リスト:ピアノ・ソナタ

ポリーニ(マウリチオ)2000-02-02 - ポリドール 価格 ¥ 1,896
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リスト:ピアノ・ソナタ

ポリーニ(マウリチオ)
ポリドール

価格(new/used): 1,896 円 / 1,103 円 より
発売日: (2000-02-02) アマゾン売上ランキング: 63092 位
CD / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
  2. 灰色の雲S.199
  3. 凶星!S.208
  4. 悲しみのゴンドラ1S.200-1
  5. リヒャルト・ワーグナー-ヴェネツィアS.201
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 5件

聴き比べの楽しみ
このCDで聴かれるイタリア出身ポリーニ49歳時の「ピアノソナタ ロ短調」は、
ヒレ肉やマグロの赤身にも例えられ、筋骨隆々とし、淡白だが力強く、
感情を徹底して押し殺したかのようなスタイリッシュな演奏です。
ピアノという楽器が木ではなく、すべて金属で造られているかのような錯覚にすら
陥ってしまいます。しかしこの演奏は、彼の非常に高度なテクニックと徹底した
自己研鑽に裏打ちされていることを忘れてはならないのです。
他に素晴らしい録音としてチリ出身のアラウ57歳時の演奏もありますが、
こちらはロースや大トロにも例えられ、ロマンチックで懐の深い温かみを感じます。
ハイレベルな録音を残してくれた両者に今更ながらに感謝したいです。
そして今後も永遠に、この両者に勝ち負けはないのです。

P.S. ホロヴィッツの鬼気宿る演奏もお忘れずに!
これはクラシックではない!
 まさに革新的、かつ普遍的な演奏。乾いたピアノで
フォルテが次々とぶち込まれていく様は、クラシックではなく
むしろロックアーティストの絶叫を聴いているのに等しい。

 ポリーニならではのアプローチの仕方といえるかもしれない。
音色の美しさよりも、あえてバラバラの演奏をしているかのようで、
レガートを一つ一つ区切るような弾き方が、絶大な演奏効果に
響いているように私は思う。

 情感を楽しむことはもちろんできるが、
まさにこのピアニストのピアニスティックな部分が最大限楽しめる
盤といえる。
まさに完璧の一言
その完成度の高い演奏技術から。機械的だとか冷徹と言われ続けてきたポリー二。しかし・・このロ短調ソナタを聴けば、彼がこれを弾くために存在したのだと確信する名演。とにかく演奏自体にスキもなければムダもない。この単一楽章形式に書かれた複雑でデモニッシュな音楽を、絶妙なバランス感覚と構築感で聞かせてくれます。ほかに晩年の実験的な小品(現代音楽?)もリストが30年先の音楽を予見していたのだと思うと。あらためてリストの偉大さ業績の大きさを認識させられます。
アラウと双璧?
リストのソナタを聞くとき、僕はアラウのライヴを聞くか、ポリーニを聞くことにしている。アラウの演奏は、ロマンティックで、艶っぽく、これぞロマンティシズムというリストの演奏であるように思う。それに対して、ポリーニによるリストは、曲の構造や音の対比といったものに焦点が当てられているように思える。個人的な好みとして、ロマンティックな感じが強すぎるより、こういった構造美を感じさせてくれたり(ポリーニは勿論、グールドも)、爽やかロマンティシズム(例えばアムラン)を感じさせてくれるピアニストが好きだからというのもあるかもしれないが、素晴らしい一枚。
ポリーニにぴったりな曲
ポリーニのディスコグラフィーを見ても分かりますが、この人は素晴らしいと思う曲しか演奏しないと言うのが良く分かります。技巧的に完璧なピアニストがかれ以外に思いつかない以上、それは当然かもしれません。その点このリストのロ短調ソナタはまさにうってつけの曲だと思います。完璧。