わたしたちの教科書 DVD-BOX ~デ...

ポニーキャニオン2007-10-17 - ポニーキャニオン 価格 ¥ 16,758
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わたしたちの教科書 DVD-BOX ~ディレクターズカット完全版~

ポニーキャニオン

価格(new/used): 16,758 円 / 14,620 円 より
発売日: (2007-10-17) アマゾン売上ランキング: 21914 位
DVD / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 6件

ラストシーンを見るためだけでも買う価値あり
 タイトルにも書きましたが、ラストシーンを見るためだけでもDVDを買う価値があります。自信をなくしている方、大きな悩みがある方、生活に疲れている方などがご覧になると元気づけられるような、自分の存在を肯定する‘詩’を、志田未来演じる藍沢明日香が非常に感情を込めて読み上げてくれています。実際に私も、あのシーンを度々見返しては元気と感動をもらっています。
 このドラマは学校でのいじめ問題をとても真剣に扱っており、内容はとても重いですが、非常に意義のあるドラマです。脚本が非常によく練られています。次々にターゲットが変わるいじめだけでなく、モンスターペアレント,授業を聞かない生徒,生徒に真剣に向き合わない先生,先生どうしの仲違いなど、中学校で現実に起こるような問題が次々に起こります。ストーリーの軸は、藍沢明日香と不思議な縁を持つ女性弁護士が、学校内のいじめの真相を解き明かしていくことです。
 最近のいじめは非常に陰湿で、外からは全体像が掴みにくく、解決は容易ではありません(そもそも、「いじめ」という言葉によってごまかされていますが、実際は犯罪にほかなりません)。ドラマの中でも、「こうすれば解決する」というものが提示されているわけではありません。途中、「暴力には暴力で」という危険な思想をもち、極端な方法でいじめを解決しようとする者も現れます。
 一話見ると続きが気になって仕方がないストーリーですが、いかんせんテーマが重く、視聴者が疲れることも多々あります。そんな中、砂漠の中のオアシスのように視聴者を癒してくれるものは、藍沢明日香の笑顔とやさしさです。明日香の登場シーンはあまり多くありませんが、非常に大きな存在感をもっています。それだけに、最終話で明かされる真相はあまりにもやりきれず、涙を誘います。
 出演者の演技は、みなさん本当に素晴らしいです。芸達者な人が揃っているという印象を受けます。特筆すべきは主演の菅野美穂の演技でしょうか。あんなにうまいとは思いませんでした。ほかに、谷村美月と志田未来という、今後ブレイク確実の2人がきらめく才能を見せています。あともうひとり、五十嵐隼士の演技が私には強烈に印象に残りました。
 ドラマの冒頭と終焉部分で投げかけられている「世界を変えることはできますか?」という言葉が、ラストの藍沢明日香のメッセージとともに強く心に残ります。このドラマは、間違いなく秀作といえるでしょう。
ラフマニノフ
内容については皆さんが触れていらっしゃる通り真面目で暗いドラマです。
ただ、要所要所で挿入されるラフマニノフのピアノ協奏曲の美しいメロディーが大変印象的で、それがこの作品に色彩を与えている様な気がします。
残念なのはドラマのスタッフロールなどで曲名や作曲者名が明記されていなかったことです。
名曲とは言え、やはり曲名や作曲者などは最低限明らかにして頂きたかったと思います。
まじめな作品だと思います。
 物語の始まりから終わりまで、とにかく暗い、重苦しい。カタルシスのようなものも皆無。
見続けるのがうっとうしく感じることさえありました。それなら途中で見るのをやめちゃえば
いいだけの話なんですが、それでも最後まで目を離せなかったのは、きっと原作者はいうにおよばず
スタッフ、出演者たちの真摯な態度がひしひしと伝わってきたからなんじゃないかと思います。
キャスティングも地味だしストーリーも巷の話題になるような種のものではなく、
ビジネス的には芳しい結果を得られなかった作品だとは思いますが、とても真面目に作られた佳作です。
人は独りではない
 前担任の急病のため、喜里丘中学に赴任した加地耕平(伊藤淳史)は2年3組の担任を受け持つ新任教師。出欠の確認時、1人の生徒だけが教室にいないのに気づく。校庭に独りでいる藍沢明日香(志田未来)を見つけ駆け寄った加地は、逆に質問を受けた。先生、「世界を変えることは出来ますか?」と。
 数日後、藍沢が教室の窓から転落死した。「死ね」と落書きされた教科書が発見され、それまで明日香を疎んじてきた継母であり弁護士でもある積木珠子(菅野美穂)は、行政訴訟を起こし学校側と争うことに。はたして、明日香に対するいじめはあったのか?明日香の死はいじめを苦にした自殺だったのか?行政裁判によって明らかにされてゆく

 学校内のいじめ問題を素材に人道主義、死生観を提唱した作品。いじめ問題対策は転校やコンセンサス方式のクラス討論と職員会議、つまり、学校環境選択の自由裁量制や言葉を磨き鍛え上げ、粘り強く解決策を問い続けることに着地している。とりわけ、本作の白眉は、人は立場や状況によって、自己保存のため、自己充足のために建前と本音を使い分け思考と言動を変奏させながら、いろいろな「顔」で生き抜く、ということだ。この練り上げられた脚本と演出は日常生活に密着したタフでしなやかな生の応援歌である。学園ドラマにありがちな教師の説教や道徳教育と一線を画する。さらに、「友達、先生、家族じゃなく悲しんでくれる人がいるから、死んじゃだめだよ。生きてなきゃだめだよ!」、友達のいじめの身代わりとなった藍沢明日香が友達を励ます言葉は心に焼きつく。だが、悲しむのはいったい誰なのか?これを氷解した最終話は必見だ。誤解を恐れずに言えば、本編ラストで人間の孤独を解き放つ明日香の言葉は自死に抗い力強く生を肯定する普遍的な“わたしたちの教科書”にほかならない。
新鮮なワード
とにかく、菅野美穂がよかった。
ありがちなイメージといえばそうだけど、
きっちり感を出すためにかけたという眼鏡とか、常にスーツな感じとか、よかった。
そしてそのスーツが可愛かった。
学校に到着するたびに移る足元も、文系らしい色気がでてて素敵に見えた。

だけど、私がいちばんこのドラマを評価する点は、セリフ。
弁護士という「難しい言葉」を操る人が、
中学生と話すシーンでは優しい口調になりながらも、その理論性を欠かずに対応するところ。
それが良かった。
いじめられてる子にも、優しい口調でありながらも、感情論ではない、真実味のある?理論的な説得。なぐさめ。励ましをしている。
そのような場面でなされる会話シーンは、一見の価値ありです。

テレビドラマでは珍しく、ヒューマンなドラマだったと思います。