく自分の世界にしているところに才能を感じる。
やっぱり天才か。。。
まず聞いてドキッっとさせられずにはいられない。これまでの作品にはないアプローチを見せてくれた。とことんフォーキーなのである。もしかしたらベックに求めている音が違う人もいるかもしれない。が、彼はアーティストで有る。自分の心境やその時の状況で大きく変わるのだ。とことんSSWとしての彼を見せつけられた気がする。素晴らしい。何度でも愛聴したい1枚だ。そして彼の音楽に対する自由度/造詣の深さ/広さにも完敗そして脱帽。