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くちづけ [DVD] |
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くちづけ [DVD]角川エンタテインメント 価格(new/used): 2,610 円 / 2,900 円 より 発売日: (2007-11-22) アマゾン売上ランキング: 106179 位 DVD / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件 増村伝説は本当に正しいのか?増村保造監督は、それまでの日本映画では考えられないほど現代風の自我の強いキャラクターの創造や、情緒性を排したキビキビした演出で日本映画の潮流を変えた監督として今まで認識されてきました。 しかしながらその評価は本当に正しいのでしょうか? このデビュー作や、翌年の問題作“巨人と玩具”を見ても、川口浩演じる主人公はなるほど行動においてはキビキビしていても、どこか無理して強がっている拗ねた少年的要素が強く、自我とか存在感においてデビュー当時の三船敏郎や同時期の石原裕次郎などにはとても及びません(むしろその少年っぽさこそが彼の魅力なのですが)。 むしろ目立っているのは野添ひとみ演じるヒロインのひたむきさ、強烈さ、したたかさの方だと思います。 そこには戦前日本映画の、不幸な境遇をじっと耐え忍ぶ植物的な女性像は最早ありません。 後の増村作品においてこの傾向は、若尾文子という最高の女優さんによって深められていくことになります。 この作品の見せ場はなんといってもクライマックスのラブ・シーンにあります。 私は今まで、ラブ・シーンというものに感動したことはほとんどなかったのですが、この作品のこの場面にはノックアウトされました。 あの野添ひとみの可憐さプラス激しさ。 なるほど女性に完全なる従順さのみを求める男もいるでしょうが、いっぱし成熟した大人の男なら、このように美しさと烈しさを併せ持った愛に燃えてみたいと思うものではないでしょうか? ひょっとして私がラブ・シーンというものにほとんど感動することがなかったのは、それらのほとんどが男性によって紋切り型に書かれ、演出されてきたからなのではないでしょうか? だとすれば、増村保造は最初から、現代的と言うよりはもっと根源的な(これまで男性にはほとんど表現不可能だった)、女性の秘めた愛の激しさをこそ描く作家だったのではないでしょうか? 同じテーマの商品を探す
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