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カメラ・トーク |
| Flipper's Guitar1993-09-01 - ポリスター 価格 ¥ 1,970 | |
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カメラ・トークFlipper's Guitar ポリスター 価格(new/used): 1,970 円 / 1,080 円 より 発売日: (1993-09-01) アマゾン売上ランキング: 33164 位 CD / 通常24時間以内に発送 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0
/ 総数: 26件
これは日本の、90年代の、サリンジャーですね。サリンジャーは「ライ麦畑でつかまえて」をもう50年以上前に著しましたが、場所をアメリカから日本に変え、ジャンルを小説からポップスに変えて、再び現れたサリンジャーです、このアルバムは。だからあなたの今の年齢に関係なく(?)、10代の頃の、あの切なくてくやしくてどこにも思いをぶつけられない不器用な頃の気持ちに戻りたくなったら、このアルバムを僕はお勧めします。1曲目の「恋とマシンガン」なんて”VOGUE ITALIAをめくりながらカフェオレボウルとクロワッサンなボク”な世界のようで、結局社会への手の込んだアッカンベーだし、「青春はいちどだけ」「全ての言葉はさよなら」なんて切なすぎて恥ずかしいくらいです。でもフリッパーズが凄いのは、そのサリンジャー的文体に、実は構造主義や記号論などの現代思想や現代文学のエスプリが潜んでいることなのです。「恋とマシンガン」がヒットした時、山下達郎が彼らの歌詞を評して「音楽を馬鹿にしてる」と批判したけど、僕はそうは思わない。フリッパーズはポップスの批評であり、批評と屈折でしか新しくなれなかった90年代サブカルチャーの産物なんだと思います。このアルバムの音は軽いですが、意味はけっこう重いものを伝えようとしています。 名盤。名曲ぞろい。「ポップ」って私にはよく意味のわかんない言葉だけど、 このアルバムにはぴったりはまる言葉のような気がする。 聞きすぎて飽きて、また思い出したように聞いて…って言うのを何回繰り返したかなー。。 フリッパーズ・ギターの最高傑作岡崎京子さんのファンなので聴いてみました。『岡崎京子―総特集』を読みながら聴いていましたが、ハマっていました。 フリッパーズ・ギターの最高傑作。 同じような音楽性の1枚目の『Three Cheers for our side ‾海へ行くつもりじゃなかった』は英語でしたが、今回の『カメラ・トーク』は日本語なんですね。日本語のクールな知性・批評性・都会感が有る歌詞が素敵だし、そこが凡百なお洒落なネオアコ系バンドとは一線を画していると思います。曲の良さは言うまでもない。 小山田圭吾の歌は、声量が無く、音程も不安定ですが、そこが逆に思春期の男子という感じで曲に妙にハマっています。 ヴィジュアルセンスは、相変わらず洒脱ですね。 未熟な若さと美しさ!若き日の小沢健二の鋭い感受性を驚くほど無駄のない言葉で伝える美しい歌詞と、その言葉に新たな生命を吹き込むような小山田圭吾の歌い声。体の中からあふれ出てくるような二人のロマンチシズムは発表から10年以上たった今でも、苦悩し、怒り、やり場のない思いのはけ口を音楽に求める少しインテリな若者達の心の中身に深く突き刺さり、自分でも表現し得なかった心の奥にある感性を最高級の言葉と音楽としてあらわしているようです。キャリアを重ね、演奏技術が長けてくる頃には失われてしまうみずみずしい感性を、未熟ながらも唯一無二の音楽で表現した他に類を見ない作品。名盤です。 名盤1stに全ての力を使い果たしてしまい、残った作品だけが今でも光り輝いているアーティストは残念ながら多いと思います。彼らが本物であった所以は、あんな短期間でさらに素晴らしいこの作品を作り上げたところでしょう。 内容は当然最高ですが、私が当時衝撃を受けた点は歌詞のサビに英語が一切使われていないところでした。1stの英詩を捨て、日本語のみで素晴らしいものを作ろうという心意気は評価するべきでしょうね。 リマスターの成果は想像以上にあります。当時ラジカセで聴いていて現在高級なオーディオを持っている人は今すぐ買いに行きましょう。元が90年発表の作品なので、ラジカセではあまり旧盤との差はあまり感じられないかもしれません。 |