ブルックナー:交響曲第7番

大阪フィルハーモニー交響楽団1987-08-21 - ビクターエンタテイ... 価格 ¥ 2,759
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ブルックナー:交響曲第7番

大阪フィルハーモニー交響楽団
ビクターエンタテインメント

価格(new/used): 2,759 円 / 2,599 円 より
発売日: (1987-08-21) アマゾン売上ランキング: 12972 位
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収録曲のリスト
  1. 交響曲第7番ホ長調
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 13件

第2楽章終了後の鐘の音
言わずとしれた朝比奈隆の永遠の名盤。その昔、音楽専門家の知人からカセットテープに録音したのを借りて、第2楽章終了後の鐘の音を耳をこらして聴いたことを思い出す。CDでははっきり聞こえる。

とりわけ第1、第2楽章が素晴らしく、これ以外のどの演奏を聴いても物足りなく感じるほどだ。
奇跡的な名演奏であることは確かなんですよ
LP時代からのブルックナー・ファン、およびブーレーズ・ファンとして一言。
ブルックナーは、聴かせる人および聴く人のレンジが、非常に狭い作曲家である(笑)。
ブーレーズという人は、ストラビンスキー、バルトーク、ラヴェル、ドビュッシー、そしてシェーンベルク等、如何に作曲家の意図を精緻に分析して厳密に演奏するかが問われる曲に関しては、古今東西、右に出る者が居ない名手であることは間違いない。
しかし、ブルックナーという人は、そういう作曲家じゃあないんですな。何と言うか、実にいい加減と言うか、演奏家に自分の我が身をぜんぶ丸投げしちゃってる人なんです。どうか良い演奏となるよう、どうぞ宜しくお願いします、てな感じです。
そこで色々な名演奏が出てくる事になる。
ここでブルックナーの名演奏とは、演奏が上手い下手ではなく、どれだけブルックナー聴きの魂を揺さぶるか否かが判断のポイントになります。
ブルックナー演奏の名手としては、多分、クナッパーツブッシュとシューリヒトの二人がその極北に位置するけれども、この二人の演奏を聴き比べてみると、まぁ、180度違うと言うか、全っっっ前、別の演奏な訳です。
そういう訳で、二人以外にも、ベーム、マタチッチ、ケンペ(5番のみ)、ヨッフム、そして朝比奈などなど、色々な名演奏が出てくることになる。
ザングト・フローリアンでの朝比奈7番は、教会の鐘の音が2楽章の前に奇跡的に入ってしまっていることからも分かるように、真のブルックナー聴きの魂を揺さぶる神がかり的な名演奏となっていることは間違いないんですよ。
奇跡の聖演
 オーストリアのリンツの聖フローリアン教会。ここはブルックナーの故郷であり、今はブルックナーが眠る場所である。ここで1975年10月12日、音楽史上、奇跡とも言える聖演が誕生した。それがこの朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団の聖フローリアンライブである。
 広大で敬虔な雰囲気を湛えたマリモアザール(大理石の広間)でこの演奏は行われた。とてつもなく長い残響の中、第一楽章はゆったりと静寂な趣を湛えて進んでいく。そして、コーダではその天空を見上げるが如き威容とその崇高さに私は思わず涙ぐんでしまった。その後に続く第二楽章冒頭の主題のワーグナーテューバの沈み込むような悲哀と祈りは何と素晴らしい事か。ワーグナーへの追悼の辞がこれほどの慟哭をもって迫ってきた事はこれまで一度もない。続く安らぎの第二主題もあたかも作曲者が神に祈りを捧げているかの如き姿が想起される。第二楽章が終わった時、この演奏が伝説の演奏と語り継がれるきっかけとなった教会の鐘が鳴る。これは偶然なのか。それとも必然なのか。ただ神のみぞ知る。その後の第三、四楽章も朝比奈氏独自の解釈が光る素晴らしい演奏である。全体を聴き終えた時、言葉にできないほどの感銘を受けた。ただただ、何も言えずその偉大さに感謝する他なかった。
 他でも言われる通り、確かにオーケストラのアンサンブルや表現にはライブでもあってか粗が見られる。しかし、指揮者、オーケストラが作曲者に最大限の敬意を払うようにあらん限りの力を全力で出して演奏している事が伝わってくる。完璧な人間がいないように完璧な演奏もない。例え技術的、音楽的に完璧であろうともそれが感動を与えるわけではない。完璧な演奏=偉大な演奏ではないのである。なぜなら、音楽にはそれらを遥かに超えた人間の存在に関わる神秘が秘められているからだと思う。それでなければ、これほどまでに音楽が人間に影響を及ぼすとは考えられない。終演後、会場に居合わせたノヴァークが朝比奈氏に「この素晴らしい演奏を前にして版のことなど問題ではない」と語ったそうだが、まさにその通りである。これは神に祝福されし奇跡の聖演である。今後二度とこのような演奏は現れないだろう。
鐘二つ。
セントフローリアン教会の長い残響時間と小さいキャパゆえ、大フィルが無理せず演奏しているのは良い点である。

そうは言うても朝比奈+大フィルなので、多くを期待してはいけないというものだ。事故は多発している。

鐘二つ。
音響的に問題あり?? そんなの超越、空前絶後の名演奏!!!
これは、まさに神懸り的な超名演奏だといえる。
聖フローリアンにおける残響特性は7秒!!!
コンサートホールどころじゃない!
どう考えても、放送用にせよ、レコード用にせよ
まったく適していないと思えるほど長いんだから、、、


で、、、オーケストラの各パートはどうしたって
聖堂内の豊潤な響きにすべて溶け合ってブレンド
してしまうにきまっている。


でも、そんな事どうでも良くなってしまうくらい
感動的な演奏だ!!!!
さすが、朝比奈隆 ブルックナーの大家である。