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Clementi: Music For ... |
| 1996-01-23 - Dorian 価格 ¥ 5,795 | |
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Clementi: Music For FortepianoDorian 価格(new/used): 5,795 円 / 3,501 円 より 発売日: (1996-01-23) アマゾン売上ランキング: 679038 位 CD / from US / 在庫切れ 収録曲のリスト [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 1件
作風の変遷がわかる興味深い選曲最初に入っている嬰ヘ短調のソナタは独特の暗さをもっている。悲痛な中間楽章をはさむ急速楽章でさえ、幻想的な暗さ、哀しみを含んでおり、モーツァルトの「走る哀しみ」とはちょっと違った、ロマン派的な重さを感じさせる。音の選び方にも繊細さが感じられ、クレメンティのセンスのよさがわかる作品だ。 二曲目の変ロ長調ソナタは三曲中いちばん早い時期のもので、30歳ころの作品。軽やかで楽しい曲だ。第三楽章が13分半もある変奏曲になっていて、主題は『わたしはランドール』。そう、モーツァルトの変奏曲(KV354)と同じ主題なのだ。聴きくらべるのも面白い。 三曲目のロ短調ソナタはかなり自由な構成。50歳のころに書かれており、テンションの高い、聴き応え十分の作品だ。ベートーヴェン後期の作品を思い起こさずにはいられない。この曲はわたしがひそかに(?)名曲の称号をたてまつっている作品で、ジョン・コウリの明晰な演奏と、主情的ともいえる当盤をともに愛聴している。 三曲の作曲時期にはそれぞれほぼ十年の間隔があるので、クレメンティの作風の変遷を知るには好適。ヘッヒャーの個性的な演奏も面白い。クレメンティのソナタはモーツァルトふうに弾く人もいるが、ヘッヒャーのアプローチは言うならばベートーヴェンふう。けっこうダイナミックで、クレメンティの先進性が際だってきこえるのはそのせいかも知れない。 使用されているシュタインのフォルテピアノ(1819年製)の状態も良好。 |