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パフューム スタンダード・エディション |
| ギャガ・コミュニケーションズ2007-09-07 - ギャガ・コミュニケ... 価格 ¥ 2,580 | |
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パフューム スタンダード・エディションギャガ・コミュニケーションズ 価格(new/used): 2,580 円 / 2,090 円 より 発売日: (2007-09-07) アマゾン売上ランキング: 7971 位 DVD / 通常3~4日以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 56件 匂いに満ち満ちた映画 数奇な香水調合師の生涯邦画だったら、母に汚物とともに廃棄されそうになった誕生悲譚、犬並み?の嗅覚という異能など、悲しくも珍奇な宿命を背負って生まれた男の生き様に涙を誘わせたことだろう。 ハリウッド映画なら、「沈黙の羊たち ハンニバル」のように主人公を怪物に仕立て上げ、例えば拉致した美女を煮詰めるなどという驚愕の残忍シーンで目を覆わせたことであろう。 ・・・はて、この映画はフランス映画だったか? すべてが中庸で、涙もなければ、残忍な仕掛けもなく、ひたすら甘美な香りが漂い、しかし、冒頭と終幕はグロと美の対極でバランスをとっている。なんといっても最終シーンの、あっと驚き、かつ華麗な展開に観客もまた刑場に見学に来た市民たちと一体になるだろう。ついに完成した究極の香水の威力が発揮されるのだ! 妻には社会的メッセージがなくてもの足りず、娘にはグロさがなくてもの足りず、しかし、夫にはその華麗なシーンの連続に・・・?、そして珍しい、匂いの充溢したシーンの全幕に満足するのである。 極めつくした香水調合師(パヒューム)の最後の野望として、窮極の香水を調合すべき人倫の道を踏み外すといった通り一遍の物語にはしたくなかったであろう製作者側の気持ちは分からないでもないが、主人公の異能をもっとお披露目してもらいたかったし、もっと刺激的な仕掛けも欲しかったし、涙も欲しかった。その上での終局の華麗さを映えさせてもらいたかった。 究極の香水もなんだか「いってみればフェロモンでしょ?」という技術大国の日本人はあっさりいってしまえるシロモノのようだが、これは映画のせいではないだろう。 自然の純粋な力の前に人間は無力だ 嗅覚が人知を超えて優れている男の数奇な物語。その優れた嗅覚に導かれるようにして、男は香水の世界に身を投じ、最高の香りを求めて研究を重ねる。エジプトの伝説に語られている香水に含まれている最後の成分は何なのか。男は処女の体臭にたどり着く。 映画を通して感じたのは才能という自然の純粋な力の前に人間は無力だということだ。男は意思ではなく、何か他のものに動かされている。終盤、男は愛を支配する力を得た。これは世界を支配することを意味する。しかし、男はそれに無頓着で目的を達成した後は自らを素通りしていく愛に囲まれて死ぬことを選んだ。 才能は男の人生を崩壊させたのでもなく、美しく彩ったのでもない。孤児として奴隷同様の生活を送らざるを得なかった男にはもともと人生という物語を語れるだけの権利を認められていなかったし、才能によって得られた力に対して男は無頓着だからだ。才能は、単にその男の下に偶然訪れ、そしてその男とともに去っていった。 ひとついえることは、男はその才能に対して純粋だったという点だ。もし、男がまともな教育と人並みの幼少時代を送っていたなら才能はここまで開花しなかったかもしれない。あまりにも世間に無知だったから、純粋に神の声に従うことができたのではないか。教育というのはこの自然の純粋な力(暴力)を飼いならし、人々の変化の少ない平和な生活を維持するために機能しているのではないかと考えさせられた。 あんまり嗅ぎたくない感じ絶対音感ならぬ絶対「嗅」感を持った男ジャン=バティストが、究極の香りを求めて殺人を重ねる――そんな物語だから、この作品には映画という視聴覚的な表現で、どれだけ嗅覚を刺激できるのかという難題がつきまとう。そしてそれは、対象を徹底的に醜く、逆に美しく描くだけじゃ成立しない。その対象に登場人物がどうリアクションをとるか、とか、それが取り巻く環境をどう演出するかもとても重要。 それを強く意識した魚市場でのジャン=バティストの誕生シーンは、もう臭そうというレベルを超えて、一刻も早くこの場から立ち去らなきゃ死ぬと思いたくなるほど臭ってる。「おぉ〜やるじゃん、『ラン・ローラ・ラン』とは違うじゃん」とこれでテンション上がって見進めて行くと、主人公がパリを出た辺りから急速にそのテンションが失われていき……。 嗅いだことのない、知覚できないような(服脱ぎたくなるような)香りを嗅いだ気には、結局のところなれなかった。それはなぜか。最初、女の匂いをクンクン嬉しそうに、ありがたそうに嗅いでいたジャン=バティストが、結果出来上がった香水に全く興奮していなかったから。いつの間にか性的興奮や倒錯というより、ストイックな職人になっちゃってて、で、最後はあんなおかしなことになっちゃうし、もうちょい丁寧にできなかったものかと。 自分の中で賛否両論まず一ついえるのは不思議な映画であるということ 全体的に映像もきれいで役者の演技もうまい そして何より不陰気が映画を際立ててる しかし無理があることで作品のリアリティを下げすぎている エンディングがその典型的な例である 笑わせようとしていないコメディのようになってしまっている。 純粋な映画好きにはおすすめしない作品かも 数奇な男の運命は・・・香水は、フランスで悪臭を消すために生まれた・・・というエピソードを体感するような悪臭漂うパリの魚市場。映像で香りを現すなんて不可能だと思っていたが、ねっとりとしたグロテスクな映像は私の頭の中の匂いの記憶を呼び起こして驚いた。 普段、歴史コスチューム系の映画はあまり観ないのだけどこの「香り」というテーマで描かれた不思議な話しにはひきこまれた。 ジャン=バティストという嗅覚にすぐれた男の数奇な運命。 「香り」に支配され、まるで使命のように娘たちを殺し香水を作った彼の人生の終着駅は・・・・・結局哀しい。 哀しくて、汚れた物語だけど、いくつかの美しい芳しいようなシーンが心に残っているのが不思議。(処刑&ラストシーンには目が点!だったけど) |