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ブルックナー:交響曲第8番 |
| ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団1997-07-24 - MCAビクター 価格 ¥ 2,953 | |
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ブルックナー:交響曲第8番ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 MCAビクター 価格(new/used): 2,953 円 / 2,480 円 より 発売日: (1997-07-24) アマゾン売上ランキング: 55661 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 12件
ブルックナー初心者の方には私はここに紹介されている多くの絶賛のレビューを参考にしてこのCDを購入し、それをきっかけに多くのブル8を聴いた。その私なりの結論として、あえて憎まれ役を承知で一言。確かにかつては多くの方に愛された演奏なのだろうが、しかしこれから初めてブルックナーを聴こうという初心者の方には私はおすすめできない。一言で言うと、やはりちょっと「古すぎる」。まず録音が古い。音そのものが今の最新のステレオ録音とは比べようもない。そして何より、表現が古い。この伝説的巨匠の個性があまりに強烈に出過ぎていて、表現が「濃すぎる」。オーケストラのメンバーの個性や自主性を尊重しながら作り上げる昨今の流れから考えても、どうしても古さを感じざるを得ない。…ブルックナー初心者には、私がこの間聴き比べた約10枚のブル8の中で、現在まさに活躍中の指揮者による秀演の数々、ブロムシュテット、ブーレーズ、スクロヴァチェフスキら(故人ではヴァント、朝比奈隆ら)の最新録音による名演から入ることをおすすめしたい。古さを感じさせない過去の名演としては、マタチッチ/N響の84年最後の来日盤が唯一おすすめか(現在入手困難だが)。 初心者の方はCD2枚目から聴くのもお薦め当方、コアなクラシック愛好者ではありませんが、いろんな音楽を幅広く聴いていると自負する者です。ブルックナーの交響曲は高校時代にNHK-FMの「クラシックアワー」(懐かしい…)で聴いたことがあり、マーラーの交響曲と並んであまりの長大さ(!)に楽曲の全体像を把握することさえ出来ず、その後20年以上ご無沙汰することになりました。 今回、久し振りに挑戦してみましたが、やはり独特の“とりとめのなさ”“あてどない感じ”は変わらないですねぇ(笑)。 特に、2枚組CDの1枚目(第1・第2楽章)は何だかよくわからないまま終わってしまいます。その点、2枚目(第3・第4楽章)は録音時間はさらに長くなるものの、比較的メリハリの効いた部分が増えてくるので、「おっ、結構カッコいいじゃん」と思えるようになってきます。そうなるとシメたもので、ここかしこに隠された美しい旋律や、勇壮な管楽器の小爆発に耳が行くようになってきて、いつの間にかこのダラダラ感が逆にやみつきに…なんてこともあるのかもしれません。 当方は少し疲れているときに第1・第2楽章を聴いて、とりとめなく盛り上がりに欠けるところに、逆に不思議な癒し効果があるのを発見しました(笑)。これは、過剰な感情移入を拒みつつ、それでいて自然そのものであるようなバッハの物質的・植物的な響きとの共通点かもしれません(音楽の外観的には全く似ていませんが)。 以上、ブルックナーはクラシック初心者の方にはお薦めしにくいのですが、ベートーヴェンやブラームス、ドヴォルザークなどの交響曲で十分“基礎練習”を積んだ上でなら、挑戦し甲斐のある音楽だと言えるのではないでしょうか? なお、本作の音質は良好ながら、最近の録音のようにリバーブ(人工的な残響音)はあまりかかっておらず、ややデッドで抑え気味の響きだと感じました。 レコード史上空前の巨大さクナのミュンヘン大学での博士論文は「パルジファルにおけるクンドリーの性格について」でした。彼はワーグナーだけを神のように崇め、演奏していました。同じ様にワーグナーを崇拝し、壮大な交響曲を残したブルックナーでさえ、クナにとってはワーグナー以外の大勢の一人という考えだったのでしょう。ここでの8番はかなり自由に演奏しています。 特にデュナーミクに独自の”遊び”が感じられます。例えば、フィナーレ、金管のコラール風の第一主題のあとの16小節目、ティンパニの連打が手元のスコア(ノヴァーク版)ではff指示ですが、クナはここで1小節間のクレッシェンドを指示しているように聴こえます。ティンパニがポコンポコンと鳴るので、チョット意表を突かれます。 少なくとも、ヴァントのようにスコアを細部にわたり徹底的に掘り下げ、プローべのなかで一つ一つ理詰めに積み上げていくといった指揮者ではないように思います。この演奏は、指揮者に元々備わった「桁違いな巨大さ」が屋台骨になっています。そしてクナの場合は、この巨大さが深い芸術性を湛えているのです。 スケールの大きい楽曲を、堂々と再現したアルバムですそのスケ−ルの大きさな構成で、日本でもファンの多いブルックナーの第8番です。 クラシックの楽しみといえば、指揮者・オーケストラの聴き比べですが、ブル8といえば、昔から、シューリヒト(ウィーンフィル)と並んで、名作に挙げられることの多い1枚です。両アルバムの違いを一言で言えば、前者の「躍動」に対し、後者は「深み」といえばいいでしょうか。どちらのアルバムも、スケールが大きく、美しい楽曲を、オケを十二分に鳴らしながら表現しているのですが、よりゆったりと進んでいくのが後者かと。そのせいもあり、当アルバムは、CD2枚に分けられています。 今の自分としては、前者の躍動感が好きなのですが、どちらも、ブル8を雄弁に再現したアルバムであり、ブルックナー、とりわけブル8ファンにはお奨めの1枚です。 やっぱり畢生の名作でした。Bruckner畢生の名作といわれている8番です。私はJochumとDresden Staatkapelleの組み合わせを持っていたのですが、あたかもヘビメタを聴いているような金管の騒がしさに、これがBruckner畢生の名作?と思っていました。聴いていて落ち着かないんですよね。皆さんのレヴューを参考に購入しました。この演奏を聴いて目から鱗です。逆説的ですがJochum盤もまた違った目で愛せそうです。細かいことは他の人のレビューを参考にしてください。内藤陳氏風にいうと、聴かずに死ねるか!といったところです。惜しむらくはCDが2枚組みになってしまっているところでしょうか。でもあの3楽章のAdagioを収録するためにはしょうがないのかな。 |