マタチッチの遺産(1)

NHK交響楽団1995-07-21 - コロムビアミュージ... 価格
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マタチッチの遺産(1)

NHK交響楽団
コロムビアミュージックエンタテインメント

価格(new/used): -- 円 / 12,500 円 より
発売日: (1995-07-21) アマゾン売上ランキング: 285171 位
CD / 在庫切れ
収録曲のリスト
  1. 交響曲第8番
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 4件

N響が名匠のタクトで叫び、うねり、完全燃焼する!
初めてこの演奏を聴いたのは幼い頃、ライブ演奏のFM放送でしたが余りの衝撃に打たれました。
NHK交響楽団が稀代のマエストロによって目覚めた、奇跡の瞬間がライブ版として収録されています。
現在入手困難なのが大変残念ですが、マタチッチの偉大さと、N響の(普段は端然と抑えられている)パッションによる"化学反応"、、、、!名演奏だと思います。
今、改めてマエストロのご逝去を悼むと共に、ブル8を愛する全ての方にお薦めしたい名盤です。


やればできるのだ
N響を称して、「やる気になったときと気乗りしないときでまったく違う演奏をするオーケストラ」と称した評論家がいたが、この演奏は前者の見本のような演奏を聞かせてくれる。
当時の演奏会の様子をみると、ほとんど動かないマタチッチの指揮棒を持たない指先の一本一本に反応して、音が紡ぎだされているような錯覚を覚えた。
長年にわたる指揮者とオーケストラの関係が垣間見られる伝説の演奏である。
N響だって、やればできるのだ!
伝説の1枚。20年前のN響はこういう音楽を創造した
非常に幸運なことに、私は、このブル8のライブ(Aプロ?)と、同じ週だったか翌週のブラ1/ベト7(Cプロ)を両方ともナマ(NHKホール)聞くことができました。ブル8の演奏があまりにすごかったため、両親、弟の4人でCプロを聴きに行った記憶があります。いろいろクラシックの演奏会を聴きにいくことはありますが、楽員さんが退席した後も、拍手が30分以上鳴りやまなかった演奏会はこのライブ以外私は知りません。

個人的にはライブ録音というのは、演奏が破綻していたり、ノイズが入ったりとあまり好きではないのですが、この演奏はそのようなマイナス点を遙かに凌駕する超演奏といえます。金管群はいささか軽めの金属的な音をしていますが、これはこれでアリかな、という感じです。マタチッチの指揮ですが、なぜか、「雅」を感じます。

CDを作ってくれている内に買うべきと思います。

一期一会
 語り草になっているコンサートのライヴ録音。ブルックナーの完成された作品の中で最高の傑作、交響曲第8番を最も理想的な形で再現した演奏の一つではないだろうか。
 ブルックナー演奏に求められるのは、作為性のなさや楽器のバランスだと思う。

 ここでのマタチッチは、曲想に合わせてテンポをどんどん伸縮させる。にもかかわらず音楽の流れはあくまで滑らかで、曲の偉大さを少しも損ねない。
 N響は指揮棒を持たないマタチッチの動きの少ない指揮の意図を、しっかりとくみ取り、終始緊張感を維持している。

 ところどころで「トチる」のだが、それが何だというのだ。傷を修正するために流れがズタズタにされた多くのスタジオ録音と比べれば、はるかに好ましい。

 何度も聴きたい演奏だ。
 しかし、このCDはマタチッチとN響が1984年3月7日になし遂げた、一度限りの魔法の記録である。常に最高度の緊張感を持って、聴き通したい。