生きる<普及版>

東宝2007-12-07 - 東宝 価格 ¥ 3,334
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生きる<普及版>

東宝

価格(new/used): 3,334 円 / 3,688 円 より
発売日: (2007-12-07) アマゾン売上ランキング: 3179 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 10件

生きる
余命僅かな男の物語、この映画非常に心温まる名作 志村喬は余命わずかな男
けど残された時間をどう使えば良いか解らない 苦しみはひにひに増すばかりの痛みに耐えながら淡々と毎日を過ごす
そんな時、千秋実に出会って派手にはしゃぐけれど心の中では恐れている あの時志村喬の
歌った「恋せよ乙女」の曲が凄く清々しく聞こえて気持ち良かった 男は死んで何を残したの
か唖然としますなんちゅう良い映画ラストの雪の日にブランコに乗り唄を歌うあのシーンがも
の凄く哀愁に満ちてて良いシーンでした 橋のシーンも綺麗で泣けてきます。
生きる勇気を与えてくれる。
何かを作ること、建設することは、大きな喜びである。特に、それが、人の役に立つものである、また、困難な作業であるほど、完成した時の喜びは大きい。

B.Russelも「幸福論」の中で述べています。「仕事をおもしろくする主な要素は、二つある。技術を行使すること、もうひとつは建設である。」と。

同じ映画を2度見ることはめったにしない僕が2回見た映画です。
白黒の世界で主人公が見上げる夕空の美しさ
 私が、この映画を初めて観たのは、私が高校生だった1974年にこの映画がリバイバル上映された際の事であった。その時、心に残った場面の一つは、主人公が、役所からの帰り道に、同僚と、夕焼けの空を見上げる場面であった。もちろん、カラーではない。白黒の夕焼け空であるが、その白黒のスクリーンに映し出された主人公の頭上の夕焼け空と、その空の美しさに感動する主人公のシルエットを見て、私は、この空は、どんな空なのだろう?と、思った事を記憶して居る。その時、私には、白黒の映像の中で、主人公が見上げる夕空が、この世で一番美しい空の様に思へたのである。最近、50歳を過ぎて、空を見た時、この映画のこの場面を思ひ出した。この映画のあの場面を初めて見てから30年以上が経って、自分は、何をして来ただろうか、と思ふ。

(西岡昌紀・内科医)
本当に贅沢な作品
 死に至る病を得た主人公が残された日をどう生きるかというテーマの映画は巷間に沢山ある。その中で 世界的に見ても 本作がその頂点に立っているといっても過言ではないと思う。それほどの傑作だ。


 主人公の病と生への意志。それを縦糸として「親と子」、「官僚と民間」、「やくざと市民」、「男と女」、といったテーマも見事に盛り込み しかも それが十分に有機的に融合している。

 こんな凄い脚本が日本人の手で産まれたことには 本当に誇りを感じる。

 また 僕が更に力説したいのは この重いテーマにまぶした上質のユーモアだ。実際 僕らは 涙ながらに笑い声をあげるという極めて希な体験を得ることが出来る。

 黒澤映画の大きな魅力は 僕の持論だが そのユーモアのセンスにあると考えている。その一つの証拠が この「生きる」である。

 こんな贅沢な映画はそうそうあるものではない。本作を黒澤映画の最高傑作とする向きも多いが 確かにそうかもしれない。
生あるものとは、何をするものなのか
シンプルでかつ奥が深い。全く微塵も古さを感じさせない。役所のシーンでたらいまわしになるところなど、悲しいながら、現在でも全く変わらない。生きることの本質は何なのか、人間だけでなく、あらゆる生物は何らかの自己実現とそれを広げていくことに、生そのものも方向がある。植物だってそのために、成長し形を成していく。冒頭で、死んでいるといわれた男は、毎日自分の領域を守っていると自分では思っているが、実は飼われているだけで、生そのものの本質からは遠いところにある、ということなのだろう。極めて的確な捉え方で、多くの問題意識を観ている側に投げかける。冒頭から投げられたボールを受けた観る側は、自ら何らかの自分なりの答えを迫られる。
古い映画であろうが、白黒であろうが、すぐれた作品は時を超える。シンプルで、かつ強いメッセージがある、メリハリがきいた傑作のひとつだ。