蛇の卵 (特別編)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン2008-06-27 - 20世紀フォックス... 価格 ¥ 3,591
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蛇の卵 (特別編)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

価格(new/used): 3,591 円 / 3,681 円 より
発売日: (2008-06-27) アマゾン売上ランキング: 33247 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

じっくり、時間をかけて理解したい。それが、ベルイマン作品。
戦争を扱った映画は、
あまり好きではありません。
でも、ベルイマンの作品だけは別です。
ことに「蛇の卵」は秀逸。
戦争やヒトラーへの憎悪を超え、
歴史を後から見ることしかできない不気味に
衝撃を覚えました。

時は1920年代、ベルリンの冬。
人々は時代の空気に怪物(=ヒトラー)の予兆を感じ取っている。
まるで薄い殻の中にうごめく、邪悪な生命を感じるように。
暗く、濡れた鋪道、不安を押し殺した無表情な群集。
絶望の気配が、ベルリンという街の映像から、深々と伝わってきます。

主人公アベルを演じるディビッド・キャラダイン。
この俳優の「怯え」の演技が素晴らしく、
その見えない恐怖に伝染していく恋人マヌエラのリブ・ウルマンもまた良かった。

当初、この作品に懐疑的だったウルマンは、
後年改めて観て、その素晴らしさに感激したと語っていました。

やはりベルイマンの映画は、
ただ見たいからという理由だけでなく、
見ておかなければならないという気持ちにさせる何かがあります。

同じく劇場未公開の「恥」「狼の時刻」とあわせて、
単品化を心待ちにしていた1本です。