カイロの紫のバラ

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン2008-05-23 - 20世紀フォックス... 価格 ¥ 3,416
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カイロの紫のバラ

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

価格(new/used): 3,416 円 / 3,380 円 より
発売日: (2008-05-23) アマゾン売上ランキング: 11564 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 4件

夢物語のようで、実は現実的な女の愛の話、だと思う
女は、自分を愛してくれる男を愛する。
女は、自分が愛されていると云う実感を与えてくれる男を愛する。

女の愛は、”愛する”愛ではなく、”愛される”愛。
女は愛を求めて、現実の世界から映画の世界へ

映画の世界の男は、女を愛することを知っている。
現実の世界の男は、女を好きになることはあっても、愛することは・・・

夢物語のようで、実は現実的な女の愛の話、だと思う。
タイトル通り、ロマンチックな余韻に酔える名作です。
DVDを選ぶ時、見たことのない作品は、
タイトルのセンスで選びます。
タイトルには作品のすべてが凝縮されていると思うから。
そして、タイトルも中身も抜群にわたし好みの監督、
ウディ・アレンとめぐり合いました。

「ハンナとその姉妹」「ギター弾きの恋」「セプテンバー」etc
なかでも、いちばんのお気に入りは「カイロの紫のバラ」。
ハリウッド流なら壮大なドラマとなるべくタイトルですが、
そこは人生の機微を淡々と描いて静かに酔わせるウディ・アレン。
夢のような愛と現実の悲しみを、
ただミア・ファロー演じる主人公セシリアの表情の変化のみで語らせています。
ことにラストのスクリーンを見つめるセシリアの表情は圧巻。

観終わってもしばらく、渇いた砂にスーッと水が染み渡るような余韻が広がります。
タイトルもラストシーンも忘れ難い名作です。
映画ファンであることの幸福感を認識させてくれる傑作
 「アニー・ホール」以後のウディ・アレンの作品は、ニュー・ヨークを舞台に洒落た都会風のコメディが多くなっていたが、そんな中でこの「カイロの紫のバラ」を見た時は、ウディ・アレンにこんなロマンチックでエモーショナルな面があったという新鮮な、そして意外な驚きに純粋に感動してしまった。いつものちょっとシニカルな面を抑えて、映画館を舞台にしたおとぎ話のようなストーリーは当時、単にウディ・アレンのファン層を越えて、多くの映画ファンをも魅了した。ミア・ファローのスクリーンを見つめる時の至福の表情に、我々も映画ファンの一人として大いに同調したものだった。まさに映画を愛する人のための映画で、「アニー・ホール」や「ハンナとのその姉妹」などと並ぶ傑作だと思う。
この手の作品は朝飯前か
 映画を見ている最中、突然スクリーンの中のお気に入りの俳優が話しかけてきたら…。それだけじゃなく、スクリーンから飛び出して自分への愛を語り出したら…。
 映画ファンなら誰でも思うそんなたわいない空想を、一流のラブストーリーに仕立て上げてしまえるのがウッディ・アレンの実力である。本作はハリウッド黄金期のオマージュがちりばめられており、ストーリーも役者達も、見る人が見れば思わずクスリとさせられる、そんな場面がいっぱいである。
 ただ、ラストはアレンらしいほろ苦い終わり方で、彼独特の人生訓が語られている。主人公のミア・ファローは、男性なら抱きしめたくなるほど魅力的で、女性なら心から共感できるキャラクターを見事に演じている。上映当時は、二人の最高傑作の呼び声が高かったが、彼にしてみれば作るのに苦労しないたぐいの映画だろう。
 とにかく映画ファン必見の作品である。