ショパン:ピアノ協奏曲第1番

アルゲリッチ(マルタ)2001-10-24 - ユニバーサル ミュ... 価格 ¥ 1,709
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ショパン:ピアノ協奏曲第1番

アルゲリッチ(マルタ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

価格(new/used): 1,709 円 / 1,703 円 より
発売日: (2001-10-24) アマゾン売上ランキング: 58620 位
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収録曲のリスト
  1. ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11●リスト:
  2. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

永遠の青春の煌めき
アルゲリッチが,ショパンコンクールの優勝の3年後に行ったスタジオ録音であり,26歳のアルゲリッチの天才と青春の残り火の煌めきを感じさせる名盤である。

オケは,録音の古さとロンドン交響楽団ということもあって,(リマスタリングで相当改善されたが)くすんだ印象を与える。
しかし,ショパンのあのやや退屈な冒頭部分を抜け,アルゲリッチの粒立ちの良いピアノが響き始めると,彼女の演奏の虜になる。
アルゲリッチの演奏の特徴は,独特の「揺らぎ」(フレーズごとにテンポ,ニュアンスが,ガラッと切り替わる)と「閃き」(時として,一気呵成に弾きすぎて気持ちがついていけないときもある)と思う。
このディスク,特に,ショパンは,これらの特徴が,一番良い形で現われた,素晴らしいものである。
不安げで,胸を抉るような息苦しさを感じさせる第1楽章,夢見るような青春の憧れを表す第2楽章(このラルゲットは,個人的には,ベートーヴェン「合唱」の第3楽章に匹敵する至上の音楽と思う。),そして,決然と歩み始める第3楽章。
とかく,管弦楽の弱さを指摘されるショパンではあるが,このディスクでは,若かりしアバドが絶妙のサポートで,管弦パートの脆弱さを微塵も感じさせない。
そして,なんといっても,若きアルゲリッチのパッションの素晴らしさ!
何度聴いても,青春のほろ苦くも甘美な思い出を想起させる,素晴らしい名演である。
この世に,名ピアニストは数あれど,この曲の本質をこれ程見事に再現し得る者は,アルゲリッチ以外にいない。

カップリングのリストは,抒情的なショパンとは180度異なる,機能的な楽曲であるが,ここでも,アルゲリッチは,完璧なテクニックと造形の鋭さと美しさと雄大さとで,空前絶後のリストを聴かせる。

この演奏とこのカップリングは,フルトヴェングラーのバイロイト「合唱」にも匹敵する歴史的名盤と言っても,過言ではない。