バックハウス/ベートーヴェン:四大ピアノ...

バックハウス(ヴィルヘルム)2001-04-25 - ユニバーサル ミュ... 価格 ¥ 893
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バックハウス/ベートーヴェン:四大ピアノ・ソナタ集

バックハウス(ヴィルヘルム)
ユニバーサル ミュージック クラシック

価格(new/used): 893 円 / 400 円 より
発売日: (2001-04-25) アマゾン売上ランキング: 1825 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13「悲愴」
  2. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27-2「月光」
  3. ピアノ・ソナタ第21番ハ長調op.53「ワルトシュタイン」
  4. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57「熱情」
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 18件

あくまで一つの演奏スタイル
 ベートーヴェンといったらバックハウス、スタンダードな名演、音大の先生が勧めるベートーヴェン等々、賞賛されているので、ベンチマーク的作品なら聞かねばと思って買いました.その意味では結論から言うと「期待はずれ」でした.いくつ気になったことを挙げてみます.
 まず、収録が1958年とか古いので仕方ないのかもしれませんが、悲愴と月光の録音が良くありません.特に高音部が薄っぺらく、安物のピアノの様な音がするのです.しかも低音部に高音が埋もれてしまっています.録音方法自体に問題があるのではと思いました.「クリスタルな高音部」と書いている方がいましたが「どこが?」って感じです.もっともワルトシュタインや熱情では高音部の薄っぺらな音はしていないので、録音時期や録音方法の違いなのかもしれません.
 次にスタンダードとかシンプルとされる演奏スタイルですが、作品全てでそういったスタイルが貫かれているワケではないようです.確かに月光の第一楽章など極めてシンプルに弾いている曲もありますが、例えば悲愴の第二楽章はギレリスのそれよりも59秒も速いにも関わらず、ほぼ同じ演奏時間のケンプのように飛ばしているのかと言えば出だしはギレリスのそれと同じようなテンポです.つまり曲の中でかなりテンポの揺れがあるんです.ガチガチのスタイルではなく、予想外に自由に弾く人なんだと思いました.もちろん耳障りなほどではありませんが.
 演奏スタイルには好みがあるので、どれが良いとか悪いとか決めつけることはできませんし、バックハウスがピアニストとして素晴らしいことに疑いの余地もありません.彼の演奏スタイルを知るには値段も安いし収録曲も贅沢ともいえるカップリングですが、多くの方がレビューされている内容とは解離があります.録音状態の不満と期待を裏切られた分、ファンの方には申し訳ありませんが、凡庸な作品だと思いました..
安いなぁ
いい加減「3大ソナタ」から「悲愴」は外されるべきではないか。いくらベートーベン本人による表題があるとはいえ、明らかに中期以降の曲と比べると見劣り(聞き劣り?)する。個人的には「葬送・田園・月光・テンペスト・ワルトシュタイン・熱情・告別」の「7大ソナタ」か、またはこのうちテンペストと葬送を除く「5大ソナタ」ぐらいにしてほしい。(後期ソナタは別格なのであえて加えない)。

バックハウスによる演奏はどれもすばらしい。ただ「悲愴」だけは、第一楽章の序奏が速すぎるのが個人的には好みではない。

それにしてもこれで1000円。いい時代だ。
スクエアな伝統美
バックハウス(1884-1969)は往年にベートーベンの名演を数々残してますが、このCDはStereo録音によるピアノ・ソナタ全集からの四大ソナタの分売(廉価盤)のものです。 全体的な印象として、同じベートーベンでもピアノ協奏曲とは違い、曲想に淘汰されておらず、自立的という意味でこれらソナタはバックハウスの個性がより強く表れていると思います。
その正統派と言われた彼の表現を同年代に生まれた指揮者で例えるならば、クレンペラー(1885年生)が持つ奥深い造形力と、フルトヴェングラー(1886年生)が発するような歌い込みの上手さという両者の良きところが備わったものであり、晩年期の収録ではあるものの、均整のとれたスクエアで力強い演奏には、獅子王と言われた彼の片鱗をみることが出来ました。
寧ろ無駄を排した日本料理のような演奏。
ドイツ風と言う評価はよくわからない。
装飾過多でも四角四面でもなく、むしろシンプルで
日本料理のような繊細さすら覚える印象。
個人的にはこの盤ではないが、「告白」が気にいっている。
ソナタはやがり、バックハウスをまずお勧めしたい。

シンプルに、ベートーヴェンの音符を再現したアルバムです
商品の説明にあるとおり、日本でとりわけ人気の高いピアニスト、バックハウスによる、ベートーヴェンの有名ピアノソナタ4曲を集めたものです。バックハウスのピアノですが、他のレビュアーも書かれている通り、特徴が無いのが特徴といえるでしょうか。要は、テクニックをひけらかすわけでもなく、その澄んだ音色ともあいまって、ひどくシンプルなのです。でも、繰り返し聞いていると、何か、そのピアノが、まるで、融通無碍の境地で、自由に、ベートーヴェンの音符と戯れているように、静かな所は静かに、激しいところは激しく、聞こえてくるところが、彼の魅力と言えるでしょうか。
一聴しただけでは、恐らく、嫌う人も居ない代わりに、一度に虜になるピアニストでもありません。ただ、名曲4曲が、この値段で手に入るお買い得なCDでもあり、ベートーヴェンのピアノソナタ入門として購入し、その後、他のピアニストと比べられるのもいいかもわかりません。