プロコフィエフ:P協奏曲全集

トラーゼ(アレクサンドル)1998-03-01 - マーキュリー・ミュ... 価格 ¥ 4,491
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プロコフィエフ:P協奏曲全集

トラーゼ(アレクサンドル)
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント

価格(new/used): 4,491 円 / -- 円 より
発売日: (1998-03-01) アマゾン売上ランキング: 28472 位
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収録曲のリスト
  1. ピアノ協奏曲第1番変ニ長調op.10
  2. ピアノ協奏曲第3番ハ長調op.26
  3. ピアノ協奏曲第4番変ロ長調op.53
  4. ピアノ協奏曲第2番ト短調op.16
  5. ピアノ協奏曲第5番ト長調op.55
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 6件

ゲルギエフを擁護する
ゲルギエフはどうも毀誉褒貶が激しいなあ。彼のレパートリーの中心は当然にもロシア音楽であり、ショスタコーヴィチを除いてロシア音楽に大して共感を持たない評者には、それほどの関心もないかといえばそうでもなく、結構聴いてしまう。プロコフィエフもついつい買ってしまった。嫌いな人も嫌いだから聴いてしまうのでもあろうか。これは嫌い嫌いも好きのうちではなかろうか。(ショスタコはソヴィエト音楽というべきか?)

ゲルギエフは、一部の評論家によって荒々しいだけの指揮者であるという批評がなされているが、これは大いなる誤解であると思う。あの野性的な相貌の印象と劇的なコントラストを採用する演奏が(一部の作品解釈において)目立つというだけに過ぎない。例えば、ショスタコの『レニングラード』など、非常に丁寧で緻密な演奏を行なっていることは少し聴いていれば素人でもわかることだ。
本ディスクでもトラーゼの振幅の激しいピアノソロに合わせて、精妙な伴奏をしているといったところだ。この伴奏について、流れがどうこうとか、ことさらにオケの伴奏と指揮者の解釈のみを取り上げて批評できるというのは、プロの音楽批評家にしかなし得ない眼力に違いない。といっても、大半のプロ批評家にそんな目も耳も、ましてそれを表現する文章力もないと思われるが。
第1番の冒頭、音楽が一気に渦中に巻き込まれていくような作曲家の天才的な創造性を、これほど巧みにまた精緻に描いた演奏は少ないであろう。ここを聴くだけでも指揮者の力量の高さは歴然としている。これを否定することは、プロの批評家にもなかなか困難なことであろう。

なるほど、デュトワの手腕も大したものだが、ゲルギエフに遜色は全くないし、その後の進行をみているとデュトワ以上に生命力があるという気もする。尤もここいらは全くの印象に過ぎない。
よって、本ディスクのゲルギエフを殊更に低く評価することは、余程の専門家を別にして(繰り返すがそれを説得力のある文章で書ききることのできる音楽批評家などいないと思う)、好き嫌いの問題に過ぎない。それは案外、「顔が嫌い」とかいうものと大差あるまい。評者は批評家・許某のゲルギエフ悪評もそれだと踏んでいる。

トラーゼのピアノも精力旺盛、かつ瑞々しいものでプロコの協奏曲を満喫させてくれる。いやー愉しいディスクだ!!!
聴き手がプロコフィエフをどう捉えているかが問われる
プロコフィエフの作品自体が聴く人を選びますが、ゲルギエフの演奏は輪をかけて聴く人を選びます。
プロコのピアノ協奏曲は2番が最高、と言う人にはこのディスクは名演に感じられると思います。

現在演奏されている2番は改訂?版で、革命期のどさくさで永遠に失われてしまった原曲はもっとアグレッシブだったと言われています。「原曲聴きてぇ〜」という向きには、このゲルギエフ&トラーゼ版くらいじゃないと刺激が足りないことでしょう。

ちなみに私は、2番最高、5番まあまあ、1&4番悪くない、3番駄作、と思っています。
嫌なら聴かなければいいのだが
とことん、ゲルギエフという人とは合わないらしい。
プロコフィエフのピアノ協奏曲全集、聴きました。
と言っても、有名な3番とアルゲリッチ&デュトワ盤と比べてみる意味で1番のみ。
どうしても星1個です。
曲の流れ無視、軽快に進む部分で不要なブレーキをかける等々。
早くクラシック界から去って欲しい。

というより、高評価している人はフィリップス関係の人だと確信する。
言うことなし
久々に出会った2枚。トラーゼのピアノ演奏に体を斬られるようだった。
特に秀逸なのが第2番。
何も無いところから登場してくるような、寂しげで硬質なピアノ独奏が続き、オーケストラは完全に蚊帳の外。ある悲劇を目にした人間の、寂しさと複雑さが入り混じったような楽想がひたすら続く。そうかと思うと次にテクニカルでハイテンポな楽想が混じり、めぐるましく構成が変化する。作者の意図を掴むのも難しいこの曲をトラーゼは自分のものにしているようで、迷い無く弾ききっている。

ゲルギエフのオーケストラもピアノを邪魔しない。
名演
プロコフィエフの世界を十二分に表現しているといえる。
これを聴くとピアノ協奏曲は全て感動する。
プロコフィエフの音の魔術に酔わされる幸福感。