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風立ちぬ |
| 松田聖子1990-10-15 - ソニーレコード 価格 ¥ 1,320 | |
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風立ちぬ松田聖子 ソニーレコード 価格(new/used): 1,320 円 / 990 円 より 発売日: (1990-10-15) アマゾン売上ランキング: 1804 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5
/ 総数: 20件
曲が始まった瞬間から80年代に引き戻されます当時高校生でした。 多感な青春時代の夏を演出してくれたA LONG VACATIONというアルバム。 その大瀧詠一氏が手がけた作品と言う事で発売と同時に買いました。 バイトして買ったウォークマン2で登下校にハードローテーションしていました。 特に音楽に詳しいわけでもないガキでも、何か今までのアイドルとは違うことは感じました。 あれから25年は経つでしょうか。 何かが違うと思ったあの時の感覚は、時を超えても色あせない音楽となって今証明されています。 前半後半の声質が…このアルバムは1〜5、6〜10と、レコーディングの時期が違うんで声質が前半と後半でちょっと違うんですよ。 6〜10の方がレコーディング時期が早い為、前作のシルエットに近い印象になると思いますよ。 アイドルポップスとニューミュージックの蜜月がここに。オールディーズ全開のお洒落ポップスでも違和感が無いのは、松田聖子自身がデビュー時からずっとAOR路線の曲を歌ってきたのが大きかったと思います。70年代風のアイドルポップスやライバルの中森明菜みたいな歌謡曲を歌っていたら身に付かなかった筈ですから。それに、聖子の洗練されているが大衆向けの媚びや俗っぽさも持っている声だからこそ、日本の音楽の中心にポップスを定着させる為の素材に成り得たのであって、小泉今日子は論外ですが渡辺満里奈や原田知世が歌ったらスノッブ過ぎて一般リスナーが付いて行けなくて完全にアウト。『SQUALL』の頃のような弾けた声は聴けませんが、歌唱力はかなり向上していますし、落ち着いた声がアルバム全体の秋っぽい雰囲気によく似合います。松本隆の文学的で乙女チックな詞を聖子は独自の解釈で歌っていて表現力も素晴らしいです。 松本隆や大滝詠一といった作家陣の功績も大きいです。『音楽誌が書かないJポップ批評(19)』によると、聖子は一時期同性に嫌われていたらしく(田原俊彦のファンが聖子の写真をビリビリに破り踏んづける儀式が有ったようです)、だからこそ聖子を好きじゃない人にも「良い曲」だと認められる曲を歌わなければならなかったからです。その結果、山口百恵が阿木耀子と宇崎竜童のコンビで一段と高みに昇ったのと同じで、聖子も『風立ちぬ』によってステップアップ。曲自体も全体の構成もハイクオリティ。アイドルポップスとニューミュージックの蜜月がここに有ります。アイドルポップスがあまり好きじゃない人には、元はっぴいえんどや大滝詠一が免罪符になっているしね。ところで『風立ちぬ』って堀辰雄の小説から? A面「に」恋をして ー「アイドル」概念のパラダイムシフトー私は、いわゆる「ナイアガラー(笑)」の一人で、それ故、大瀧氏がプロデユースしたアナログ盤時代のA面(CD1〜5曲目)以外、ほとんど聴いた事がありません。 あくまで、その範囲でのレヴューであることをご承知下さい。 このアルバムの意義を語る上で、当時の時代背景を「知って頂く」あるいは「思い出して頂く」ことが欠かせません。 1980年当時、「アイドル」とは、イコール「粗品乱造」が主流でした。ロー・コストでCMや歌番組等にじゅうたん爆撃の様に集中的に露出する・・・・・、歌は、あくまでタレントの「顔」を売る手段に過ぎませんでした。 ただ、そうした流れに飽き足らない若者の中で、いわゆる「ニューミュージック系」アイドルの台頭も目立ちました(竹内まりやや杏里など)。 1980年にデビューした松田聖子は、当初、前者の一人でした。「トシちゃん」こと田原俊彦とのCM共演に嫉妬したジャニーズ系ファンから「カミソリ」入りの 封書が所属事務所に殺到したり、また「新人賞レース」(死語)では授賞したら「オカーサーン!」と叫んでは涙する・・・・・、等話題の尽きない「セイコちゃん」でした。 こんな、「イタい」歌謡界に反発を感じていた当時中学生の私は、ちょっと背伸びして、YMO→はっぴいえんどに聴き耽り、中でも大瀧詠一氏が1981年に発表した日本ポップス・ロック史上の最高傑作「A・LONG・VACATION」は 驚きと感涙をもって迎え入れたものです。発売から半年の間に150回は優に聴き込んだと記憶しています。 そんな「アーチスト志向」の強かった私にとって、大瀧氏の手になるシングル「風立ちぬの発表は、大変なショックでした。 「あの大瀧氏がなんで『聖子ごとき』に・・・・・」、正直大瀧氏の真意を図り可ねました。まして、大瀧氏はあるラジオ番組で「松田聖子は、80年代の『弘田三枝子』だ!」と言う。ますます大瀧氏のお考えが解らなくなってしまいました。 疑問が氷解したのは、1981年秋にTBSラジオで始まった大瀧氏のDJ番組「GO!GO!NIAGARA」でした。「ロネッツ」を初めとするいわゆる「スペクター系」や「二ール・セダカ」、「フォー・シーズンズ」、そして日本からは件の「弘田三枝子」や「坂本九」と言ったOLDIESの曲が次々と紹介され、それらの人たちの作品の素晴らしさに、圧倒されたのです。そして、それらが発表当時は「アイドルの曲」「流行歌」のカテゴリーに属しつつ、作品としての輝きを現在もなお放ち続けていろ、まさに<OLDIES BUT GOODIES>である事を肌で感じるに到りました。 「大瀧氏の目指したものは、流行歌ではあっても、歴史の風雪にも耐え後世になってもなお光輝く作品群だ!」 時代の波に乗る事と、時代を超えて愛されることが立派に両立することを、大瀧氏が自ら証明したのが、まさにアルバム「風立ちぬ」A面だと気付きました。 この「風立ちぬ」A面を特に象徴するのが、3曲目「1千1秒物語」だと思われます。キャッチーなイントロ、ドラムの深いエコー、グロッケン・・・・・、ナイアガラサウンドの粋が結集したこの曲。でも、私が特に愛してやまないのが「錆付いた線路を歩いたの・・・・・」で始まる2番。敢えて抑制を掛けたアレンジに『聖子さん』の表現力溢れるボーカルがうまく乗っかり、松本隆さんの描いた美しい風景が聴く人のイマジネーションを拡げます。 「風立ちぬ」A面、特にこの「1千1秒物語」は、審美眼的に・普遍的に美しい1曲と言えましょう。 このアルバムを境に、松田聖子作品はシングル・アルバムを通して当代最高の作家陣を起用し(EX.呉田軽穂ことYUMING、細野晴臣、尾崎亜美)、アーチスト路線を往く事になります、そして、アイドルを初めとする流行歌とロック系アーチストのコラボレーションが一気に加速し、現代のいわゆるJ−POPの原型が築かれていきます。 「風立ちぬ」は、「最高のタレントを最高の音楽で・・・・・」と言う新しいパラダイムに歌謡界をシフトさせた、まさにメモリアルアルバムです。 2005-2006のカウントダウンDVDもオススメ!「本当の聖子ファンは アルバム『風立ちぬ』と『Touch Me,Seiko』が好きなはず! ・・・と20年位昔、友人が豪語してましたが、当たってると思いません? 27年も経っているのに私の中でこのアルバムは色あせることがありません。 (2005-2006のカウントダウンライブで いくつかこのアルバムの曲を歌ってますので DVDも併せてオススメですよ) アップテンポの『冬の妖精』は ちょっと性急な感じが ♪あなたはいつでも急ぎ足だからもう追うのに疲れるの♪ にうまく乗ってて可愛い女の子の歌 『ガラスの入江』はしっとりと切ない名曲です。 ♪好きだったの本当よ忘れないで♪ というイントロから大好きです。 当時この曲ばかり擦り切れるくらい聴きました。 昔キョンキョンもお風呂でよく歌っていたという『一千一秒物語』 キラキラ華やかで夢の世界に連れて行ってくれそうな大瀧ワ−ルドに 心酔したものでした。 『ペ−パ−ム−ン』『銀のお月様』『ク−ルミントのガム』 出てくるワ−ドも松本隆さんらしく素敵です。 『いちご畑でつかまえて』 風変わりな曲なんだけど最後の「クシュン」が可愛くて 大好きでした。 『流星ナイト』 好きな彼を想って想って 気持ちだけが流星になって彼のもとに飛んでゆく という内容なんですね。すごい名曲です。 『黄昏はオレンジライム』 このアルバムでは地味なポジションですが わりと現実的な内容の共感できる詩じゃないですか。 彼にデ−トをすっぽかされた内容なんだけど ここまで美しく詩にできるとは。間奏が素敵です。 『雨のリゾ−ト』 もう聖子ファンなら知る人ぞ知る『雨リゾ』です。 雨の曲なのに楽しくてにぎやかな曲調 雨なだけに起こるデ−ト中のラブラブなハプニング ♪ポットの紅茶とバスケットランチ♪ のドライブデ−トに当時憧れました。 イントロから言うことないくらい 私の中では『ひまわりの丘(パイナップル)』に次ぐ 名曲中の名曲です。 今年(’07-’08)のカウントダウンではとうとう歌ってくださいました(涙) 『December Morning』 にぎやかな『雨リゾ』のあとをしっとりと ♪風花さらさら 風に舞う雪 目覚めれば銀世界 ♪ と美しい歌詞が癒してくれます。 雪の白と真っ赤なジャケットなど色彩がとにかく美しい。 私の中でアルバム『パイナップル』と『風立ちぬ』 どちらも譲れないくらい大好きなんだけど 『爽やかさ』という面で惜しくも『パイナップル』の勝ちなんですよね。 同じテーマの商品を探す
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