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マーラー:交響曲第9番 |
| チェコ・フィルハーモニー管弦楽団1995-12-16 - ポニーキャニオン 価格 ¥ 2,845 | |
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チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ポニーキャニオン 価格(new/used): 2,845 円 / -- 円 より 発売日: (1995-12-16) アマゾン売上ランキング: 160015 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 8件
美しく、暖かいアダージョ巨匠ノイマンがレコーディングの予定を差し替えて録音したというこの9番。最終セッションの僅か5日後に他界することを予感していたのでしょうか?美しさと暖かさに満ちたアダージョを聴いていると安らぎに包まれるのを感じました。終盤のピアニシモも、音楽の流れが途絶えることはなく、自然に消え去っていくかのようです。癒されました。残響が深いのにディテールまで聴き取りやすい録音も素晴らしい。 マーラー9番のアダージョとともに私はこのノイマンのマーラー9番のアダージョほど、最近何度もきいている曲はありません。 寝る前に聞くとき、この曲のメロディは一日の終わりにほのかな彩りを与えてくれます。 流れるようにメロディが展開され、そのメロディにも演奏にも作為的なところはありません。 ひたすら純粋に、そのときの精神に向き合っている感じがします。 これからも枕元で眠る前に、この曲をききながら平穏な気持ちで一日を振り返るんだと思います。 透明感にあふれたオーケストラの響きが、しみじみ美しい指揮者ヴァーツラフ・ノイマンの死の、わずか1〜2週間前に録音された演奏。文字どおり、ノイマンの白鳥の歌になった演奏です。1995年8月21〜28日にかけて、プラハのルドルフィヌム、「芸術家の家」のドヴォルザーク・ホールでの録音。 リリシズムに満ちた弦楽器群の歌、ホルンをはじめとする管楽器の響きの見事なことなど、透明度の高い、荘厳な美しさをたたえたマーラーですね。マーラーの最後のシンフォニーに寄せるノイマンの眼差し、あたたかな共感にあふれた演奏が素晴らしいのです。 なかでも、第1楽章の終盤と、第4楽章の「アダージョ」の全部がいいですねぇ。青空の彼方へと消えてゆく白い鳥の飛翔を見るような趣。しみじみとして、深い味わいの音楽に陶然とさせられました。 チェコ・フィルの響きの美しさ、ハーモニーの透明感が、くっきりと捉えられている録音にも感銘を受けました。 バーンスタイン指揮コンセルトヘボウ管、ジュリーニ指揮シカゴ響、バルビローリ指揮ベルリン・フィルなど、綺羅星の如き名演がひしめくマーラーの『9番』。そうした演奏ほど知られてはいませんが、これは実に深く、美しいマーラーの『9番』です。 最晩年はなりふり構わず自己主張をしてマーラー像を示してくれたノイマン先生の最期のそっけないほど自然な終楽章ノイマン先生最晩年の録音で、圧倒的な立体感あるホール反響も生々しい好録音となったですがな。このアダージョの3日後やったかな、ウィーンでノイマン先生が亡くなった、という感慨を抜きにして本盤を聴くのは難しい。ノイマン先生の最晩年のマーラーサイクル(7, 8番は未完)を全て聴かしていただいて、ようやくこの演奏の意味するところが凡人のわてにも分かってきた。 白眉は1楽章。つややかな弦ときらびやかな金管は、最晩年の2, 5, 6番と同様に、ノイマン先生らしからぬ強い自己主張を表現しておる。録音のよさもあいまって、ソロ楽器の位置までつぶさに分かるし、クライマックスの迫力が凄い。2楽章は意外とややテンポは速く、6番の2楽章の解釈を想起。3楽章はフツー(ジュリーニでも、レニーでも、バルビローリでもこの楽章の方向性だけはさほど変わらん)。 そして終楽章。物足りない、あるいは死を目前としたノイマン先生が体力的な理由で、適当に切り上げたのかも、と思うとりました。ここには、ジュリーニ先生のシカゴでの慟哭やアバドのベルリンでの激しい感情のさざなみはないですわな。ほいで、わては考えた。魂が滅びゆく、はかない生の体現する美は本当に雄弁なのかどうかを。 ノイマン先生の解釈は、(結果的に)あと数日となった自らの有限の生をも達観したような、最期になっていわゆるノイマンらしい、自己主張を抑えた音楽の自然な流れを重視した解釈。でもほれが、最晩年のノイマン先生の1, 3番でのボヘミアの自然の心から楽しむような純朴さに通じているような気がしてきて、凡人のわても今日はこの終楽章に強く感情移入いたしました。ジャケットの老いたノイマン氏の数点の写真が実に含蓄があって好きです。宝物になりそうな名盤 彼岸へ続く美しいマーラーノイマンが最晩年に録音したマーラーは、優秀な録音も相まってどれも美しい遺言になっている。チェコフィルが落ち着いた潤いのある理想的なマーラーサウンドを響かせていて、ノイマンが1つ1つの楽想を丁寧に刻印していく。「何も足さない。何も引かない」モルトウイスキーのような味わい。演歌調ならバーンスタイン、ワールドミュージック的なクーベリック、オペラ調なら色彩的なシャイーをお薦めします。 |