Music from Big Pink

The Band2000-08-11 - Toshiba E... 価格 ¥ 990
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Music from Big Pink

The Band
Toshiba EMI

価格(new/used): 990 円 / 950 円 より
発売日: (2000-08-11) アマゾン売上ランキング: 10917 位
CD / from US / 通常24時間以内に発送
収録曲のリスト
  1. Tears of Rage
  2. To Kingdom Come
  3. In a Station
  4. Caledonia Mission
  5. Weight
  6. We Can Talk
  7. Long Black Veil
  8. Chest Fever
  9. Lonesome Suzie
  10. This Wheel's on Fire
  11. I Shall Be Released
  12. Yazoo Street Scandal [*][Outtake]
  13. Tears of Rage [Alternate Take][*]
  14. Katie's Been Gone [*][Outtake]
  15. If I Lose [*][Outtake]
  16. Long Distance Operator [*][Outtake]
  17. Lonesome Suzie [Alternate Take][*]
  18. Orange Juice Blues (Blues for Breakfast) [Outtake-Demo][*][Demo Version
  19. Key to the Highway [*][Outtake]
  20. Ferdinand the Imposter [Outtake-Demo][*][Demo Version]
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 24件

時代に流されないとはこのことなのかも
思い返せば、ザ・バンドの音を初めて聴いたのは中学生後半の頃だったでしょうか。無論、超有名バンドにしてレジェンドであったザ・バンドの名前を知ってはいましたが、'80s初期のロック・シーン(正確に言えば、ホットなチャートバスターを主に)聴いていた耳には中々響くものが無かった、というのが正直な所でした。
20年以上が経ち、自身の音楽に対する志向性も様々に変遷しましたが、その過程で取りこぼして来た多くの音に気付かされました。敢えてファースト・アルバム('68年作)からしっかりと聴いてゆこうと思い直したのも、そんな事に起因しています。
正にロック胎動期とも言える時代('60s後期)において、フラワー・ムーヴメント、サイケデリックとメンタル的な一種の逃避とも取れる方向に向かった音作りが人気を博す中、方向的には真逆と言える"ダウン・トゥ・アース"な音。素朴とか飾らないとか言った形容も間違いではないと思うのですが、独特のリズム感、アメリカン・トラッド、R&B、ゴスペル、カントリー、ブルース etc.といった種々の音楽を十分に解釈した上で自分達の音を展開させるセンスが見事に感じられます。
(今更とは言え)じっくりと聴いて行ける音楽、自分の中でのザ・バンドはそんな音楽の一つなのかも知れません。
哀感溢れる孤高の名作
68年発表の1st。いわゆる歴史的名盤って奴である。音楽が鳴りはじめれば、「間違いない」と誰もが納得してしまう説得力を持っている。宗教的な崇高さすら感じさせる孤高の作品でありながら、人懐っこくって暖かみのある演奏は一度聞いたら二度と手放すことが出来なくなる程。哀感の溢れるメロディとヴォーカルは胸にグサリと突き刺さってくる。エリック・クラプトンやいわゆるパブ・ロックと言われるグループの一群が、なぜザ・バンドに憧れたのはこのアルバムを聞けばすぐに理解できると思う。個人的にも完全なスリ切れ盤の一つとなっている。(CDで良かった。) ボブ・ディランの隠遁生活時代の共同作業の成果の一つとして生まれたという経緯があり、ディラン絡みの曲もあるが、長い下積み時代に書き溜めた曲を持ち寄ったのだろう。曲そのもののクオリティはザ・バンドの全てのアルバムの中でもダントツのものである。娘に裏切られた父親を歌った1.の「怒りの涙」は邦題からして凄いが、音を聞けば歌詞の内容が分からなくとも、伝わってくるほどの説得力。全曲必聴。
リチャード・マニュエルに捧げるレビュー
こいつは、とても重たいアルバム。
レコードをターンテーブルに載せるのさえ重く感じられた。
それにもかかわらず、毎日のように聴いてしまう。

ロックにしても歌に違いはないのだから、ボーカリストの声に魅力が感じなければ聴かない。
ザ・バンドには、魅力的な声を持ったボーカリストが、なんと3人もいる!
曲ごとに、あるいは1曲の中のパートごとにリードボーカルが交代したり、
彼ら3人による男らしいハーモニーは、ザ・バンドの最大の魅力だと思う。
僕は3人の中でとりわけリチャード・マニュエルが好きで、
本作と茶色い2枚目は彼の活躍が目立っているから、ザ・バンドのアルバムの中でも際立っている。
どちらも1曲目と最後の曲でリードを取ってるのはリチャードだし、
リチャード作の楽曲も収録されている(これがまたいい曲なんだな!)。
ザ・バンドの真のリードボーカリストはリチャード、
茶色いアルバムの製作過程を紹介したビデオの中でリック・ダンコがそう言ってたし、
僕もそう思う。
リチャードはリードボーカリストの中のリードボーカリスト。

こんなこと書いてたら、また泣けてきた。
さ、アメリカン・ロックの最も重要なレコードを聴こう!
「ザ・ウェイト」のサビの印象的な輪唱、
「アイ・シャル・ビー・リリースト」のリチャードの美しいファルセットのソロに、
きっと魅了されることと思います。


若者よ、騙されたと思って聴いてみろ!
最初にこのアルバムを聴いたのは、24歳頃だったと思います。
普段聴いていたアルバムとは明らかに違う、淡々とした曲ばかりが並ぶアルバムだなあ・・・と思ったのですが、妙にはまってしまって・・・
いまだに、このアルバムのどこがそんなに好きなのか、きちんと分析できないのですが、朝に晩に、このアルバムばかりかけて、暮らしていた時期がありました。
「疲れた生活の果てに・・・」みたいな印象もあるけど、決して、ワビサビだけのアルバムってわけじゃないし、淡々とした中にも何かが詰まっているというのでしょうか、単純に、「こういうものです」と言い切れる中身じゃないのです。
20年弱、聴き続けて、いまだに新しい発見がある、奥の深いアルバムです。
おそらく、最近のロックばっかり聴いている人が聴いても、心惹かれるものがあるんじゃないかと思います。
別にこのバンドが誕生した歴史的背景など、なんにも知らなくていいから、「騙されたと思って聴いてみな!」と若いリスナーに聴かせてやりたい一枚です!
燦然と輝く名盤
ロニー・ホーキンス〜ディランのバックバンドを経て、
ザ・バンドが、ホーム・スタジオの一軒家(Big Pink)でジョン・サイモンの
協力を得て製作した、神聖なるリーダー・アルバム。
独特のエコーが掛かった、モコモコッとした土の香りがするサウンドは、
クラプトンをも魅了し南部への憧憬を募らせたそうで、
後にラスト・ワルツで観られる様に、
数多くのアーティストに多大なる影響を与えた。
ディランとの競作“Tears of Rage〜怒りの涙”
は、タイトルに偽り無く、悔しい思いを洗い流してくれる。