Marc-André Hamelin L...

1995-01-24 - Hyperion 価格 ¥ 1,855
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Marc-André Hamelin Live at Wigmore Hall


Hyperion

価格(new/used): 1,855 円 / 1,855 円 より
発売日: (1995-01-24) アマゾン売上ランキング: 73527 位
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収録曲のリスト
  1. First movement from Piano Concerto No.3
  2. Romanza for Piano Concerto No.1- Romanza; Larghetto
  3. Trois Grandes Etudes, Op.76: Trois Grandes Etudes, Op.76 for the hands separately and reunited- Fantasie in A flat major (left hand)
  4. Trois Grandes Etudes, Op.76: Trois Grandes Etudes, Op.76 - Introduction, Variation and finale in D major (right hand)
  5. Trois Grandes Etudes, Op.76: Trois Grandes Etudes, Op.76 - Moument semblable et perpetuel [Rondo-Toccata in C minor] (hands reunited)
  6. Sonatina No. 6: Sonatina No. 6; Kammer-Fantasie uber Carmen, BV284 , after Bizet
  7. Danza festiva , Op. 38, No.3: Danza festiva , Op. 38, No.3( Forgotten Melodies, Vol.1)
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 3件

アムラン・ワールドにどっぷり浸れるアルバムです。
1994年ロンドンのウィグモアホールにおけるライヴ録音。いかにもアムランらしいプログラムである。収録曲は以下の通り。1)ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番〜第1楽章(アムラン編によるピアノ独奏版) 2)ショパン ピアノ協奏曲第1番〜第2楽章(バラキレフ編によるピアノ独奏版) 3)アルカン 片手ずつと両手のための3つの大練習曲 4)ブゾーニ ビゼーのカルメンによる幻想曲 5)メトネル 「忘れられた調べ」から第3曲。

5曲中3曲が「編曲もの」で、録音ジャンルとしても珍しいものだが、中でもアムラン自身が編曲したベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番の第1楽章が面白い。オーケストラパートとピアノパートを一人で受け持ってしまっているわけだが、その入れ代わり立ち代わりの演奏技巧がまずは圧巻。そして編曲の面白さがまたすごい。オーケストラパートの秀逸な編曲で、音楽の勢いがまったく失われず、逆に新たな生命を宿したかのようだ。またカデンツァでは運命交響曲の旋律などを様々に引用し、まさしくこれはアムランでなければ生み出しえない音の世界が繰り広げられている。その悦楽はめったに得られるものではない。

またアルカンの練習曲は3つの曲からなり、左手のため、右手のため、そして両手のためとなるが、ここでの技巧のすさまじさ、そしてこれをライヴに取り上げてしまうアムランのパフォーマンス能力全般にまたまた脱帽してしまう。旋律と伴奏の重和音をいささかもスピードの減少を感じさせず突き進むピアニズムの爽快さは比類ない。また「右手のため」の曲というのは曲のジャンル自体がきわめて貴重で、奇人アルカンならではの作品だろう。

ブゾーニの「カルメン幻想曲」ではカルメンの様々な名旋律が惜しげもなく連なっており、これまた演奏効果の高いお祭り的楽曲。それでいて、メトネルでさりげなくプログラムを閉じるあたりも心憎い。アムラン・ワールドにどっぷり浸れるアルバムです。
アムランのいいところが全て聴ける。
このアルバムのハイライトの一つは、勿論アルカンの練習曲であろう。初め左手のみ、次に右手のみで、三曲目で両手になるのだが、どれも曲としてもとってもいい曲。特に、アルカンの叙情的な部分はシューマンのように濃厚ではないのだが、そこら辺がアムランというピアニストでマッチしているように思う。ロシア系のロマン派なんかだと、人によってはそのさっぱりした感じに違和感を覚えるかもしれないが、こうした爽やかな叙情的な音楽はアムランにあっていると(個人的に)思う。その意味で、二曲目のショパン=バラキレフも素晴らしい!歌わせ方もよいが、それでいて全体のフォームが決して崩れないので、安心して聴ける。アルカン、ブゾーニ、メトネルはアムランの独壇場!
鋭利な刃物
 現代最高のヴィルトゥオーゾと呼ぶ人もいるアムランの技が遺憾なく発揮された凄いCD!

 難曲が次々と登場するのだが、アムランは汗ひとつかいていないのではないかと思うほど、余裕を持って弾きこなしている。最初の曲はアルカン編曲のベートーヴェンの協奏曲第3番第1楽章。ピアノの才能に恵まれない我々にしてみれば、指をくわえて聴くしかないが、アルカン作のカデンツァが最大の聞きどころだろう。

 次のショパンのピアノ協奏曲第1番第2楽章はバラキレフ編曲。ここでのアムランは、最高度の叙情性を「泣く」ことなく表現する。

 とにかくこのCDは夢に出てくるほど、圧倒的な印象を与える。