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西鶴一代女 |
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西鶴一代女Cosmo Contents 価格(new/used): 897 円 / 850 円 より 発売日: (2008-02-25) アマゾン売上ランキング: 6614 位 DVD / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 2件 江戸時代に撮ったのか!と思える映像が素敵です。井原西鶴の好色一代女が原作で、ヴェネツィア国際映画祭国際賞、BBC「21世紀に残したい映画100本」に選出されています。黒澤監督が「羅生門」で賞を取ったのに触発され、製作したそうですが、完璧主義故に製作陣とも大変なバトルがあったそうで、そのかいあっての栄誉でしょうね。まるで江戸時代に撮ったのか!と思える映像がとにかく素敵です。凄いです。セットも美術もライティングもカメラワークも江戸時代です。ストーリーはこんな不幸なことがあっていいのか!というような悪循環ストーリーで、主人公のお春が可哀想すぎます。封権男性社会だからでしょうけれど、、。美しすぎて純愛に走ってしまったがために、どんどんと身を崩して行ってしまう、、そして、老いて行ってしまう切ない物語です。最後に殿様になった子供から一緒に暮らすことを提案されるけれど、身を持ち崩しすぎて、それもかなわぬものとなってしまう。。。ああ、可哀想。お春が花魁になって、越後から来た偽金持ちに、金を渡そうとしてお春に断られるシーン、金をばらまくシーンは、おそらく「千と千尋の神隠し」にも影響を与えていると思います。そして、余談ですがものすごく若く柔らかく癖のない三船敏郎が出てます。 溝口の戦後の最高作か?個人的には溝口健二の戦後の最高作と位置づける、傑作中の傑作。この作品も他の溝口作品同様、生みの苦しみにのたうちまわったようで、おかげでさまざまなエピソードに事欠かない。まず、当時の新東宝のスタジオのあった場所が線路のすぐ近くで、音声を同時に録音している都合、昼間は仕事にならず、主に深夜に撮影を敢行した。それでも電車がたまに通ると撮影を中断しなければならなかった。 次に戦後しばらくスランプが続いた溝口はこの作品に賭ける意気込みにはもの凄いものがあったらしい。ところがコンテがなかなか決まらない。すなわち大変な手間をかけて建てさせたセットを見て当日になってあっちに動かせ、こっちに動かせと無理難題をいいたててばかりだから、ついにチーフ助監督がブチ切れて辞表を叩きつけた(ちなみにこの助監督はこのいきさつを文章にまとめて雑誌に発表した)。さらに一番の被害者の美術の水谷浩にも三行半を突きつけられる。そして水谷は54年の「噂の女」で復帰するまで溝口とは縁を切ってしまう。 と、すごいエピソードの連発でそれだけで伝説の映画にもなっている。これで愚作または凡作だったらシャレにならないのだが、とんでもない傑作にしあげているのがさすがは溝口監督である。とにかく田中絹代が素晴らしい。彼女から最高の演技を引き出している。ジャック・リヴェットがこのあとアンナ・カリーナ主演で本作のリメークともいえる「修道女」を作ったが、こちらの圧勝でしょう。いろんな意味で今じゃ絶対にこんな映画作れません。必見です。 同じテーマの商品を探す
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